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劇団四季

『ウィキッド』第1幕 サントラには収録されていないシーンを補完したい!危うい記憶力で綴ります。

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ぶちおです。

約9年ぶりに『ウィキッド』を観劇しました。
いやぁ~久しぶりですが、覚えているシーンも多かった。懐かしかったです。
ここが好きなんじゃ!というシーンも多くあります。
『ウィキッド』CDには未収録部分もありますが、
感激の記憶が褪せないうちに、未収録部分について可能な限り補完していこうと思います。

ブロードウェイ版、劇団四季版のCDをベースに振り返ります。
デジタル配信はブロードウェイ版しかない…
記載しているタイムレコードは、基本ブロードウェイ版CDとなります。
四季版のCDも所持しているのですが、なんせ再生機器がないw

ネタバレを存分に含みますので、了承いただける場合は読み進めてください。
『ウィキッド』を観に行けない!という時の脳内再生のおともになればと思います。
サントラを再生しながら追いかけて頂けると嬉しい!
うろ覚えの部分も多々あるので、そのあたりは寛大に見逃していただけますとありがたい!

それでは第1幕編、まとめていきます。

ミュージカル「ウィキッド」劇団四季版

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第1幕

~目次~

グッド・ニュース

冒頭から30秒くらい、開始と同時にセット上部のドラゴンは荒ぶります。
翼の生えた猿3匹も、舞台を駆け回ります。
下手に垂れているロープも使って猿はワイルドに動き回ります。

35秒あたりで、一度曲は止まり猿たちはキーキー言いながら上手にある歯車をぐるぐる回します。
合わせて地図が描かれている幕が上がっていき、魔女が死んだとご機嫌なオズの群衆が登場。

舞台下手から、シャボン玉を飛ばしながら時計の振り子のような装置に乗ってグリンダが登場します。
悪い魔女はもういない、誰もあいつの為に泣かないと群衆が喜ぶ中、ちょっと含ませた歌詞を歌うグリンダ。
グリンダは魔女が死んだ、とは言いません。

子どもから「どうして悪い人はいるの」と質問を受けて、悪い魔女の生い立ちについてグリンダは語り始めます。
3:35あたりからは、エルファバの生い立ちへ過去を遡ります。

小人の国マンチキンの総督である父親は母親を愛している様子ですが、母親は頬に受けたキスを拭き取る動作をします。
夫が外出すると、早速間男を召喚。
この間男こそ、若かりし頃のオズの魔法使いです。
怪しく緑に光るボトルの飲み物を楽しみながら、不倫タイムを堪能します。

オズの魔法使いは、せりで床下に消えていきます。
母親は、ぷくぅっとお腹が膨れます。エルファバを懐妊!
ベッドに横たわり、出産シーンへ。
誕生の瞬間を楽しみにしている父親たちですが、生まれた瞬間に悲鳴が上がります。
「グリーン!!」
全身緑色の赤ん坊爆誕です。
父親は見るのも嫌がり、触れることもなく、産婆ヤギにエルファバを押しつけます。
この赤ん坊の生々しさ、毎回ちょいキモです。

「こうして悲劇ははじまったの」

シズ大学〔校歌〕

オズ陛下が突然引退することになった為忙しいと言いながら立ち去ろうとするグリンダ。
1人の青年が聞きます。
「グリンダ様!グリンダ様が悪い魔女と友達だったというのは本当ですか」
善い魔女が悪い魔女と友達なんて、本当なら醜聞になります。

グリンダは振り子から下りて、説明をします。
「友達といっても色々あるけれど、私達、シズ大学の同級生だったの」
グリンダが当時のことを思い出すようにするのにあわせて、舞台の上手下手から当時の学生達が登場して次の曲に繋がります。

23秒のあたりで、なんとも言えないいもっぽさが残る服装でエルファバが登場します。
エルファバがどんどん垢抜けていくのも醍醐味です。

学生たちは前を向いて、これからの学校生活を謳歌しようとキラキラしています。
しかし、エルファバの姿を見た途端にみんな顔を背けます。
中には倒れてしまう女生徒も。

1:12あたりで、上手からとてつもない荷物の上に乗ったグリンダが歌いながら登場。
「シズーーーーーーーーーーッ」と最後の音を伸ばしながら、学生達の目はエルファバに注がれます。

「あたしの歯に何かついてます」
「……」
沈黙する生徒に、エルファバは噛みつきます。
トランクをダンッと置いて、
「この際だからハッキリさせておくけど、生まれつき緑色なの」
一緒に入学した妹のネッサを紹介しながら、
「妹のネッサは普通でしょ」と。

姉の粗野な行いをネッサはたしなめます。
姉妹の父親の総督もやってきて、未来の総督であるネッサには宝箱に入った綺麗な靴を贈ります。
そしてエルファバには、迷惑をかけるなと一言。
エルファバも、ネッサのお世話係として自分がいるのは理解していると言います。
父親の露骨な姉妹への愛情の差が出ています。
ネッサに贈られた靴も、キーアイテムです。

モリブル先生が登場、グリンダが早速アピールをします。
魔法の杖のオシャレな持ち方についての論文はどうだったかと。
グリンダらしさが出ていますね。
何より可愛らしさ、見た目の良さに重きを置いています。
モリブル先生は、グリンダに興味なし。

部屋割りの話になり、ちょっとした勘違いでグリンダとエルファバは同室になります。
ネッサはモリブル先生と同室と告げると、エルファバはネッサのお世話は自分がしないと!とパニックになり魔法を皆の前で使ってしまいます。
ネッサの車椅子が勝手に動いて、エルファバの元に戻ります。
その力を見てモリブル先生はど興奮!

魔法使いと私

モリブル先生がエルファバの才能を褒めて、オズの魔法使いにお手紙を書きましょうと。
一握りしかいない、本物の魔法使いですから。
そりゃモリブル先生も教え甲斐があると前のめりです。
もう他の生徒は一切取りませんとまで言わしめます。

しかし、周囲の視線は冷ややかです。
緑色のわけ分からん生徒が、いきなり先生からチヤホヤされたら嫉妬もしましょうぞ。

「夢を見てるの。褒められるなんて。隠し続けた力、才能だって。もしそうなら受け取るわ、贈り物」
初めて才能をわかってくれる人に出会えて、もしかしたら憧れのオズの魔法使いに会えるかもしれないなんて。

2:04あたり、数人の生徒達がエルファバの顔を見て笑いながら走り去っていきます。
でもエルファバは、魔法使いは私の緑色を気にしないと歌います。

最後の盛り上がりのシーン、独特な振り付けです。
「明日に向かい、進んでいくの、遂に実るわ」の部分。
この振り付け、2幕のあるシーンで再度出てくるのですが対比がエグいです。

大嫌い!

上手にエルファバ、下手にグリンダ。
各自、親に向けたお手紙を読み上げます。
学生生活のこと、
どうしても好きになれない、というか大嫌いなルームメイトのことを歌います。
真逆な2人ですからね、そりゃ馬が合うはずもないと。

コミカルな歌の途中で、グリンダにはたくさんの応援部隊が現われます。
みんながグリンダの味方、悪いのはエルファバだと、数の暴力ソングとも言えますw
クラスのアイドルが悩んでいたら、その悩みの元を憎む構図はわかりやすい。

ラストはグリンダを小馬鹿にして、エルファバが意地悪く笑って終了。

言葉奪われる

ディラモンド教授による歴史の授業風景。
論文(テスト)を返却して、ディラモンド教授はコメントします。
「進歩が見られます。中にはまだ見た目にこだわっている生徒もいますが」
そこに素っ頓狂な声をあげるグリンダ。
「え~Aじゃないの~」
他の先生はみんなA評価なのにと不満そうです。

ディラモンド教授が、惜しかったですねと言うと被せるようにエルファバが言います。
「ディラモンド先生は他の先生とは違うの」
その様子を見たグリンダが
「グリーンピースが煮えくりかえってるわ」と揶揄します。
ざわつく教室、ディラモンド教授はヤギらしいフォームで場を鎮めて授業に戻ります。

エルファバの周りには人が近寄らず、ボックがプリントを渡す役目なのですがエルファバのことは一瞥もしないでプリントだけ渡すという。
うん、授業風景も辛いなエルファバ。

黒板をひっくり返すと、【動物はしゃべるな!】と赤字で書かれています。
誰が書いたのか、もちろん名乗り出るものはいません。
ディラモンド教授は、授業をここで中止します。
生徒達をよく見ると、犯人っぽい人を見つけることが出来ます。
10年前、舞台に近い席だった時に、明らかにニヤニヤしている生徒をぶちおは見つけていました!

生徒達が去った後、エルファバだけが教室に残ります。
「友達のところに行きなさい」と言われてもエルファバは「友達はいません。お昼半分こしません?」と提案します。
ランチの包み紙を食べるディラモンド教授、毎回ここで笑いが起きます。
ヤギだもんね!食べるのは紙の方だよねw

ディラモンド教授は、動物たちが言葉を奪われていることについて教えます。
長時間徹底的に痛めつけられたら…言葉を話すことをやめてしまうかもしれない…
騒ぎがあったと聞き、モリブル先生が駆け付けます。
黒板の落書きを隠し、動物たちについてのことも内緒にとディラモンド教授はエルファバに目配せします。
2人だけの秘密にするように…

人生を踊り明かせ

学校の外、ディラモンド教授の授業からも追い出され、各自自習的な空気が漂う中
フィエロを乗せた可愛い自転車がエルファバを轢きかけます。
爆ギレするエルファバ。
寝ているフィエロの耳元にバンっと教科書を叩きつけて起こします。
「アナタの車に轢かれかけたのに、寝てるの?!」
「緑は進めだろ」
最悪な出会いすぎるw

逃げてくるグリンダと、追いかけるボック。
ボックは小人だけど、グリンダを思う気持ちは本物やで!
グリンダはフィエロを見つけて、即骨抜きです。

フィエロはみんなを堕落させるのが自分の使命だと言い、周囲に頭空っぽにようぜと歌います。
あれこれ考えて詰め込むなんてバカ。
踊り明かそうぜ!
この時のフィエロのダンス、特徴的なポージングがあります。
彼の未来を暗示です…

グリンダとフィエロはスターダストダンスホールで今夜パーティーだと!
周囲も賛同、みんなでわいわい歌い踊ります。

ボックはグリンダを誘いますが、グリンダはネッサを見やって可哀想だと言います。
いつも1人、彼女を誘ってあげる人もいてほしいわ。
その言葉の意図を汲んで、ボックはネッサをダンスに誘います。
グリンダへのポイント稼ぎっちゃポイント稼ぎですが、一途ゆえ。
ここでボックの事をビックと呼んでいるグリンダもポイントです。

ネッサがエルファバの元に。
エルファバは、金持ちのボンボン(フィエロ)が来たくらいで皆騒ぎすぎだとイライラします。
ネッサはボックにダンスに誘われた、とても嬉しいと話します。
グリンダの手助けでボックが誘ってくれた。グリンダにお礼言いたい。
エルファバはグリンダにいい感情を持っていませんでしたが、ネッサが嬉しそうにしているのを見て見方が少し変わります。
姉妹愛はあるのですよ。

グリンダはバッチリ衣装を決めて友人と夜のダンスパーティーに向けて準備を進めます。
友人が開けた箱の中には真っ黒なトンガリ帽子が。
グリンダの祖母からのプレゼントですが、
こんなにダサいの被らないし、あげたいと思う程嫌いな人もいないしとグリンダが言うと、
友人達はにやっと顔を見合わせて、
「いるじゃない!」
「本気?」とやりとりしていると、エルファバがやってきます。

エルファバはネッサが喜んでいたことへの感謝を伝えに来たのですが、グリンダは意地悪で真っ黒なトンガリ帽子をエルファバにプレゼントします。
「あなたに似合うの、黒は。流行よ」
エルファバは帽子を受け取ります。

ダンスホールでは、みんなが楽しく踊っています。
グリンダはフィエロ一直線。いちゃいちゃ。
ボックは辛そうにその様子を見て、ネッサに何か伝えようとするとネッサの方から
「(私を誘った理由は)憐れみからね。それでもいいわ、嬉しいの」
その言葉を聞いてボックは「違う、君は素敵な人!踊ろう!!」
これがまた悲劇の種に…

ダンスホールにモリブル先生がやってきて、魔法のステッキをグリンダに渡します。
モリブル先生の魔法の授業をグリンダに受けさせて欲しいと、エルファバが頼みにきた。
そうしてくれないなら、自分が辞めるとまで言ったと。
モリブル先生的には、エルファバに辞めてもらいたくないので、グリンダにステッキを渡しに来たと。

しかし、辛辣な一言も。
「あなたはやっていけないわ。間違いなく」
モリブル先生はそう言い残すと、ダンスホールを後にします。
思った通りに進んでいる、と言いながらもグリンダには若干の申し訳なさが生まれます。

エルファバがグリンダからもらった黒いトンガリ帽子をかぶってダンスホールに来ます。
ホールで踊っていた人達はその姿を見て爆笑。
エルファバの珍妙な踊りを見て、また笑います。

その様子を見てフィエロは、「彼女は人にどう見られているのか気にしないんだな」
グリンダは魔法のステッキを握りしめながら、「いいえ、誰よりも気にしているわ」
自分がエルファバにやってきた意地悪、エルファバは自分にいいことをしてくれたのに。
この時のグリンダ、胸詰まってるだろうなと。

グリンダはステッキをフィエロに託すと、エルファバの踊りを真似します。
その様子を面白く思わない友人もいますが、気がつけば皆で踊ってわいわい!

やっとエルファバとグリンダの壁がなくなる瞬間です。

ポピュラー

パーティー後、部屋でくつろぐグリンダとエルファバ。
グリンダはこの時から、エルファバをエルフィーと呼ぶ宣言をします。
今まで一度もパーティーに行ったことがなかったというエルファバに驚きます。
「お葬式はパーティーとは言わないでしょ」のエルファバの一言。

お互い秘密のいいっこをしようとグリンダが提案、そしてまずはグリンダからの暴露です。
「私、フィエロと結婚するの」
「もう彼からプロポーズされたの」
「いいえ、彼もまだ知らない話」
オチまでのスピードが爆速で、グリンダらしい秘密です。
もうフィエロしか勝たん状態。

エルファバの秘密、枕の下に隠している緑色のボトルについて語られます。
そのボトルはお母様の形見だと。お父様は自分のことを嫌っている。
その理由がエルファバの秘密。

ネッサがお腹に出来た時、父親は心配した。
もしかしたら今度生まれてくる子どもも緑、かもしれない。
朝も昼もおしろい草を食べさせたせいで、ネッサは早くに生まれ過ぎてしまった。
小さい足がこんがらがったままで。
そして母親は二度と目を覚まさなかった。

自分が緑じゃなければ、2人ともこんな目には合わなかったというエルファバの肩をグリンダは抱きます。
「それはおしろい草のせいであって、あなたのせいではない。
この話、あなたにとっては秘密だけど真実ではないわね」

この曲は、エルファバのプロデュースに奮闘するグリンダの歌です。
メガネを外してみたり、口紅を塗って、お下げをほどいて、自分の髪飾りをつけてあげたり。
ピンクの髪飾りをエルファバにつけて、
「グリーンにピンクはよく映えるのね」
エルファバも雰囲気が変わった自分を鏡で見て、驚きます。
逃げるように部屋を出て行くエルファバ。
「お礼はいいのよ~」

鏡に映る自分ににっこりと挨拶をするのも忘れないグリンダ。
グリンダは自他ともに認める善い人だから。
才能がいくらあっても、見た目が全然ダメなら意味ないというのも嘘ではないw

場面は教室に変わります。
グリンダに教えてもらったきらきら~きらきら~をやっていると、フィエロに見つかります。
「グリンダみたいだなーって思って。君は君のままでいいのに」
ナチュラルフィエロに惚れてまうやろ案件です。

ディラモンド教授がカバンを持って、教卓の前に。
「君たちはまだ本当のことを知らない」と残して、連行されてしまいます。

代わりにやってきた男は、小さい檻にライオンの子どもを入れて生徒に教えます。
檻に入れておけば、動物は話すことをしなくなる。
怯えて暴れるライオンに、大人しくさせる注射を打とうとした瞬間、エルファバの魔法が発動します。

全員、魔法によって体の自由が動かない中、フィエロは動けるし話せる。
ライオンを救い出して、安全な場所へ逃すためエルファバとフィエロは教室を飛び出します。

私じゃない

何もしない選択も出来たのに、フィエロはライオンを助けてくれた。
エルファバのフィエロへの仄かな恋心、でも彼が見つめているのはグリンダ…

この曲の時、後ろに咲いている花はハイビスカスに見える…花に詳しくないので自信0ですが。
ハイビスカスの花言葉は、「新しい恋」「あなたを信じます」「繊細な美しさ」「信頼」「勇気ある行動」
ぴったりやないか!

曲の途中で雨が降ってきます。
グリンダとフィエロは揃って橋を渡っていきます。
隠れるエルファバ、切ない。

モリブル先生が傘を差してやってきます。
ディラモンド教授のことは残念だったけど、オズの魔法使いがエルファバに会ってくれると!
閉ざされる扉もあれば、開かれる扉もあるのだと。
落ち込みまくっていたエルファバに、とても嬉しいニュースです。

ついでに、モリブル先生は雨をとめる魔法を披露してくれます。
モリブル先生の十八番は、お天気の魔法。

エルファバがオズの魔法使いに会いに行くため、見送りに来たグリンダ達。
グリンダがボックをビックと呼び続けたことで、ボックの堪忍袋の緒が切れます。
もう我慢できない!と走り去るボック、追いかけるネッサ。
ネッサを不安に思うエルファバ。
ネッサを置いていくのは心苦しいけれど、ネッサも1人で生きていけるようにならないといけないとグリンダは諭します。

フィエロの様子が最近おかしいとグリンダは愚痴ります。
考え事をすることが多くなったと。
ライオンの一件があったあの日から。

グリンダとフィエロはお似合いだし上手くいくと慰めるエルファバ。
遅れてやってきたフィエロの様子はやっぱりおかしく、グリンダを置いて去ってしまいます。
またも落ち込むグリンダを見て、エルファバが提案します。

エメラルドシティー

一緒に行きましょう、エメラルドシティに。
ゆ、こ、う、エメラルドシティ~♪
緑に包まれた街をエルファバとグリンダが堪能します。
見たことのないものばかり、すべてが緑色!

それもそのはず。
街では緑のサングラスを皆かけているのですから…
でも、エルファバは感無量!
自分のことを緑だと言って、指差す人がいない。
この瞬間を覚えていたいの。
く…

ついに、オズの魔法使いと謁見する時がきます。

センチメンタルマン

大きな頭部が王座に鎮座、おどろおどろしい声で語りかけてきます。
王座の後ろからひょこっと出てきたのがオズの魔法使い。
パパになるのが、オズの魔法使いの夢。

オズの魔法使いの新しい報道官として現われたのは、モリブル先生。
モリブル先生、大出世してオズの魔法使いの参謀ポジションにつきます。

オズの魔法使いは、まずはエルファバの力を見たいと。
実力を見せるのは大事ですからね、本当に魔法が使えるのか確認するのは大事!
猿のチステリーは空をよく見ている。空を飛べるようにしてあげたいと思っている。

モリブル先生は魔法のレシピ本、グリモワールをエルファバに渡します。
この本の中に、チステリーの願いを叶えることが出来る魔法がある。
しかしモリブル先生の実力でも、読めるのはほんの一部。
読めないのが普通ですが、エルファバはすぐに読めちゃいます。

エルファバが呪文を唱えると、チステリーの背中から翼が生えます。
コウモリのような、翼が服を突き破ってばさっ!!
このシーン、コワイっちゃコワイ。
チステリーが痛がって絶叫するんです、エルファバも苦しんでいるチステリーの様子に困惑します。

オズの魔法使いがレバーを引くと、後ろの檻に入れられた大量の猿。
猿には先ほどの魔法で翼が生えている。
オズの魔法使いとモリブル先生は、エルファバの力に喜びます。

檻を現している格子ですが、『オペラ座の怪人』のオマージュです。
怪人の隠れ家にある格子によく似ています。

翼の生えた空飛ぶ猿はスパイにもってこいだと口をすべらせるモリブル先生。
それだと聞こえが悪い、パトロール隊はどうだろうと言い直すオズの魔法使い。
エルファバは気付きます。

オズの魔法使いは、魔法を使えない。
この本も読めないんだ。
動物たちを檻に閉じ込めて、言葉を奪っていたのもオズの魔法使いの仕業なんだと。
エルファバはグリモワールを持って、逃げ出します。
グリンダは、エルファバを連れ戻すと言って後を追います。

部屋に残されたオズの魔法使いとモリブル先生は、護衛隊を使ってエルファバを追い詰めます。
エルファバは知りすぎた。捕らえなくてならない。

自由を求めて

行き止まりの小部屋に入ったエルファバとグリンダ。
ほうきを扉のつっかえ棒にして、これからどう切り抜けるのか言い合いします。

グリンダは、謝っちゃえばいい。今ならまだ許してもらえる。
エルファバは絶対に屈しないと真っ向から対立します。
1幕ラストの名曲です。

2004年、トニー賞の動画もいまでも見ちゃう。
『アナと雪の女王』のエルサ役、イディナの歌声あってのエルファバ。

https://youtu.be/O5V9KwppMfs?si=KgDgE0HQaRRI6P-M

エルファバは魔法を使って空飛ぶほうきを手にします。
グリモワールを使いこなしている!

モリブル先生が、オズの人々に向かって周知します。
みんなの敵、恐ろしく邪悪な存在が現われました。
緑色の肌は、ねじれた本性を現している。
ウィキッド。
この宣言の時のモリブル先生、スポットライトが下から当たっているのですが、怖さ100倍増しです。
本当に邪悪な存在はどっちなんだい?!

一緒に脅威に立ち向かおうと説得しますが、グリンダはエルファバの手を離します。
震えているエルファバに、黒いマントを羽織らせてあげます。
黒いトンガリ帽子、黒いマント、空飛ぶほうき、魔女の誕生です。

お互いに譲れない信念を尊重して、2人は別れることを決断します。
ぶち破られる扉、護衛兵に羽交い締めにされるグリンダ、吠えるエルファバ。

「大空高く舞い上がるのよ。飛んでいくのよ、どこどこまでも、そう!これはチャンスよ」
高く飛ぶ力強く歌うエルファバに鳥肌でしょう!
エルファバ、国家に喧嘩を売るわけです。
憧れていたオズの魔法使いに失望し、初めて出来た親友とも別れ、自分の信じる道をひた進みます。

オズの人々は、エルファバを悪い魔女として恐怖し嫌悪します。
眩しい光がはじけて1幕終了です。

ウィキッド

次回、2幕に続きます。
2023/11/22 正午より公開予定!

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