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ぶちおの本棚

『小鳥を愛した容疑者 警視庁いきもの係』残されたいきもの達から手がかりを掴め!

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ぶちおです。

今回は『小鳥を愛した容疑者 警視庁いきもの係』をご紹介しようと思います。
読了したあとになって、こちらを原作としたドラマをかつて見ていたことに気付きました。
小説の表紙には『小鳥を愛した容疑者』しかなくて、警視庁いきもの係と繋がらないままでしたw
設定とか既視感があったのですが、記憶は曖昧模糊ちゃんです。

愛鳥家であるぶちおとしては、黙って通り過ぎることが出来なかったミステリです。

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こんな人にオススメ

☆動物全般が好き
☆短編のミステリを読みたい
☆不器用おじさんを応援したい
☆動物豆知識を学びたい

書籍概要

◆作品名  小鳥を愛した容疑者 警視庁いきもの係
◆著者   大倉崇裕
◆出版社  講談社

銃撃を受けて負傷した警視庁捜査一課の鬼警部補・須藤友三は、リハビリも兼ねて、容疑者のペットを保護する警視庁総務部総務課“動植物管理係”に配属された。そして、そこでコンビを組むことになったのが、新米巡査の薄圭子。人間よりも動物を愛する薄巡査が、現場に残されたペットから名推理を披露。難事件を解決する!

Amazon『小鳥を愛した容疑者 警視庁いきもの係』作品内容より

ぶちおの読書感想文

『小鳥を愛した容疑者 警視庁いきもの係』
タイトルと表紙で購入を決めました。
愛鳥家ですもの。
そしてミステリも好きであれば、ゲットするまでに時間はかかりませんでした。
ぶちおも小鳥を愛しているので、容疑者の愛鳥レベルをはかるつもりで読み始めました。

冒頭でもふれましたが、2017年に連続ドラマ化している『警視庁いきもの係』の原作シリーズ1作目にあたります。
※HPはこちら
テキストよりも動画が好き☆という方は見逃し配信等でご堪能くださいませ。
原作とは若干キャラクターの年齢や肩書きはかわっています。

本作では4つの事件が収録されています。
どれもさくさくっと楽しめちゃうので、ミステリ初心者にもおすすめです。

事件が起きた時、容疑者や被害者は家を空けざるを得ない状況になることがあります。
容疑者は逃亡なり、連行された場合は家には帰られません。
被害者もケガをして入院、最悪命を落とした時は家には帰られません。
そんな時、ペットを飼っていたらどうなるのでしょう。
餌も掃除もしてくれる人がいなくなって、ペット達はただ死を待つだけ…
そんなのって酷いぞ!
ということで、警視庁に新設されたいきもの係は、事件関係者のペットのお世話をすることになりました。

いきもの係はたったの2名。
捜査一課でばりばり活躍していたけれど、ケガを機に閑職に回された須藤。
おじさんデカです。
動物に関してはちょっと弱腰気味で、捜査一課への復帰を希望しています。

もう1人は、いきもの係新設にあわせて雇用された動物のスペシャリストの薄。
20代、国語力がちょっと弱いですが動物愛に溢れる女性です。
動物たちの些細な様子から推理して、真犯人を見つけ出してしまうという特技を持っています。

この2人が、あらゆる事件関係者のペット達のお世話をします。
ジュウシマツ、蛇、亀、フクロウなどが登場します。
エキゾチックアニマル寄りですね。

動物好きであれば、お馴染みの豆知識も続々です。
ペットを飼うにあたっての注意点を学べるといってもいいでしょう!
室温や湿度設定、飼育場所の備品や設定も詳細にあります。
蛇やフクロウの餌といえば…
どうやって食べさせるのか、ご存じでしょうか?
レンチン、解凍、湯煎…ぞわっとしますが、ペットと生きるために乗り越えるハードルがあります。
ぶちおはこのあたりが無理なので、猛禽には手を出せません…

須藤は最初は動物ファーストの精神が薄いですが、事件を重ねるにつれて動物愛が目覚めていきます。
言葉を話さない動物たちを助ける姿にほっこりしちゃう。
動物の習性を使って悪事を犯すものもいれば、動物に証拠を握られちゃっててんやわんやもします。
動物の習性って面白いな~と思いながら読みました。

もしかしたら、我が家の愛鳥たちも事件を暴くアニマルになる可能性もあるかもしれませんw
動物パワーを侮ってはいけません。

『警視庁いきもの係』シリーズ作品

2023年4月時点で配信中の続シリーズをまとめました。
動物好きなら全作読破に挑戦してみてはいかがでしょう。

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『蜂に魅かれた容疑者 警視庁いきもの係』
蜂といえば、たまにテレビでやっている駆除シリーズを見ちゃいます。
女王蜂がいないと、ハニカム構造をキープできないそうです。
女王蜂、意外と仕事してるんだなぁ~

ペンギンを愛した容疑者 警視庁いきもの係 (講談社文庫)

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『ペンギンを愛した容疑者 警視庁いきもの係』
飛べない鳥類、ペンギンの魅力は語り尽くせません。
とくに、雛の時に親鳥のおまたの間でくつろいでいる姿はキュン死しなかったことがないです。
ぶちお母はペンギンのお散歩が世界で一番好きな行事らしいです。

クジャクを愛した容疑者 警視庁いきもの係 (講談社文庫)

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『クジャクを愛した容疑者 警視庁いきもの係』
生のクジャク、想像の2倍くらいでかいです。
羽根が開いた時の大きさは感動ものです。気品が迸ってるバードです。
クジャクは英語でピーコック。言いたくなるワードです。

ゾウに魅かれた容疑者 警視庁いきもの係

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『ゾウに魅かれた容疑者 警視庁いきもの係』
諸説ありますが、ゾウはお葬式をする動物ときいて感動しました。
亡くなった仲間の亡骸をみんなで囲んで、弔うそうです。
真偽はわかりませんが、ゾウくらい賢かったらお葬式も本当にしていると思っています。

アロワナを愛した容疑者 警視庁いきもの係 (講談社文庫)

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『アロワナを愛した容疑者 警視庁いきもの係』
高級魚のアロワナ、人生勝ち組の象徴というイメージがあります。
または、どうぶつの森で釣り上げるイメージです。
水槽の中も、こだわりはじめたら止まらないですよね~

まとめ

『小鳥を愛した容疑者 警視庁いきもの係』
思い返せば、ぶちおの大好きドラマ『相棒』でもペットを手がかりとして事件を解決したおはなしもいくつかあります。
言葉は話せなくても、事件の目撃者と言えるでしょう。
つぶさに観察すれば、事件解決の糸口が見つかるかもしれない!

アニマル好きにおすすめです。

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