ぶちおです。
今回は『マーダーホテル』をご紹介しようと思います。
金を持て余したヤバイ客たち、おもてなしするのはヤバイスタッフ一同。
一触即発のタマの取り合いまで。
妹のために、ホテルに隠されている莫大なマネーを奪えるか。
そして生きて脱出できるか。
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こんな人にオススメ
☆致死率高めでもいける
☆ホテルのおもてなしの極地を見たい
☆仲間なんていらないぜ
☆善人不在でも挫けない
書籍概要
◆作品名 マーダーホテル
◆著者 民谷剛
◆出版社 日本文芸社
宿泊客に提供されるのは、
何をしても構わない「客室」と、
何をしても構わない「生贄」。
そんな地獄の底の舞台へ、妹の治療費を稼ぐために堕ちてきた、一人の男。
しかし、彼が引き起こした一つの「過ち」により、
その運命は、大きく大きく狂い出す――。
極限の下剋上サバイバル×リベンジクライム、ここに開幕!!
ぶちおの読書感想文
『マーダーホテル』
所在地不明のホテルにやってくるのは、VIPな人達ばかり。
成功者達が面倒くさい移動手段を甘んじて受け入れてまで行きたがるホテル。
ホテルはもはや治外法権状態。
客室では何をしてもOK!
というか、そのタイトルの通りやることは殺人…
人を殺めるために、そのホテルは存在している。
お金がありすぎて、どこかネジがとんじゃったのでしょう。
普通に人を痛めつけるだけでは飽き足らない、イッちゃってる宿泊客。
表の世界では政治を動かしているけど、裏では国民を下に見て説教三昧。
パワーストーンの力に魅了されて、眼窩に宝石をぶちこんだワガママボディのマダム。
蛇の毒で人が壊れるのがたまらなく好きなペット系の会社経営者などなど。
もはや、そんな状態では表の世界でも問題になりそうな人達ばかり。
大概のことが出来る程の地位になると、人の欲求は禁忌な行動に向かうのじゃろうか。
客室とか、もう鉄臭くてしょうがないだろうと思っちゃったw
ゆったり出来るんかな、そんな部屋でw
イカれた客をおもてなすスタッフ達も、普通の人ではない。
諸事情により、無戸籍になってしまった者達が働いています。
最初から無戸籍ではなく、戸籍を奪われてしまったと。
事情は様々ですが、戸籍が無いと表の世界では生きていけないですから。
あんまり実感したことはないですが、仕事も出来ないし衣食住も困るでしょう。
生きていくには超重要な戸籍。
だからこそ、高く売れる…
主人公の深海泳がホテルで働くことになって二週間。
まだまだ新人なので、このヤバイホテルでの処世術も身につけられていません。
泳は妹の治療のために莫大なお金が必要。
仕事中のミスで、うっかり客をやっつけちゃって。
もう引くことは出来ない!
客をやっちゃったら、ホテルの規律によって泳は消されちゃうもの。
そうなったら妹は治療もできずに死んでしまう。
こうなったら、ホテルに隠されていると噂の莫大なマネーを奪って脱出すればいいんじゃね?!
客もヤバイし、スタッフも食わせ者だらけ。
泳に選択の余地はなく、がむしゃらに金の在処を探ることに。
もちろん横槍は入るし、ホテルのイカれたイベントの餌食になるし。
たくさんのキャラが出てきますが、退場も早いw
もうこいつもきっと次ページには死んでるんじゃないか、と段々勘ぐるようになりました。
仲間になろうぜ!という空気でもないので、いっそ気持ちいいですが。
裏切り前提だから、そんな奴がどうなろうと心は揺るがない。
あれ、なんかメンタル強くなれたかもしれん!
人に期待するとガッカリする。
最初からカウントしなければ、どうなろうとダメージにならないじゃない。
泳も知らないうちに、厚顔無恥ボーイとして覚醒していますから。
妹のために、という動機はいいのですが、何せ遠慮がないw
やらなきゃやられる、と分かったら躊躇しません。
なかなか出来ないよ、その割り切り方。
あんなホテルにいたら、そうなるか…
ホテル内のカーストもあるし、スタッフ達を管理するための仕組みもある。
ちょっとでもホテル経営に響くようなことをしたら、死。
私語をしても、クレームもらっちゃっても。
副支配人が踊りながら粛清ぶっこんできます。
この副支配人、ダメなおやぢ過ぎてとてもいいです。
なんというか、詰めが甘い。
能力はないのに、下克上しようと企んでいる。
他責思考で残虐なはずなのに、なぜかお茶目に見える。
なんでだろうw
妖精のようなおやぢ、それが副支配人。
マーダーもあるなら、人身売買やら処刑もある。
客だって安全とは限らない。
統制が崩れてしまったホテルは、どうなるのか。
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