ぶちおです。
今回は『みんななにかに縋りたい』をご紹介しようと思います。
前作『どうせそろそろ死ぬんだし』のあの人が再登場。
孤島でゆったりとカウンセリングをするはずが、初日の深夜から事件が起きてしまう。
何かに依存して生きている。
行き過ぎてはいけないだけ。
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こんな人にオススメ
☆依存、とはどういうものか気になる
☆犯人の真意を見抜きたい
☆派手めな現場の方がいい
☆前作を読了済
書籍概要
◆作品名 みんななにかに縋りたい
◆著者 香坂鮪
◆出版社 宝島社
孤島の別荘で行われる依存症回復プログラムに、料理人として同行することになった桜子。
恋愛依存、ゲーム依存など、様々な依存症を抱える人々が集う。
しかし1日目の深夜、参加者の一人が不審死を遂げる。
刃物らしきもので首を切られた様子で、現場は密室。
別荘内にある刃物は、桜子が厳重に管理している包丁とナイフのみ。
桜子が参加者から犯人と疑われるなか、さらなる事件が起き――。
第23回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作家最新作。
ぶちおの読書感想文
『みんななにかに縋りたい』
前作でもみんなの胃袋を満たしてくれた桜子が、今作でも登場!
もちろん料理人として、腕をふるってくれます。
今作のお料理描写、胃袋を刺激されました。
事件が起こっているので食欲減退が否めないですが、そんな時だからこそ食べなきゃいかん。
前回の事件の後、桜子がどう感じるようになったのか。
あの事件もかなり後味がね、苦めだったので。
さて、前作は余命宣告をされた人達の集いでした。
今作は何かしらの依存症を抱えた人達が集まります。
依存にも色々ありますよね~
どこからを依存というのか。
自分で制御できるうちは依存とはいわないのかな。
でも知らぬうちにどっぷり依存していることもありそう。
他人に迷惑をかけるようになったら、依存といってよいでしょう。
作中に出てくるのはゲーム依存、ギャンブル依存、恋愛依存、甘いもの依存、自傷依存などなど。
依存するものは物質だったり、それを楽しむ過程であったり。
ゲームにどっぷり浸って社会から断絶されちゃったり。
お金が出来たらすぐにギャンブルにつぎ込んじゃったり。
そのままの状態では、社会でやっていけない。
治療が必要です。
自分のことを認識して、どうしていくか。
専門医のもとで、徐々に回復していく。
今回はその治療プログラムを孤島で合宿してやってみようと。
うん、前回のこともあるし事件起きそうじゃ。
と思っていたら、やっぱり起きちゃう。
しかも、現場は密室状態、さらには火が点けられている。
遺体には直接の死因とは関係のない傷があり、手間をかけて犯人が装飾をしている節がある。
事件の発覚は深夜ですが、割とスムーズに第1発見者が現場に駆け付けています。
どうやら犯人によって、第1発見者は現場に導かれていたようなのですが。
何のために。
犯行なんて見つからなければ見つからない方がいいですから。
陸の孤島での事件なんて、まともな現場保存も出来ないし犯人にとっては有利なことも多いはず。
それなのにわざわざ人に発見させる。
これは匂う!
この意図が分かれば、犯人に直結できちゃいます。
もちろんぶちおは、探偵の謎解きになるまでこの意図について分からずw
依存症についてもちょこっと詳しくなれます。
桜子の従兄弟の神栖は精神科医なので、色々と教えてくれるので。
本人が自堕落だから依存症になる、というのは勘違いらしく。
脳が異常な経路で興奮を感じるようになることで、依存症状が出てくるとか。
いわゆる、脳汁ということでしょうか。
おもろいゲームにドはまりしたとか、ギャンブルで一発当てたとか。
その時の脳汁の刺激にハマって、またあの脳汁を出したいんやとなって深みにはまっていく…というような感じでぶちおは受け取りました。
わかっちゃいるけど、やめられない。
そういうものは誰しも持っていますし、それが人生の楽しみでもある。
依存症には誰でもなりえるし、いつ依存症になってしまうかも紙一重。
ぶちおはカフェオレ依存症かな~
1日1杯は飲まないと何か締まらないといいますか。
常に冷蔵庫にないと落ち着かない。
ぶちおにとってのガソリンがカフェオレ。
でも、無いと無いでまぁ我慢できなくもないから依存症とまでは言えないのか…
もしくは愛鳥依存症。
愛鳥がいないと生きていけない。
愛鳥ファースト。
む~ん、自分が縋っていると言えるものを認識するのむずい。
作中の依存症の人々も、自分のことを振り返り、これからどうしたいのかを模索していきます。
終わりがハッキリ見えない治療だからこそ、折れかけてしまう。
そういう時のサポートをするのが専門科達。
この合宿プログラムでも、十分にサポートするはずだった…
わざわざこの合宿中に事件を起こすんだから、突発的なものではない。
犯人は周到に計画を立てていたはず。
今回は職業が探偵の人はいない。
桜子は一番容疑者に近い存在と疑われて、身の潔白を証明するために事件について思案します。
そう、桜子が探偵ポジへ!
料理人と探偵役、二足のわらじでいけるのか!?
犯人も大胆すぎる方法をチョイスしたな~
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