ぶちおの本棚

『無惨百物語 ておくれ』気付いた時にはもう遅い。立ち止まってはいけない。

ぶちおです。

今回は『無惨百物語 ておくれ』をご紹介しようと思います。
無惨百物語シリーズの4作目。
気付かなければよかったのに、どうして気付いてしまうのか。

独立している話のようで、どこか底で繋がっているような…

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こんな人にオススメ

☆短めの話をたくさん読みたい
☆セルフ百物語をやってみたい
☆日常にある不可思議に気付きたい
☆ゾクッとする日もあったっていい

書籍概要

◆作品名 無惨百物語 ておくれ
◆著者  黒木 あるじ
◆出版社 KADOKAWA

火葬場の煙で遊ぶ息子。特種清掃員の自宅を訪れた老人の霊。最終のバスに現れる和服姿の女……。日常に紛れ込んだ些細な怪異の断片はやがて凝り固まり、「ておくれ」になる。厳選した百話の忌まわしき体験談を収録!

ぶちおの読書感想文

『無惨百物語 ておくれ』
日常の気付き、大切にしてますか?!
ぶちおは名探偵になりたいので、なるだけ「なぜ?」と思うようにしてはいますが、ルーチンの中だとやっぱり見落としてしまうもの。

ぶちおは謎解きやマダミスをしている時は、すべてを疑っていますが、日頃の行いとなるとなかなか。
まぁ、日常からなんでも疑っていたら暮らせないですから。
とはいえ、気付きは大切。
本能的に気付かされてしまう異変には、とくに。

その異変を追いすぎるのは怖いけど、誰かに話すことで気持ちが軽くなる。
作中に出てくる、体験を提供した人達も同じような気持ちだったのかな…

百話の物語は、掲載の順番にも意味がある。
バラバラな話にも、少しの共通項がある。

子ども視点から、大人の視点へ。
物であったり、場所であったり。

子どもにだけ見える何か。
今だとイマジナリーフレンドも認知されてきていますが、そういうものではなく、ホンモノが紛れている可能性も。
子ども特有の残酷さも一過性のものであればいいですが、何かの暗示の可能性も。

子どもの場合、自分の言葉で伝えるというのが難しいので、聞き役の大人がいいように解釈をしてしまいます。
子どもが不思議な絵を描いていて、何を描いているか聞いたとします。
その答えが聞いたこともない単語だった時、深掘りしますか。
多くの人は、「そうなんだ~」で終わらせてしまうかと思います。
でも子どもは本当にそのモノをそのまま描いているし、解答にも虚飾はない。
ということは…
解説不能な何かがいるということにならないでしょうか。

子どもがアリを踏み潰すこともあること。
でも、そのアリにある一定の法則で名前をつけているとしたら、普通とはいえない…

無邪気ゆえ、ですませていいものか。

ちょっとした悪癖から、怪異を招いてしまうことも。
風呂の中で粗相をする男性。
ダメなこととわかっているけれど、まぁいいかと思ってやめられない。
行儀が悪い、ですめばいいですがヤバイことを招くきっかけに…

自分の癖でも、他人に迷惑かけてなければいいじゃないと思うものはありますから。
むしろ人目が無いからこそ、大胆になることも。

ぶちおは歯磨きをした後に、あれこれ飲み食いすることがありました。
歯磨きした後だからこそ、何か飲み食いしたくなるという習性がw
多分、やっちゃダメと言われると逆にやりたくなる心理も働いていたと思います。
歯磨きを寝る直前にすればいいのに、それだと面倒くさい。
ので、お風呂に入ったついでに磨くようになりました。

結果、お風呂あがりにあれこれやって寝る前につまみたくなる時間が出来たと。
そして起こった恐ろしいことは…
歯石ができやすくなったと!
そして歯医者でめっちゃ指導されて耳が痛くなったと!
これは本編とはまったく別種の恐怖ではありますが、恐怖には違いない!
やってはいけないことをやった結末は、怪異を呼んだり、もしくは健康を害するということもある。

本編ではもちろん、ぶちおの与太話的なものは無いのでご安心を。
普通の暮らしの中で、見てしまった異質な光景。
いつもは普通なのに、あることには異様な執着を見せる人や、意味深な発言をする人。

ひととき立ち止まれば、点在していた怪異が頭から離れなくなる。

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