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ぶちおの本棚

『拝む女』恐怖と垣間見える妖艶さ、その調合が最高。2度読み必須の名作揃いです。

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ぶちおです。

今回は『拝む女』をご紹介しようと思います。
ぶちおがリアル書店員だった頃、通称壁棚と呼ばれるサブカルっぽいコーナーがありまして。
担当者もなかなかエッジの効いた人でw
やってくる営業さんもエッジが効いていました。

当時はまだ若かったのか経験値がなかったのか、あの棚の良さがよくわからなかった…
でも、常時置かれていた作家さん達の作品は気になり続けていた…
ということで、電子書籍でゲット!

やっぱり深い深い魅力がつまっておりました。

拝む女 (角川書店単行本)

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こんな人にオススメ

☆怖い話が好き
☆ちょっとしたエロスも欲しい
☆世界観を楽しみたい
☆九鬼姉弟から目が離せない

書籍概要

◆作品名  拝む女
◆著者   高橋 葉介
◆出版社  KADOKAWA

15年間の連載を一挙収録した、猟奇的でハレンチな幻想怪奇マンガ30篇。
コミックス『ヘビ女はじめました』に11篇を追加掲載した決定版としてここに登場。

Amazon『拝む女』作品内容より

ぶちおの読書感想文

『拝む女』
高橋葉介先生は、先にお話した壁棚で作品をまとめて陳列していました。
『無限紳士』がロングロングセラーで、常に面だしか平積みか。
その表紙の風合いから、気になっていました。

夢幻紳士 夢幻童話篇

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今は電子版も配信されていますが、当時はまだまだ紙全盛ですし、ぶちおも電子デビューしておらず。
A5版の高橋作品を、指をくわえて見る日々です。
そう、お金のない若い書店員にはなかなか手が出なかった!

壁棚と読んでいた棚に置かれているのは、基本値段が高い。
1冊で新書コミック3冊くらい買えるんですもの。
もちろんカラーだったり、判型が大きかったり、装丁がこだわっていたりで高値でも納得ではあるのですが。
しかし、質より量を欲するのが若き欲望というものですw

そんなこんなで、店頭書店員時代は眺めるだけで終わってしまいましたが、やっぱり読みたい!
電子もだいぶメジャーになったし、きっとあの作品に出会えるはず。
まず何から読もうかと。
『無限紳士』は人気シリーズですが、全部電子になってるかな?と不安になったり。
よし、まずは単巻でいこう!と選んだのが『拝む女』でした。

数ページの短編がぎっちり収録されています。
予備知識無くても、楽しい。
ちょうどよい怖さ、いきすぎてないエロス。
ロイズのチョコチップスのように、しょっぱさと甘さが絶妙でやめられない止められない。

台詞なしの物語があったり、ちょっとしたギミックが仕掛けられていたり、
1話読んだらすぐに読み返したくなりました。
途中からは、物語がどんな結末を迎えるのか予想してからページをめくることをおすすめします。
その展開はわからんよ~の連続です。
どんどん裏切られましょう。

九鬼少年の不思議な魅力もつぼりました。
イケメンだけど、風変わり。
ゾンビの同級生にも物怖じせず、キスもしちゃう。
え、ゾンビと濃厚接触大丈夫?という心配は不要です。
九鬼君曰く、「キスくらいでゾンビはうつらない」そうですw
イケメンだから許されるムーヴ。

遊びに行っていい?と女子に言われたら、「押し入れに女の子の死体がある」と答えたり。
蛇女化している同級生に対しては「スキがあったらかかってこいや」と挑発してみたり。
女子が放っておかない存在です。人間にもモノノケにももてる。

クールタイプかと思えば飄々としていたり、遊び心があったり。
怪異に対してもビシっと冷たい時もあれば、温情深い時もあったり。
九鬼君から目が離せませんぞ。

『拝む女』を読了後、すぐに他作品を漁りました。
出来れば単巻で、ちょっとホラーがいいなぁ~

ストーリィ・テラー (まんがグリム童話)

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『ストーリィ・テラー』をポチり。
グリム童話の要素がありつつも、奇妙な話がみっちりと。
『拝む女』に登場する九鬼君の姉が主人公です。
姉も不思議な力を持っていて、淡々と依頼人の話を聞く。
依頼人達は、それぞれが体験した怪奇現象を話すのですが、物語に姉が介入することで結末が変わっていきます。

美人姉弟の会話も見られます。
豪胆な姉の言うことを、せっせと叶える九鬼君。
弟のピンチをしっかり回避してくれるお姉ちゃん。
不思議な九鬼家の姉弟愛!

ギュッと濃縮された、怪異世界をご堪能あれ。

拝む女 (角川書店単行本)

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こんな漫画もおすすめ

ぶちおが書店員時代に出会った壁棚。
壁棚に陳列されていた思い出深い作品から選書してみました。

笑う吸血鬼 1 (ビームコミックス)

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『笑う吸血鬼』
丸尾末広作品も壁棚の主のような存在です。電子になっていない作品もまだあります…
普通の本棚サイズでは入らない、装丁にこだわった大型本もありました。

ブラッドハーレーの馬車

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『ブラッドハーレーの馬車』
太田出版作品は壁棚にまとまっていました。
同著者作品ということで、講談社棚にある『無限の住人』の横にそっとおいても売れていました。

ひなちゃんの日常1 (産経コミック)

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(2024/1/16 13:11時点)

『ひなちゃんの日常』
新聞等に掲載されている漫画も、壁棚に集合していました。
探すのが難しく、壁棚付近で彷徨っている人をよく見掛けました。

ねじ式 (ビッグコミックス)

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『ねじ式』
壁棚に置いていた時の紙版は手のひらサイズでした。
その為、判型がまちまちな壁棚作品の中だと埋没しがちで気を遣いましたとも。

まとめ

『拝む女』
ただ怖い、ただエロい、漫画は数あれど、高橋作品のユニークワールドは唯一無二!
目を惹きつけられるキャラクター。
問答無用に人を襲うモノもいるので要注意。

町中のそこここに。

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