ぶちおです。
おすすめ小説のご紹介です！
今回は『５分後に意外な結末 ベスト・セレクション』をご紹介しようと思います。
シリーズを読んでいますが、未読作品があるとまた手を伸ばすのエンドレス状態です。
〝騙されないぞ、見破ってやるんだ〟の意気込みとともに、
結末を想像しながら読むので脳への電気信号が増量されているような気がします。
ぼーっと字だけ読んでても、面白くないです。
どんでん返されないぞと思いながら読むのがオススメです。
洞察力、観察力、裏をかく力は人生の荒波をのりこえる上で必要です！
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こんな人にオススメ
☆時短読書したい
☆結末でひっくり返されたい
☆不条理な結末も好物
☆推理、考察が好き
書籍概要
◆作品名 ５分後に意外な結末 ベスト・セレクション
◆著者 桃戸ハル
◆出版社 講談社
笑い、感動、友情、ちょっとだけシニカル。短時間で読めて、ラストにドンデン返し! 累計100万部突破の大人気シリーズ。どの巻からでも、どのお話からでも読むことができる、1話完結の読みきり型。どの話も短いので、朝読にも最適。どのお話にも、ラストに「意外な結末」が。SF、ホラー、ミステリー。くすっと笑える話、ぞっとする話、感動する話。ページにして数ページ、5分程度の時間で読めて、最後に「あっと驚くドンデン返し」。親子で楽しめるアンソロジー。
Amazon『５分後に意外な結末 ベスト・セレクション』作品内容より
ぶちおの読書感想文
『５分後に意外な結末 ベスト・セレクション』
文字に騙される快感ってありますよね～
ミステリとか読んでいて、勝手に文章から想像して人物像とか組み立てるのですが、見事ミスリードで騙されるというあれです。
どんでん返し小説は好きなのですが、大量の小説を読むのは時間もかかります。
さくっと休憩時間でも読めるような作品ないかな～という人にはぴったりです。
5分くらいで読める短編が詰まっています。
文字通りに受け取っていいのか、推理しながら結末を予想して、別角度の結末で裏をかかれる快感があります。
笑えるものから悲しいもの、元気づけられるものと、多種多様な短編が22作収録されています。
ぶちおもいくつか、してやられました。
◆食糧問題
とある病気が蔓延し、人工は増加の一途を辿り、食糧危機が目の前に迫っています。
リーダー達が集って、今後の打開策を検討するのですが妙案は浮かばず。
1人が提案します。
｢残さず食べましょう｣
SDGsの現代では、こんなに至極全うな提案はないのですが…
◆隣に住む殺人鬼
冒頭から、主人公の家の隣に殺人鬼が住んでいますと衝撃の告白です。
刑期を終えたのか、ひっそりと暮らしている殺人鬼を、少し遠くから見つめる主人公。
街中で見かける殺人鬼に惹かれながらも、恐怖も抱いています。
この不思議な2人は、どうなるのか。
本作の中で、ぶちおは一番好きなおはなしでした。
◆毎日が記念日
付き合ってから、毎日が何かの記念日。
いますよね、こういうマメな人ｗ愛があれば、いくらでも何でもすべてが記念日になります。
ただ、しばらくするとその記念日の多さに違和感を感じていって…
本当にありそうな内容なので、ぞわぞわ度は高めでした。
ちなみにぶちおは、記念日という概念を大事にしない派ですｗ
歴史の年表も覚えることに苦労しました。
◆閻魔大王の裁き
ラストまで読んで、心の中でこう言いました。
｢閻魔様に座布団1枚！｣
いやぁ～おちが見事に決まっていました。
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妖怪ウォッチの閻魔大王か、
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鬼灯の冷徹の閻魔か、
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おじゃる丸の閻魔大王か、どのタイプかな～と1人でしょうもない閻魔像を逡巡をしていました。
どの作品も、読者の予想を裏切ろうとしてきます。
そんな簡単には騙されないぞ！見切ってやる！という強いパッションで挑みましょう。
こんな作品もおすすめ
『５分後に意外な結末 ベスト・セレクション』を読んで、短編集をメインに選書してみました。
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『余命３０００文字』
５分で読めて、あっと驚き、わっと泣ける。というど直球のあおり文句です！
書下ろしを含む全２６編が収録されています。
続刊も出ていますので、ぜひ。
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『5分後に起こる恐怖 世にも奇妙なストーリー 呪いの螺旋』
ちょっと怖い、ホラーテイストが入っているとお子様も興味をそそられるかと。
朝の読書タイムにもおすすめです。
怖い話も朝読むと、恐怖はいい感じに散るのでこわがりさんも安心です☆
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『たくさんのタブー』
ショートショートの神様、星新一先生の作品です。
ぶちおがリアル書店員時代、星先生の棚の一角は常に補充を気にしていました。
ごっそり買うのではなくて、読み終わったら次を買って、というお客様が多かったです。
通勤通学途中のお供だったんだろうなぁ～
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『妻に捧げた1778話』
メディアでも大きく取り上げられた作品です。
闘病する妻のために、1日1編の物語を書き続けた小説家の夫。
選りすぐりの作品と、夫婦の思い出もあわせて書かれています。
まとめ
『５分後に意外な結末 ベスト・セレクション』
文字量も少ない中、提示された内容だけで推理するのは楽しいひとときです。
こう言っているけど、実はこうなのか。
ここの描写からして、もしかしてさっきのあれはブラフなのか。
脳内で悶々してから迎える結末は…
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