ぶちおの本棚

『死香探偵 尊き死たちは気高く香る』美少女と見まごう彼の特異体質。現場には香りが残る。

2024年6月7日

ぶちおです。

今回は『死香探偵 尊き死たちは気高く香る』をご紹介しようと思います。
死香探偵シリーズの第1作目です。
中公から出ているミステリ、あまり読んだこ准准がなかったので新鮮な感じ!

カッコいいけど癖のある准助授と、彼にぶんぶん振り回されるフリーター青年のでこぼこコンビが活躍します。

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こんな人にオススメ

☆かっこいいけど、ちょいヤバイ系イケメンが好物
☆なんだかんだで面倒見のいい美青年が好物
☆料理は香りが大事だと思う
☆短めの倒叙ミステリを読みたい

書籍概要

◆作品名  死香探偵 尊き死たちは気高く香る
◆著者   喜多喜久
◆出版社  中央公論新社

大人気「化学探偵Mr.キュリー」シリーズ著者の最新作!

「さて、現場の謎を嗅ぎ解こうじゃないか!」

特殊清掃員として働く桜庭潤平は、死者の放つ香りを他の匂いに変換する特殊体質になり困っていた。そんな時に出会ったのは、颯爽と白衣を翻し現場に現れたイケメン准教授・風間由人。分析フェチの彼に体質を見抜かれ、強引に助手にスカウトされた潤平は、未解決の殺人現場に連れ出されることになり!?

分析フェチのイケメン准教授×死の香りをかぎ分ける青年の、新たな化学ミステリ開幕!

Amazon『死香探偵 尊き死たちは気高く香る』作品内容より

ぶちおの読書感想文

『死香探偵 尊き死たちは気高く香る』
死体が発する臭い、いわゆる死臭。
死臭の嗅ぎ分けが出来るという能力を、事件の捜査に活用することができるとしたら。

主人公は25歳、特殊清掃のバイトをしている桜庭潤平。
見た目は女の子に間違えられるくらい中性的なフォルム。現在は彼女ナシ。

潤平の特殊な能力。
死臭を嗅ぎ分けることができるというもの。
死体が発した死臭を、食べ物の臭いのように感じることができます。
一般的に死臭は、、、悪臭と言えます。
ぶちおも嗅いだことはないですが、いい香り…なはずないですが潤平には食べ物のような香りに感じられる。

潤平は死臭ごとに、それぞれ異なる香りとして認識することが可能です。
死臭というとよくない臭いのようなので、潤平が感じる死臭は【死香】と命名されます。
死の臭いではなく、死の香り。

ある死香には、炊き立てごはんのような香りを感じる。
ある死香には、かりかりベーコンのような香りを感じる。
死香はその場にいた人にもうつるので、
もし殺人だった場合は犯人にも被害者と同じ香りがついているということになる。
これは興味深い、研究対象にする価値あり!ということで、潤平は風間に見初められることになります。

風間は大手機器メーカーの御曹司、権力あり!
大学の准教授として教鞭をふるう、学力あり!
長身で、男性から見ても嘆息しちゃう見た目、顔面偏差値高し!
非のうちどころがないようですが、研究一筋なので若干癖が強いです。
頭のいい人にありがちな、端的に話してくれ。時間がもったいない的なw

潤平は、自身の能力を治療することを条件に風間の手伝いをすることになります。
目には見えない香り、その香りを潤平が嗅ぎ分けることで事件解決に寄与していくのですが。

本作には4つの事件が収録されています。
それぞれ異なった死香。
死に方や死者に関わりのある香りがするわけではなく、あくまで潤平のみが感じる【食べ物に近い香り】を頼りに物語は進みます。

潤平の能力は、いいことばかりじゃない。
死香として感じた食べ物を食べられなくなる、というマイナスポイントがあります。
炊き立てごはんの香りを死香として感じたら、実際の炊き立てごはんを悪臭に感じるようになってしまって食べられない。
香りの逆転現象が起きてしまうと。
潤平は、事件に触れるごとにNG食材が増えていくことになります。

辛すぎる!
でもどうやったらこの能力を消すことができるかもわからない。
病院に行っても打つ手なし、ということで風間の研究が進んで治療してもらうことを祈るしかないという状態。
潤平は風間から逃げたくても逃げられない。

変人風間の扱いを段々と心得ていく潤平。
まだ若いのに苦労が絶えませんなぁ~とちょっと同情しちゃうw
でもここで風間のお手伝いとして頑張らないと、食べられるものが無くなる可能性もあります。
それはまずい!

料理って実は味覚よりも嗅覚が大事とか言いますもの。
試しに鼻をつまんでごはんを食べると、一気に何を食べているかわからなくなります。
口に入れた時に、鼻でも味わっているのですよ。
食べるもの食べるもの、耐えられない臭いに置き換わっていくなんて人生損しちゃう!

今日も潤平は、事件現場で死香を嗅ぎとります。
近くには、嬉々として採集作業をしているイケメン風間の不敵な笑顔が…

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『死香探偵』シリーズの作者、喜多喜久先生の他作品から選書してみました。

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彼が解き明かす事件の真相とは……!?
こちらも事件が起きがちな大学界隈。

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かつての彼は科警研の研究室長を務め、鋭い洞察力と推理の切れ味で、警察関係者から「科警研のホームズ」と称されていたらしいが……。
かつての才覚はどこへやら。でも名探偵は急に覚醒して活躍するものです。

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時間を巻き戻せるチャンスは10回。繰り返す死の運命から逃れられるのか!?
青春タイムリープ×ミステリー。
制限があるからこそ、どこでチャンスを使うかが超大事。

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『ラブ・ケミストリー』
大好評、第9回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞作。
超オクテの草食&理系男子の初恋は成就するのか?
死神が提示する条件。
騙されたいなら読むしかない。

まとめ

『死香探偵 尊き死たちは気高く香る』
死の香りを嗅ぎ分けて、事件の真相に迫るでこぼこコンビ。
気兼ねなく美味しい食事を好きなだけ楽しめる日が潤平にはくるのか?
風間が邁進して進めている香りの研究成果が実る日はいつになるのか?
その間にも、続々と事件は発生しちゃうぞ。

自分にしかない能力を、最大限活かすしかない!

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