ぶちおです。
今回は『連続殺人鬼カエル男ふたたび』をご紹介しようと思います。
前作を読んでからだいぶ間があいてしまいました。
記憶もおぼろげだったけれど、読んでいく内に思い出して、カエル男のヤバさを再認識。
※『連続殺人鬼カエル男』の感想文はこちら
今作も暴れていますよ、あのカエル男は。
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こんな人にオススメ
☆法の不条理を感じることがある
☆やるせなさを感じたい
☆詐病探知機を開発したい
☆グロい犯行現場でも耐えられる
書籍概要
◆作品名 連続殺人鬼カエル男ふたたび
◆著者 中山七里
◆出版社 宝島社
凄惨な殺害方法と稚拙な犯行声明文で世間を震撼させた「カエル男連続猟奇殺人事件」。十ヵ月後、事件を担当した精神科医・御前崎教授の自宅が爆破され、その跡からは粉砕・炭化した死体が出てきた。そしてあの犯行声明文が見つかる。カエル男の報復に、渡瀬&古手川の刑事コンビもふたたび動き出す。さらにカエル男の保護司だった有働さゆりもアクションを起こし……。
ぶちおの読書感想文
『連続殺人鬼カエル男ふたたび』
カエル男がまた世に放たれた!
犯行の傾向も同じ、現場には犯行声明も。
今回も狂ったような文面で、殺害方法は残虐で。
どうやって被害者を選んでいるのか。
もちろん前回の事件を踏襲してはいるのですが、そうだとしてもカエル男はどうやって被害者達の名前を知っているのか。
その名前の出所が分かれば、次の事件は防げるかもしれないのに。
そして犯行内容もグロい。
まずは爆殺。
部屋中に散り散りとなった被害者の体。
溶かす、轢く、破砕する…
各章のタイトルが何を意味するかわかるでしょう。
カエル男は劇場型といいますか、やることが派手ですね。
自己主張も強いし、犯行方法も普通ではない。
どうやって爆弾用意できるのか。
溶剤だってそこらにあるわけでもないし。
そう、こういう異常なところから目を背けずにいられればカエル男にたどり着けると!
ぶちおは丁寧に現場を想像してげんなりしちゃいましたから。
首だけが残って…とか。
いや、普通に首が切られた~とかならまだ耐性ありますが、あんな状況では…ググ…
もちろん前作からの流れがあるので、刑法39条について何度も考えさせられます。
心神喪失者は罰をうけない。
自分で何をしているか判断がついていない人が、もし誰かを殺してしまったら。
作中でも色々な意見が出てきますが、普通の人からしたらたまったもんじゃないと。
もし自分がそういう人に殺されたとしても、犯人は刑務所にすら入らない。
病院で療養して、寛解したとなったら外の世界にまた出られる。
いや、死にきれないでしょう。
見た目でわからない病気だからこそ、防ぎようもないし。
当人からしたら苦しいことかもですが、他人に危害を加える可能性があるなら隔離してほしいという気持ちもあります。
まだ本当に病気なら検討の価値ありますが、もし詐病だったら。
精神障害に見えるような演技プランがあったり、弁護士もグルになって心神耗弱をもぎ取ろうとしたり。
それはただの犯罪者だから、しっかり罰してくれよぉぉぉ!と叫びたい。
でもそうはなっていない社会。
古手川、渡瀬の刑事コンビが頑張ってくれてはいますが、なんとも虚しさが…
カエル男だって異常者なわけで、捕まえて裁判にかけたとしても、精神異常を持ち出されたら。
何人も殺していたとしても、裁けない。
どんな法律やねん!と叫びたい。
人権とか考えると、病気をおおっぴらにすることも出来ないし。
かといって、被害者を思えば普通の人と同じように裁いてほしいし。
ぐぐぐうう。
今回の事件の容疑者は行方不明。
どこにいるかの手がかりもないし、追いかけているうちにまた重要参考人が行方不明。
どうなってるんや、警察!と言いたくなるくらい。
でもこの容疑者たちは厳しい監視下におくことができない人物です。
治療が必要な人達だから、ちょこっとだけ普通の病院よりは警備が厳しい病院にいたり。
病院としては、なのでやっぱり脱走しようと目論む人がいたらうっかり逃がしちゃうことも。
メンタル系の病気はな~
数値とか見た目で判断できないから。
あまり刺激してもよくないし、なんたって病人だもの。
このあたりのシステムを悪用されているのが許せん。
カエル男のありえない犯行をいつ止められるのか。
ラストで「お、お前ー!!」と内心叫びました。
いや、そういうトリックは出来なくもないけど、しっかり騙されちゃって悔しい。
次巻が最終巻。
今作のラストで行方をくらました人と出逢うことになるでしょうか。
もう一切の情けは無用!
裁きは後で、とにもかくにもカエル男を捕まえるべし!!
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