ぶちおです。
今回は『どうせそろそろ死ぬんだし』をご紹介しようと思います。
2025年第23回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作
あの人も、sの人も、やっぱり皆が怪しく見えてくる。
探偵がいるにも関わらず起きてしまう事件。
探偵と助手は、どう立ち回るのか?!
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こんな人にオススメ
☆くせ者感の強い探偵が好き
☆どこか抜けている助手が気になる
☆驚きの展開が欲しい
☆ラストはうっすらじっとり系でもよい
書籍概要
◆作品名 どうせそろそろ死ぬんだし
◆著者 香坂鮪
◆出版社 宝島社
探偵業を営む七隈は、余命宣告された人々が集う交流会のゲストとして、助手の律と共に山奥の別荘に招かれた。
二人は交流会の参加者と食事をし、親交を深める。しかし翌朝、参加者の一人が不審な死を遂げる。
自然死か殺人か。殺人であれば、余命わずかな人間をなぜわざわざ殺したのか。七隈たちは死因の調査を始め――。
やがて明かされる驚愕の真相とは?
ぶちおの読書感想文
『どうせそろそろ死ぬんだし』
探偵がくせ強!
飄々としている探偵は数あれど、あんまり事件にも積極的でもないし、発言は突飛なことも多い。
助手を試そうとするのはまぁいいとしても、意地悪が過ぎないか?と思うくらいw
本作の七隈探偵の味に馴染むのに、しばし時間がかかりました。
事件が起きたらやる気でるのかと思ったらそうでもないし。
皆の前でわくわくしながら披露した探偵稼業の話はまさかのペット探しについて。
こういう作品で登場する探偵なら、もっとこう大事件を解決した話を自慢げに話してくれたっていいじゃない!
どこか期待をスカされるといいますか。
事件が起こった時、この探偵がどんな推理を披露するのか…
そもそも推理する気があるのか。
なんか、頼りない助手にまるっと投げちゃうんじゃないか。
助手は助手で新たな出会いを求めていそうだし。
見知らぬ人達との集いがあったら、助手は真っ先に事件発生を懸念しなきゃ!
可愛い子いるかな~なんて思っているなら助手失格じゃよw
そんな探偵と助手が向かった別荘では、余命宣告をされた人たちの集いが開催されるとのこと。
いわゆるオフ会のようなもの。
ネット上で知り合って、お互いが同じ境遇、集まって心のケアをしたり、情報交換をしたりという場です。
今回は主宰の招待で七隈探偵が助手を引き連れて向かいました。
そこで事件が…
会の参加者の共通点は、余命宣告をされていること。
殺害する動機があったとしても、わざわざ殺害をする必要がない。
だって、余命いくばくもないんだもの。
犯罪を犯すリスクと見合っていないのに、犯人は殺害を実行した?
いや、他殺かどうかもハッキリしない。
みんな病気を抱えている、余命宣告されるくらいの。
ということは、病死の可能性が一番高いのではないか。
病死の可能性もありながら、殺害できないという訳でもない。
薬を毒とすり替えるとか。
食事に細工をするとか。
う~ん、だからそんな手間をかける必要があるのかな~ということを悶々と考えることになります。
例え相手が重病人でも、殺してやりたい!と思ったら、むしろ相手が生きているうちに自分の手でやってやりたいというのもわかるし。
とはいえ、わざわざ人の目があるオフ会中にやる必要性はないだろうし。
別荘に集まっているメンバーにも、何かミッシングリングがあるんかな~
人が亡くなるだけではなく、別荘に飾られている絵が切り裂かれていたり。
意味がないような行動にも、理由がある。
しっかり各人の行動を見ると、あれも怪しいこれも怪しいでw
一番怪しく見えちゃったのは、探偵でしたw
だって、何となく達観して次元が違うところにいるようなんだもの。
もちろん、被害者は病死でした。という結末ではないです。
が、ラストは後味が…
お、お前、そこ引っかかってたんか?!
みんな、ちゃんと見張ってないと!
犯人を特定しても、事件が終わったわけではないんだから!
探偵が狙っていた、本当の目的は。
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