ぶちおです。
今回は『お隣さんが殺し屋さん』をご紹介しようと思います。
ご近所付き合いが希薄になっているご時世、こんな隣人との交流は夢かもしれません。
自分の家の隣人のこと、どれだけ正確に知っているでしょう。
名前、家族構成、生活リズム、職業…
ラブコメ要素もあり、殺し屋稼業の職場も覗けちゃいます!
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こんな人にオススメ
☆危険人物に恋してみたい
☆主人公の天然っぷりに驚きたい
☆等身大の学生生活、懐かしみたい
☆クズ野郎には鉄槌を
書籍概要
◆作品名 お隣さんが殺し屋さん
◆著者 藤崎 翔
◆出版社 KADOKAWA
専門学校に入学するため、地方から上京してきた美菜は、隣人に挨拶に行くことに。お隣の青年・雄也は長身で、どこか陰のある青年。しかも彼には人に言えない「裏の顔」が……。ユーモアミステリ決定版!
ぶちおの読書感想文
『お隣さんが殺し屋さん』
いや~こういうラストになるとは思っていませんでした。
ミステリーよりもラブコメが気になっちゃってw
途中からはミステリーよりも、恋の行方ばっかり追っていたことに気付きました。
種明かしの時も、え?そんなところあった?と痛恨の見逃し!
いつもなら、勘付いていたはずなのに…
だって、好みの隣人とこんなイベントがトントン拍子に進んでいったら、もう人生楽しすぎるだろうとw
謎解きよりも、ウキウキらぶイベントじゃよ!
こういう戦法だったのかな…
読者の気を色恋にそらせるというw
気になる隣人関係が繰り広げられるのは2階建てのアパート、全部で4室。
1階の住民は不在で、2階には自分とお隣のみ。
この物件いいなぁ~と。
下の階を気にしなくていいのは最&高でしょう。
友人を招く機会があったりすると、気になるのは騒音だったりしますし。
駅から少し遠いのは難点ですが、若いうちは歩ける歩ける。
あ、でも下の階に住人が入ったら天国タイムは終了しちゃうか…
住居ってむずい。
引っ越しをしてきた美菜と、隣に住む雄也視点がメインで進みます。
美菜は天然系、田舎から出てきたので周囲と話が噛み合わないことも多い。
言い間違いも多いし、時にびっくりするような行動にも出ます。
それでも持ち前の可愛さでクリアしていきます。
美菜の隣人の雄也は長身で体格もよく、美菜のストライクな見た目をしています。
引っ越しの挨拶に行ったら、即気に入っちゃう。
雄也も美菜を見て気に入っちゃう。
いかんいかん、殺し屋たるもの色恋にうつつを抜かしてはいけない。
職務を遂行するのに、確実に足枷になるのが恋愛問題です。
殺し屋は孤独で、人を人と認識しない冷徹さがないといかん!
恋なんてもってはいけない!
でもこの気持ちは何だ、やっぱり恋かもしれん!
2人がなんだかんだでいい感じになっていくのは時間の問題。
でも。
もし、お隣に住む人が殺し屋だったら。
どういう関係を築くのがいいのでしょう。
仲良くなってもヤバイ気がするし、やっぱり無関心でいた方がいいのかな。
恋仲は一番まずいのではw
ロミオとジュリエット効果かもしれん。
ダメだと思っても、心はノンストップ!
ふと、ぶちおのご近所関係を振り返ってみます。
あんまり人の家に立ち入るのは良くないとされる時代ですもの。
ジロジロ顔を見たり、お節介をやくのはよくない、のか。
でも、児童虐待とか危険人物についてはご近所の監視の目が大事だったりする。
加減がわからん!
ちなみに、ぶちお母はご近所の事情に精通しています。
井戸端会議から収集しているのでしょうか。
目の前の家から、しょっちゅう母親の怒鳴り声と子どもの泣き声が聞こえると言っていた時期もありました。
ぶちおは全然気になったこともなく。
もしかしたら虐待かもしれんと言っていましたが、ある日からぱったりと怒鳴り声も子どもの声も聞こえなく鳴りました。
離婚して、奥さんと子どもが出ていったと教えてくれましたが、やっぱりどうしてそんなことまで知っているんだと。
ご近所の目は恐ろしいなと思いました。
全然挨拶しない間柄でも、観察されていますよ…
殺し屋もそんなご近所の視線にさらされている認識をしつつ、職務を遂行していきます。
殺し屋といえど、人のコミュニティに溶け込まないとやっていけませんもの。
殺し屋への依頼も絶えないものなぁ~
恨まれる奴が多いのか、憎む奴が多いのか。
どうやら美菜が入学した学校にも、殺しのターゲットが潜んでいるらしい。
殺し屋はターゲットの正体を調査しつつ、合間に別の依頼もこなします。
どうやって殺すのが一番足がつかないかも、参考になると。
いや、参考にしたところで実行することはないですが。
殺害が成功しても、警察に捕まってはいけない。
なるだけ証拠を残さない、事件化しなければ捜査も始まらない。
殺し屋組織のプロの仕事ってこういうのか~
相手に反撃を許さず、血液などの遺留物も最小限。
ふむふむ。
隣人との恋イベントも気になりますが、美菜の友人たちが一番リアルだったなぁ。
若き学生のステレオタイプというか。
夢を叶えようと言いつつも、実体が伴っていないというか。
モラトリアム的な空気感とか、年取ってから振り返るとあの時間マジで何かに使っておくべきだったと後悔するやつw
いや、若い時だけに許される、あの時間。
学生生活、ご近所付き合い、殺し屋稼業。
視点を切り替えながら、美菜の学校に潜む極悪人をあぶり出すことは出来るのか。
何より、隣人とのドキドキイベントはどうなるのか!
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こんな漫画もおすすめ
『お隣さんが殺し屋さん』を読んで、裏稼業を感じられる作品を選書してみました。
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まとめ
『お隣さんが殺し屋さん』
殺し屋はやることが多い。
ターゲット探しから、犯行方法の検討。
実行にあたっての訓練、依頼人への報告。
不穏な動きをする依頼人には、監視もするし、規約違反があればさらに人を消さないといけない。
絶え間なく依頼はくる。
忙しい中、気になる隣人が現われたら。
恋と仕事、どちらを優先させるのでしょう。
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