『オヤジとにゃん吉』野良猫とここまでドタバタ出来るのは、日曜アニメの彼女か、本作のオヤジしかいない！

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ぶちおです。

今回は『オヤジとにゃん吉』をご紹介しようと思います。
引退した極道が、猫に翻弄されまくるギャップ！
猫、それはとても身近で摩訶不思議な生き物です。

オヤジとにゃん吉の愛憎劇？！

オヤジとにゃん吉（１） (サンデーうぇぶりコミックス)

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こんな人にオススメ

☆猫が好き
☆イケオジが好き
☆ほっこりしたい
☆ギャップににちゃにちゃしたい

書籍概要

◆作品名　オヤジとにゃん吉
◆著者　　片倉頼
◆出版社　小学館

（元）最強極道VS（ふわふわ）野良猫！！
1人寂しく余生を過ごしていた元極道・松方久秀…そんな彼の家に現れたのは、1匹の野良猫！！
独り身で寂しい彼の日常が、ふわふわ色鮮やかになっていく――！
Amazon『オヤジとにゃん吉（１）』作品内容より

ぶちおの読書感想文

『オヤジとにゃん吉』
ホラーやミステリものばかり読んでいると、顔が険しくなる気がしてたまに息抜き作品を求めて彷徨います。
今回出会ったのは、極道×猫！
表紙見てすぐにハートを鷲掴まれました。
いや、しかし内容はしっかり見定めないと。
表紙詐欺が多い世界ですから、ここは吟味です。

結果、試読後に速攻でお気に入り登録しました。
ポイント増量タイミングを待ってから、即ポチです。
ぶちおはお買い物上手でありたいｗ(書籍の買い物に限る)

はい、買って後悔一切なしの作品でした。
タイトルの通り、表紙の通りで裏切りポイントはなし！

いやぁ～ただただほっこりして笑いました。
ぶちおの本棚に、少しファンシーな雰囲気がプラスされました。
マイナスイオン出てる…気がする…

伝説の極道と恐れられていた元鬼門組組長の松方秀久は、足を洗ってひっそり隠居生活。
たまに様子を見に来る後輩たちも、会話をするだけで生唾を飲み込む程の気迫は健在。
ですが、実際の生活は。
ほけ～っとして、ふぬけ状態です。
まぁ隠居生活って余暇を楽しんでほけ～っとするもののイメージですが、
今までの極道の暮らしからの落差に体も心も追いついていない様子の元組長。

元組長＝オヤジです。
中年の男性を意味するオヤジ、じゃないですよ。
極道、任侠もの作品でよく聞くオヤジです。
組はファミリー、組長はみんなのお父さん的な意味合いのオヤジです。

本作のオヤジ、イケオジです。
顔の傷やら、入れ墨やら、和装もあいまってのイケオジです。
広い邸宅で1人暮らしているところに、突然現われた野良猫との出会いでオヤジの暮らしは激変します。
後にオヤジによってこの野良猫は、にゃん吉と命名されます。

猫は液体、猫のもふみ、猫の気まぐれ、猫のあらゆるあるあるを濃縮した虚無顔の猫ですｗ
可愛いけど、ちょっとの憎らしさもある。
なんとも言えないにゃん吉の魅力に囚われたら最後です。
オヤジと同様、にゃん吉の手の上で転がされる運命が待っています。

出会ってしまったオヤジとにゃん吉、新たな抗争が勃発します。
結果、オヤジの人生にも張り合いが出ます。
にゃん吉はオヤジというオモチャで楽しみます。
まさにWin-Winの関係と言えるでしょう。

人と野良猫のヒリヒリする命(タマ)のとりあいを見ていると、
日曜のアニメでお馴染みのあのファミリーのサ○エさんの再来かと思いました。
野良猫と同じ視点、同じ力で戦うことが出来るのは、ごく僅かな人間だけです。
陽気じゃないと、とても野良猫とは張り合えません。

何枚障子を破られても、
何杯水をこぼされても、
何回食事の魚を盗られても、
いいのです。

一部熱狂的なファンがいるニャンタマ部分も、しっかりくっきり描かれています。
これも含めてにゃん吉の魅力、素晴らしい描写です。
ぶちゃいくな寝顔にも目尻が下がります。

にゃん吉インパクトに振り回される元極道のイケオジを堪能しましょう。
人も猫も、見た目によらないところもある！