ぶちおです。
今回は『未館成の殺人』をご紹介しようと思います。
孤島に風変わりな建築家が何か建てていたら。
近寄ってはいけないというのが生存のセオリーなのですが。
館が未完成なら大丈夫か、とミス研メンバーが上陸するもやっぱり連続殺人が。
最悪の状況は更新され続ける…
![]() |
新品価格 |
こんな人にオススメ
☆孤島という密室が好き
☆館ができていなくても気にしない
☆ギスギスしていく空気がたまらん
☆とんでもない動機もウェルカム
書籍概要
◆作品名 未館成の殺人
◆著者 信国 遥
◆出版社 光文社
X大学ミス研の夏合宿の舞台は、建築家・黒澤泰洋が忽然と姿を消した無人島。島には建設を中断された、奇妙な館の基礎部分だけが残されていた。到着早々、本土との唯一の連絡手段である船が炎上、完全に孤立する。飢えと渇きで衰弱していくなか、生き延びようと策を講じるが、ひとり、またひとりと不可解な死体となって発見される――。
ぶちおの読書感想文
『未館成の殺人』
ミス研が夏合宿で孤島に向かう。
その島には、怪しげな建築家が館を建てていたが、建築家は行方不明。
これだけ怪しい匂いがプンプンしていたら、そりゃ事件が起こるでしょうと思うのですが、
本作で向かった館は〝未完成〟ということが最大の特異点です。
事件が起こるのは、奇妙な館と相場が決まっていますw
おかしい形をしていたり、曰くがついて回っていたり。
住居には向いていない、もういっそ犯人が犯行を重ねるための狩場とも言えるのが館といえるでしょう。
そんな館が未完成なわけです。
基礎工事の一部が終わったかな~くらいで、屋根もない。
設計図もないから、全体の何割まで出来ているかもわからない。
ということは、こんな状態の館で犯人は事件を起こせるわけがない。
ミス研メンバーは、ちょっとしたキャンプのつもりで上陸をします。
が、もう島から呪われているのか。
上陸直前に船が爆発。
事故なのか、誰かの意図による爆破なのか。
ひとまず島を散策しますが、役立ちそうなものはない。
もちろん食糧もない。
ミステリというよりは、壮絶なサバイバルが始まります。
食糧も大半が海に落ちてしまったので、島で何とかしないといけない。
気温も高い。
とにかく飲み水の確保が最優先。
このまま何もしなくても、全員が衰弱死する可能性すらある。
そんな中で不安いっぱいで一晩を過ごしたら、起きてこないメンバーがいる。
もうこの時点で事件確定ですから。
疑心暗鬼に陥りながらも、食糧問題も何とかしないといけない。
犯人探しよりも、水とごはん!!
過酷すぎる環境のせいか、それとも犯人による凶行か。
また新たな被害者が出てします。
不思議な推理ものでした。
新しい要素も多いし、それに探偵役は誰になるのか後半になるまで分からないというのも面白かった。
ですが、冒頭でのミス研メンバーでの会話から、ミステリに詳しいのか微妙なメンバーが多くてw
最初の事件でも、どう考えても他殺なのに、自殺の可能性がある!と言い出すメンバーいましたから。
いや、どう考えても自殺は無理あるやろ!とツッコミました。
現実逃避したかったといえば、仕方ないですが。
館の未完成に加えて、個人的に好きだった特異部分。
島に行くために船を出してくれた漁師も一緒に島に上陸して途方に暮れます。
これは新しいw
過去のこういった足を用意してくれる漁師さんは、基本は荷下ろしを見届けたら帰っちゃいますから。
発する言葉も「○日後に来るからな~」くらい。
そんな漁師さんもミス研メンバーとサバイバルするなんて。
漁師さんもビックリじゃったろう。
唯一の大人枠の漁師さんが、どこまで頑張ってくれるかも見ものです。
事件の鍵は、物語の冒頭に多く隠されていました。
もう島に行く前には、あらかたのピースは持たされている状態。
でも、真犯人は分からなかったw
あ、言ってたじゃん!
それがそう繋がるのか!
と驚きの後半パート。
犯人の動機とか、行動はちょっとぶっ飛んでて推理だけで辿り着くのは難しい~
サイコ味もそこそこあるので。
他人からもだけど、被害者たちももちろん許せんだろうと。
やっばい犯人と一緒に島に来ちゃったのが運のツキ。
生き残るべきは誰か。
館の完成した姿を想像できるか。
怪しい館(未完成を含む)には、近づいてはいけません。
![]() |
新品価格 |
~ぶちおのYouTubeはこちら~
~ぶちおのグッズはこちら~
📚ぶちおの本棚記事一覧はこちら
🐥鳥記事一覧はこちら
🌞日常記事一覧はこちら
✨劇団四季一覧はこちら


