ぶちおの本棚

『光が死んだ夏』禁足地から戻ってきたのは、親友の姿をかりた…町を怪異が包む夏。

2022年5月1日

ぶちおです。おすすめ漫画のご紹介です!

今回は『光が死んだ夏』
KADOKAWAホラーの脈動をびんびんに感じます。

人ならざるものになって帰還した親友を、受け入れてしまったら…
日本の夏の、むしむしじめっとした感触が、怖さを倍増させてくれます。

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こんな人にオススメ

☆ジャパニーズホラーが好き
☆主人公の葛藤に寄り添いたい
☆どろどろっとした描写もOK
☆高校生のなんでもない一コマが好き

書籍概要

◆作品名  光が死んだ夏
◆著者   モクモク れん
◆出版社  KADOKAWA

ある集落で暮らす少年、よしきと光。同い年の2人はずっと一緒に育ってきた。
しかしある日、よしきが光だと思っていたものは別のナニカにすり替わっていたことに確信を持ってしまう。
それでも、一緒にいたい。
友人の姿をしたナニカとの、いつも通りの日々が始まる。
時を同じくして、集落では様々な事件が起こっていき――。
新進気鋭の作家・モクモクれんが描く、未知のナニカへ堕ちていく物語、開幕。

巻末には在りし日の2人を描いた、描き下ろし短編も収録。

Amazon『光が死んだ夏 1』作品内容より

ぶちおの読書感想文

『光が死んだ夏』
5/1時点で、まだ1巻しか出ていません。
新しい作品です!!!

ぶちおのパイセンがとにかく推してきたので、読んだ次第です。
読み終えると、やっぱりそのパイセンが好きな内容だなぁと納得しました。
ぶちおも趣味嗜好が若干似ているので、結局は楽しめたのでウィンウィンです!

読み始めて10P未満で、びっくらこきます。
夏の暑い日、学校帰りに昔ながらの商店に寄ってアイスを買う2人の男子学生。
セミがうるさいくらいに鳴いて、その日の学校の思い出を話しながらベンチでアイスを食べる。

微笑ましい情景だなぁと思っていたら、会話の流れがちょっとおかしな雰囲気に。
よしきは、光にぶつけます。

「お前やっぱ光ちゃうやろ」

言葉を放たれた光は驚いた後、左半分の顔からドス黒い何かが発露します。

【うまく模倣してたのに、バレてしまった。
光ではないことは黙っていてほしい。
よしきを殺したくないから】

光の器に、化け物が入り込んで存在している状態だったと!
禁足地である山に光が向かって、帰ってこなかった。
一週間後、山からおりてきた光は別物になってしまった…

表面上はどう見ても光だし、化け物曰く光の記憶や思い出もあるそうです。
ただ、完全な光自身ではないのでちょっとずつ違うところがあります。
趣味嗜好だったり、イントネーションだったり。

親友ゆえに、よしきは偽物だとわかりましたが、
一種の霊感がある人にも光が異形の存在だと感じるようです。
町でも数人、光に対して恐怖の目を向ける人がいます。
さらに化け物が山から下りてしまったことで、静かな集落に事件が増えていきます。

光は死んでしまったけど、光になりすました化け物は普通に暮らしています。
化け物はこの状況が嬉しくて幸せで、このままでいたいと。
よしきもオカシイことと分かっていても、光の死を受け入れられなくてそのままに。

化け物に執着されたよしきは、目を覚ますことが出来るでしょうか。
ただ相手は化け物なので、真っ向勝負しても人間に勝ち目はないです。
精神が未熟なよしきに、光をもう一度失う選択は難しいですしね。
そこに化け物は漬け込んでいると思う!

光の父親も光と同じ山に入って亡くなっているようです。
光の家に語り継がれている【ウヌキ様】についても、まだまだ謎…

こわい部分だけではなく、学生のノリあるあるというか、
よしきと本物の光時代のやりとりは笑いに溢れています。
あ~こういうノリあったなぁ~
なんでも大爆笑できた学生時代~
明るい思い出があるからこそ、ドス黒い化け物との差がくっきりします。

光はなぜ死んでしまったのか。
山から下りてきた化け物を、払うことはできるのか。

夏はまだ続きます。

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こんな小説もおすすめ

『光が死んだ夏』はKADOKAWAから出ているコミックなのですが、KADOといえばホラー文庫レーベルがあります。
今回はこのホラー文庫に通じる怖さがあったので、小説から選書してみました。

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やばいやつが家に来ちゃう、生き抜く方法不明!といえばこちらの作品です。
日本の昔ながらのホラーテイストを堪能しましょう。

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『金田一耕助ファイル 全22冊合本版』
江戸川乱歩ときたら、横溝正史が生んだ名探偵だ!とピコンと閃きました。
残虐性怪奇性、見立て殺人などミステリーの醍醐味がつまりまくっています。

まとめ

『光が死んだ夏』
自分だけが、光が死んでしまったことを知っている。
みんなにはバレていない。
またいなくなってしまうくらいなら、偽物でもいいからいてほしい。

禁忌の存在となった親友と過ごす、夏。

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