ぶちおの本棚

『拾得物 南贍部学園生徒手帳』この生徒手帳の些細な違和感。手書きのメモを考察すると

ぶちおです。

今回は『拾得物 南贍部学園生徒手帳』をご紹介しようと思います。
とある学園の生徒手帳。
中身を読んでいくと、持ち主のメモが。
生徒手帳の懐かしさを感じつつ、ページを進めていくと段々とこの学園が異様に思えてくる。

校則、学校のスケジュール、持ち主、何が違和感の原因なのか。

拾得物 南贍部学園生徒手帳 (スターツ出版文庫単行本)

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こんな人にオススメ

☆考察、推理が好き
☆生徒手帳をちゃんと読んだ記憶がない
☆拾った手帳の中身が気になる派
☆独特の校則に苦しんだ記憶がある

書籍概要

◆作品名 拾得物 南贍部学園生徒手帳
◆著者  梨
◆出版社 スターツ出版

あなたが拾ったのは、どこにでもありそうな何の変哲もない生徒手帳。
しかし、つい中を覗いてしまったその瞬間から、小さな”おかしさ”に気づく。

ページをめくるたび、常識が少しずつズレていく――。
見慣れたはずの学校の記録のはずが、説明のつかないものへと変わって…?

あなたは、この違和感に気づけますか?

ぶちおの読書感想文

『拾得物 南贍部学園生徒手帳』
生徒手帳、懐かしいなぁ~
ぶちおにとっては古のアイテムです。
映画館とか、美術館に行く時にしか使った記憶がない…

でも、常に携帯していないといけないんでしたっけ。
基本はカバンの中にいれっぱなしにされているアイテムという認識ですが。

最初から最後までしっかりと生徒手帳を読み込んだ記憶もありませんw
が、中学校の入学式の時はさすがにちらっと読んだような。
一応、校則というものに縛られるという自覚はあったのでw

本書でも同様に、まずは校則に関する記述が続きます。
学生としての心構えとか、一番うるさく書かれているのは服装や頭髪についてでしょうか。

今はブラック校則の問題とか、多様性の文化も広がっているので昔よりはゆるくなっているのかな。
ぶちおの時代は身につけるもの全部が学校指定でしたから。

靴下も決まっていました。
靴下なんて、なんでもええですやん!と思っていましたから。
消耗品だし、傷む速度も速いし。
安くてたくさん買える靴下の方がよかったけど、指定の衣料品店で売っている謎に割高の靴下じゃないと校則違反でしょっぴかれました。
一応、ワンポイントで学校の刺繍がはいっていましたが、それにしても高かった!

髪色も髪型も化粧も、スカートの丈も書かれていたなぁ。
よくあるポニーテールの禁止もありましたから。
二つ結びじゃないとダメ、という。
校則にはなっていないですが、部活によっては日焼け止め禁止とかもあった。
今なら大問題やで!

などなど、生徒手帳の校則欄を読んでいると、懐かしさとともに当時の理不尽な思い出が無尽蔵に出てきましたw
どこの生徒手帳も似たようなことが書かれているのかな~
空白ページには○×ゲームとか書いてたなw
どこでも隙間があれば○×ゲームをやる年頃でしたから。

本書も同じような校則がずらり…と思っていたのですが、ちょっと不思議な記述もあります。
夜の遊興施設への出入りはOKとか。
生徒の私生活や態度に踏み込みすぎていないか、とか。

そして恐らく持ち主の女子生徒が、せっせと生徒手帳に記載されていることにツッコミメモを残しています。
わかる!
何のための校則かわからないような記述には、添削というか愚痴の一つも書いて憂さ晴らししたい!

読者はちょっと異質さのある校則と、個人の意見の書込みを追っていきます。

生徒への縛りは厳しいようで、ゆるいところもある。
読みながら、どんな学園なのか。
この学園の生徒は、どのような人物たちなのか。
を考察していきます。

普通に読んでいくだけでも、この生徒手帳の秘密には気付けると思います。
この校則を守るとどういう生徒が出来上がるのか、から想像していくとわりとわかりやすいかと。

この生徒手帳を拾ってしまったら、拾得者としての責任が発生…します…

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