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ぶちおの本棚

『アクセス』悪意に満ち満ちたやつらを出し抜けるか。やばいHPからしてはいけない契約。

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ぶちおです。

今回は『アクセス』をご紹介しようと思います。
誉田 哲也作品、新潮社の電子セールということもあいまって、即ポチしました。
電子書籍のセールは見かけたら、どんどん棚に追加してしまいますな~

2008年刊行当時のネットってこんな感じだったんだなぁ。

アクセス(新潮文庫)

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こんな人にオススメ

☆誉田先生ファン
☆友情に熱くなりたい
☆とんでもないバケモノと戦いたい
☆ちょいグロも余裕だ

書籍概要

◆作品名  アクセス
◆著者   誉田 哲也
◆出版社  新潮社

親友の死から立ち直るまもなく、可奈子の携帯が着信した。電源を切っても聞こえる押し殺した笑い声――「おまえが殺した」。毎日はフツーだった。そう、「2mb.net」を知るまでは。誰かを勧誘すればネットも携帯も無料というプロバイダに登録した高校生たちを、奇怪な事件が次々襲う。自殺、失踪、連続殺人……。仮想現実に巣くう「極限の悪意」相手の、壮絶なサバイバルが始まった!

Amazon『アクセス』作品内容より

ぶちおの読書感想文

『アクセス』
2008年当時のネット社会、どうだったか覚えていますでしょうか。
作中は刊行時頃のネット状況を反映しています。
スマホじゃないよ、ガラケーだよ。

一家に一台のPC普及はまだまだしてないです。
まずはこの頃のネット環境はこんな感じだったんだなぁ~と脳内で想像しましょう。
ぶちおもデスクトップのPCが初めて家に来たときは祭りだったなぁ~
今ではタブレットもノートPCも当たり前ですが、あの頃は驚きの場所をとるPCが主流でした。
そして高級品といえました。

物語の前半は、親友の死の謎について。
どちらかというとホラー味が強いです。
後半は、まさかのアクション味が強くなります。
そして友情、家族愛の絆を見せつけられます。

メインキャラの可奈子は、親友の葬儀に参列します。
亡くなった親友の名前は尚美、失恋して自殺されたと噂されています。
可奈子の母親、和泉は憔悴している可奈子を支えます。
歩くこともままならない、目を離したら後追いしそうな可奈子の様子を見て不安になる和泉。
親友が突然死んだら、それは落ち込むだろうと思いますが、どこか異常なまでに怯えている可奈子。

可奈子だけが知っている、尚美の自殺の本当の理由。
もちろん他人に話すことは出来ないと胸にしまいますが、そんな可奈子に謎の着信がかかってきます。
男とも女とも分からない、潰れたような聞き取りにくい声で、可奈子に対して中傷を繰り返します。
尚美の死に責任を感じている可奈子は、謎の着信でどんどん衰弱していきます。
そんな可奈子を見て、心配がどんどん募っていく和泉。

街では、ある男子高校生が母親を殺害したとして手配されます。
普段は大人しい子と評される彼が凶行に走った描写は、読んだ瞬間から疑問だらけです。
ん?どゆこと?バグったんか??
男子高校生は、こっそり隠していた日本刀を使って母親を惨殺して逃走します。
彼の部屋の机の上には、彼自身の切断された小指が置かれていました。
猟奇殺人として警察が捜査を進めますが、まぁ姿をとらえることが出来ません。
彼は新たなターゲットを殺害するために行動します。

この猟奇殺人と、尚美の自殺は関係があるのか。

携帯料金が無料になるという怪しいHPから申し込む描写があるのですが、本当今も昔も、ただより怖いものはない!と肝に銘じましょう。
ろくなことにならないぞ!!
リテラシーも低いと、ヤバイやつらに食い物にされちゃうぞ!!

何ともいえないくらいに危うい高校生達と、大人代表として可奈子の両親と警察達。
大人にはわからない高校生達の戦い。
でも大人の力を借りないといけない時もやってくる。
可奈子と和泉の仲良し母子には、とかく試練が続きます。
でも可奈子には心強い味方が現われます。

同じ目標に向かって、墓を彷徨う悪意の持ち主達を屠れるか!

誉田 哲也作品

『アクセス』を読んで、作者の誉田 哲也先生作品から選書してみました。

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圧倒的な描写力で描く事件は、小説でしか説明する術をもたない。
小説を理解することが出来る人だけが堪能できます。

まとめ

『アクセス』
ネタバレを回避しようとすると、ほとんどのことが言えないのです。
ネット黎明期に仕掛けられた罠、この世のものと思えない悪意、
戦う方法もわからないけど、戦わなければ死と同意義のことが起こる。

大切な人を救うため、信じるものを信じ抜くため、行動を起こします。
ラストにまた新しい難問が見えてきますが、自分だったらどうするでしょう。

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