ぶちおです。
今回は『検索禁止』をご紹介しようと思います。
考察系の作品、流行っていますね。
本当は○○、気付くと怖い、ここに伏線が隠されていた！といった内容はぶちおも大好きです。
文字通り、ぼーっと映像を見ていただけでは気づけないので、洞察力を研ぎ澄ませて推理する。
たまらん脳の体操です。
知らないことを知りたいと思うのは、罪でしょうか。
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こんな人にオススメ
☆都市伝説が好き
☆実際の猟奇事件が気になる
☆作品の元ネタを知りたい
☆検索しないという強い気持ちがある
書籍概要
◆作品名 検索禁止
◆著者 長江俊和
◆出版社 新潮社
決して調べてはいけない。見てはいけない。この世には知らない方がよいことがある。「くねくね」「カシマさん」「コトリバコ」など“検索厳禁”の凶兆の言葉、「エクソシスト」など恐怖譚に潜む戦慄の真相、古今東西の奇談に秘められた衝撃の事実、封印された風習や事件……遂にタブーの扉は開かれ、忌まわしい“恐怖”が今、明らかになる。『出版禁止』の人気作家が初めて書下ろした“史上最恐のホラー”が詰まった禁断の書。
Amazon『検索禁止』作品内容より
ぶちおの読書感想文
『検索禁止』
おとぎ話や神話もやってはいけない禁忌が溢れています。
浦島太郎は、玉手箱を開けてはいけない、
鶴の恩返しは、機織り部屋を覗いてはいけない、
黄泉の国からの帰り道では、、後ろを振り返ってはいけない、
眠れる森の美女は、糸車に近づいてはいけない。
人間の〝してはいけないと言われたら、逆にしちゃうよね〟という誘惑を試しているのでしょう。
そして、禁忌を犯した人達の悲惨な結末も書かれています。
浦島太郎は老化しちゃったし、鶴はいなくなっちゃたし。
悲しい結末を分かっていても、どうしても気になっちゃう。
禁忌にふれたくても耐えるのが大事だよ、ということを教えてくれているのだと思います。
実際、立ち入り禁止になっている場所は過去に事故が起きた危険な場所だったり、
混ぜるな危険も、混ぜたら毒ガスが発生したりします。
やっぱり、ダメと言われているものはダメなのです。が、、、
本書では都市伝説や、実際にあった猟奇事件、創作物の元ネタになった事件などが紹介されています。
なんだかんだでホラーまわりをうろついているぶちおの好物です。
作中で紹介されている事例の一部をピックアップしてみました。
くねくねさんという都市伝説、
可愛らしい名前とは裏腹に、やばい怪異です。
ぶちおはアニメの『闇芝居』で見てぞわっとしました。
『闇芝居』はどれも怖い話揃いです。
深夜にぼーっとしている時にテレビで出会えたのは運命だったと思いますｗ
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『進撃の巨人』に登場する、捕らえた2人の巨人。
ハンジさんが、ソニーとビーンと名前をつけて愛情をもって接します。
さて、ソニー・ビーンという人食い一族の伝承があることをご存じでしょうか。
十五世紀、自分の住み処の前を通る旅人を襲っていたといいます。
その被害人数がまたとんでもないのですが…
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『サイコ』をはじめ、たくさんの作品に影響を与えた人物がいます。
猟奇殺人犯の代表格といえるエド・ゲイン。
エド・ゲインの農場の家屋にあったのは、吊された人間の死体。
母屋には切り取られた人間のパーツが…
人間の皮膚を家具や調度品に加工していた形跡も…
実際にあった事件だからこそ、衝撃度がとんでもないです。
映画、小説、漫画、エド・ゲインを彷彿とさせるピースはたくさんあります。
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『八つ墓村』も実際にあった津山事件が元になっています。
１人の青年が、住んでいる村の人達を一晩で殺戮して回ったという事件です。
異様ないでたちで、各戸を回って就寝している村人を襲うって怖すぎる。
生存者によって語られた事件の真相とは…
本作には他にもたくさんの、こわいけど気になる内容が書かれています。
検索したら、ずらっと気になる見出しが並ぶことでしょう。
『検索禁止』と言われて、検索しないままで過ごせますか？
ぶちおはもちろん、無理でした！ﾌｫｳ！
検索履歴からレコメンドがとんでもないことになりましたが、受け入れました。
そしてまた、見たら後悔しちゃうかもな～と分かっている検索結果をポチり続けるのでしょう。
最後にこちらの番組もオススメです。
『世界で一番怖い答え』
VTRを見て、考察をして、隠された怖い部分を答える番組です。
『検索禁止』作者の長江俊和さんが、問題提供をしていいます。
仕掛けられた謎を解くのは快感です。
そしてビックリするくらい、怖い答えの時もあります。
こんな作品もオススメ
『検索禁止』を読んで、考察系作品を選書してみました。
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『5分間ミステリー 裁くのはきみだ』
5分間ミステリーシリーズは、１つの事件が短く5分くらいで読める文量になっています。
さくっと短い中で、いかに真実を見抜けるかが鍵です。
海外作品の為、たまに向こうのノリで分かりにくいところもありますが飲み込みましょう。
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『５分後に意外な結末 ベスト・セレクション 黒の巻』
こちらも5分くらいでさくっと読めるショート集です。
そしてもちろん、この少ない文量の中でどんでんを狙ってきますのでご注意を。
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『意味がわかると怖い4コマ』
パッと見、普通の4コマ漫画なのですが怖い意味が潜んでいます。
擬音、台詞、背景、人物をしっかり観察すれば答えは一目瞭然です。
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『みんなでつくる 意味がわかるとゾクゾクする超短編小説 54字の物語∞(エイト)』
人気の54字シリーズは、54字だけを見て、裏の意味を考察するのが醍醐味です。
たった54字なのに、こんなに問題が豊富ということにビビります。
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『意味が分かると怖いビデオ 意味怖』
映像で楽しみたい方は、こんな作品も出ています。
集中して考察しましょう。
まとめ
『検索禁止』
情報が溢れているので、検索禁止と言われて検索を我慢するのは至難の業でしょう。
知的好奇心のおかげで、人類は発展してきたんや！
リスクを恐れて回避するなんて、弱虫のやることじゃい！
と自分を奮い立たせて怪しい世界に踏み入れてみてはいかがでしょう。
本当にやばいことになっても自己責任で、ここは何卒。
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