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ぶちおの本棚

『囚 愛玩少女』多分、インモラルな世界を受容する土台を培ったであろう作品。なつかしす。

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ぶちおです。

今回は『囚 愛玩少女』をご紹介しようと思います。
2002年から連載されていた作品なので、もう20年前なんですね~
ぶちお、学生時代です。
とんでもない作品と出会っておりました。
普通じゃない倫理観を植え込まれたといっても過言ではないw

懐かしの作品を、久しぶりに読み返した感想です。

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こんな人にオススメ

☆分別がついている
☆こじれ昼ドラ大好物
☆身分差、年の差たまらん
☆現代の倫理観はいったんわきにおける

書籍概要

◆作品名  囚 愛玩少女
◆著者   刑部真芯
◆出版社  小学館

“真珠”――俺が手に入れ名づけた、美少女。俺だけに従い、俺だけを感じるために調教されてゆく。お前に教えてやろう。身も心も総て―囚われる快楽を…。あの大人気シリーズ『禁断』の、礎となったもう一つの秘話!!

Amazon『囚 愛玩少女(1)』作品内容より

ぶちおの読書感想文

『囚 愛玩少女』
まずは、漫画の中なので!ということです。
久しぶりに読み返したら、大人の薄汚れた視点だと気になることだらけw
当時、全然受け入れていたのは無知ゆえか、人生経験の少なさか。スルースキル凄かったです。
どろどろしつつ、じれつつ、なんだかんだで愛だったなぁ~と思えた作品です。

この作品は刑部先生が先に描いていた作品『禁断~秘密の花園~』シリーズに通じるおはなしです。

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ぶちおは『禁断』より先に『囚 愛玩少女』からはいったくちです。
後から『禁断』を読みましたが、うん。
輪廻という言葉を痛感しました。

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表紙から分かるように、日本人離れした容姿、ゴスロリ風スタイルが可愛い少女の真珠。
子爵の爵位をもち容姿端麗、なんでもやれちゃう出来ちゃう男、紫蓮(しれん)。
母親に捨てられ市に出されていた薄汚れた真珠を、紫蓮は買い取ります。
紫蓮の屋敷に囲われることになった真珠ですが、紫蓮による愛玩がはじまります。

お金持ちが身よりのない貧乏人をゲットして恋に落ちるというのは王道ストーリーと言えます。
そういう作品はたくさんある。
のですが、『囚 愛玩少女』は少女漫画、当時ティーン層が購読するコミック誌に掲載されていたのに驚くほどの設定というか描写があります。
そういうのバッチこいな方は読み進めてくださいませ。

真珠は教育をうけていないので、紫蓮が世界のすべてです。
世間一般で【恥ずかしい】【いかがわしい】と言われる行為がなんなのか判別ついてません。
買われた当初はまだ幼女と言える年齢なので、紫蓮と一緒にお風呂にはいってもまぁよいですが。
5年経過してもまだ入り続けると。
ほいでもって、お風呂場では××くらいはされてしまっていると。
屋敷の使用人は怪訝な顔をしているのですが、真珠には理由が分からない。
おぅ…

紫蓮と体の関係も、まぁもちますよね。
じれったいカップルなので、恋愛感情とか素直に出せなくてもどかしいというのが醍醐味です。
なので気持ちを確かめあって、ではなくなんかもう止められんくて!的な初体験です。
真珠にはもちろんトラウマになりますが、回を重ねるごとに快楽に溺れていく…
おぅ…

衝撃はまだあります。
真珠、初潮を迎える!
しっかり作中で時間経過していますので、細くて小さかった真珠も段々と女性に成長していきます。
これはまぁ当然の話だし、と思えるのですが紫蓮がこれを機に避妊をしはじめるっていうくだりはw
真珠も真珠で、赤ちゃん出来たら捨てられる!紫蓮に抱いてもらえない!とプチぱにくります。
おぅふ…

大人になって読み返すと、こんな内容を当時すんなり受け入れてた自分の寛容さにわらいましたw
そのあたりの事よりも、じれキュン、ツンデレ、噛ませ犬とバトルといった少女漫画のコースター展開を重視していたんだと思います。
身分が違えど、出会いがどんなものでも、結果思い合ってるって素敵じゃな!と前向きだったんだと思いますw
読み返した時も懐かしさを感じつつ、やっぱりいっきに読破しました。
真珠と紫蓮、ちょっとちょっとどうなっちゃうの?!とハラハラノンストップ。

紆余曲折ありまくりだけど、不器用な愛情にどこかあったかみを感じる作品です。

こんな漫画もおすすめ

『囚 愛玩少女』を読んで、当時のことを思い出しました。
お昼のワイドショーか何かテレビの番組で、【最近の少女漫画がやばい】みたいな特集があり、小学館のコミックがターゲットにされていました。
過激な内容なのに誰でも買える状態でいいのか?!的な内容で、ぶちおも愛読していた本が多数出ていたので衝撃すぎて覚えています。
『囚 愛玩少女』のように今読むとまた驚けそうな作品、番組で取り上げられていた作品から選書してみました。

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『東京ジュリエット』
北川みゆき先生の作品です。
本誌掲載時に読んでいた時の記憶ですが、車内でいたすシーンのエロさに衝撃うけました。
直接的ではなく、醸す雰囲気がエロいのですよ。

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『快感フレーズ』
当時回し読みをしていた時、クラスの男子にとられたんですよ。
あとで取り戻そう、と思っていたら内容の衝撃さで男子が大騒ぎしていました。
これはエロ本だと言い出す男子勢に女子勢が冷めた目で見ていたのを覚えています。
えっち描写はあれど、そこだけじゃないのよ、お子ちゃまめ!

レンアイ至上主義(1) (フラワーコミックス)

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『レンアイ至上主義』
ヒーローがこんなにまっすぐにエロくて良いのかと思った作品w
何巻だったか忘れましたが、ある描写が問題になり編集長から注意がはいったと水波先生が綴っていたのを覚えています。
ただそのキャラのバックボーンを知る上では重要だったかなぁとも思いましたが。

禁断の恋をしよう (フラワーコミックス)

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『禁断の恋をしよう』
のちに『禁断の恋でいこう』というタイトルでシリーズ化された作品です。
ワイドショーではこんな過激なタイトルが書店に!と紹介されていました。
いやタイトルだけで、背表紙だけで判断するのか、と憤った記憶しかないです。
人間と狼男の恋愛だからな!!禁断じゃろう!!

まとめ

『囚 愛玩少女』
泣かせることばかりしてしまう、超不器用S男子の紫蓮。
泣きながらも紫蓮のことを憎みきれない健気ガール真珠。

思いが交わる日は来るのでしょうか。

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