ぶちおです。
今回は『税金で買った本』をご紹介します。
アメトーーク！！のヤンマガ芸人で、麒麟の川島さん推薦の本です。
ぶちおも番組で知りました。
ヤンマガといえば、セクシーと暴力と峠を攻めたりするコミック誌という認識なので、本当に珍しい作品です。
なぜ、ヤンマガなのか…
主人公がちょっとした荒くれボーイだからかな、
それとも司書さんがナイスボディだからかな、
マッスルモンスターもすぐ暴力で解決しようとするからかな…
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こんな人にオススメ
☆図書館のお仕事をのぞいてみたい
☆本が好き
☆正直、図書館をよく知らない
☆本にまつわる物語が好き
書籍概要
◆作品名 税金で買った本
◆著者 ずいの/系山冏
◆出版社 講談社
小学生ぶりに図書館に訪れたヤンキーな石平くん。その図書館で働く早瀬丸さんと白井くんに１０年前借りた本を返却していないことを指摘される。その指摘をきっかけに図書館に通うようになるどころか働くことになる石平くんの図書館お仕事漫画。
Amazon『税金で買った本（１）』作品内容より
ぶちおの読書感想文
『税金で買った本』
みなさんは図書館、活用してますか？
ぶちおはお恥ずかしながら、静かにしないといけない空間に耐えられなくてあまり行かない人間です。
小学生の頃の調べ物くらいで、記憶が止まっています。
本作は図書館が舞台です。裏側を知ることができます。
原作のずいの先生は、図書館勤務経験ありとのことなので実録に近いのがよきです。
図書館で調べたことを、あらためて読者に伝えてくれるだなんて神ですな。
作品の間にある図書便りも、ためになる情報満載です。
主人公の石平はギザギザ歯並びがチャームポイントのやんちゃボーイです。
10年前に借りパクしたままの本の返却をめぐって、物語がはじまります。
未返済の本があると、新たな図書の貸し出しはできない。
同じ本を買って弁償しなければいけないということで、
石平は恥ずかしさと戦いながら過去の自分が借りた本を書店に買いにいきます。
そして気付いたら石平は図書館でバイトを始めるという、スピード感ｗ
物腰穏やかで本に人一倍の愛情をもつ早瀬丸さんと、本への愛情が歪んだ執着に変わった白井くんをはじめ、
図書館での色々なスタッフの仕事を教えてもらいます。
寄贈本の担当さん、読み聞かせの担当さんなど、一口に図書館といっても仕事は満載です。
もちろん日常的な本の貸し出しや、本の修理についても知ることができます。
ぶちおも元リアル書店員なので、本の重さとか思い出してげっそりしました。
ただ本を棚に戻すという作業すら、とんでもない重労働です。
効率化を図って、本をとにかく持ってギックリ腰蔵になりました。
若さとパワーがないとやれないお仕事！
公共の場所ゆえ、迷惑系ユーザーもあらわれます。
本を破損させてしまう人、図書館のコンセントから電気泥棒をする人、
本の問い合わせと称して、痴漢行為をする人などなど。
これは図書館じゃなくても接客業あるあるというか、わかるなーが満載でした。
ぶちおが店頭にいた時もいましたよ、本を探しているふりをして卑猥な言葉を言わせようとしてきた男が。
対面ではなく、電話の問い合わせということを逆手にとった犯行でしたね。
電話だと聞き間違えの防止のために、店員は聞き返すのが基本です。
まぁ途中でさすがにありえないなって気付いて、男性店員に変わってもらいましたが、思い出しても許せん。
滅したい。
うまく使えばかなり重宝する存在の図書館。
知りたいと思ったことを、手間をかけて本で調べて自分の糧にする大事さ。
ネット検索で分かったような気になるのとは、格段に違うと思います。
時間ないからサササっと検索出来るのはありがたいですが、
紆余曲折してあれこれ本を集めてページをめくる醍醐味は図書館だからこそ！
小説やマンガからもらう感動は、作品をしっかり読んだ人にしかうまれません。
巻末には、作中で出てきた図書についての記載があります。
作中で気になった本があったら、それを参考に本を借りに行ってはいかがでしょうか。
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こんな漫画もおすすめ
『税金で買った本』はヤンマガレーベルです。
冒頭にも少し書きましたが、本来のヤンマガはこういうものだ！と感じられる作品を集めましたｗ
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『頭文字Ｄ』
豆腐屋の息子、峠を攻めるというキーワードが出たらこちらですｗ
店頭で働いていた時、発売が延期になると毎回怒って電話してきた人がいたなぁ～
最終的には｢先生がいい作品をお届けするためなんだと思います｣というと、大人しくなりました。
発売延期や中止については、お店はあんまり責任ないよ！とくにいち店員に責任はないよ！
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『ＢＥ─ＢＯＰ─ＨＩＧＨＳＣＨＯＯＬ』
伝説のやんちゃボーイズのマンガといえば、こちら！
紙本は1984年発行とのこと。
約10年前に電話でこの作品のお問い合わせがあって、受けたのが大学生の男の子でした。
その子からすると、もう知らない世代の作品で仕方がないのですが、
『Tバックハイスクール』と聞き間違えていました。
いくら検索しても出てこないぞ！と助けてあげたのが思い出です。
ほらね、ちゃんと電話では復唱しないとこうなるのです。
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『彼岸島』
大好きな吸血鬼マンガです。
先日、墓場の画廊で展覧会を開催していました。
現地には行けなかったのですが、ネットショップで雅様なりきりマスクを購入しました。
一気にテンションがあがるアイテムです。
これをつけて、お花見したのが今年の思い出です。
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『監獄学園』
美女たちと繰り広げる脱獄マンガ！
その画力の高さに度肝抜かれます。そして笑いのセンスも突き抜けていて本当に笑い死ぬかと思いました。
ぶちおの中で、誰かいるところで読んではいけないマンガ認定されてます。
にやにやが止まらないので、1人で爆笑できる空間で読むことをおすすめします！
まとめ
『税金で買った本』
みんなの血税で買った本は、みんなの財産。
大切に使いながら、本を通して人生の彩りを豊かにしたいですね。
人気作品を予約したり、絶版で手に入らない本も読めたり、近くの公民館とかで貸し借りを代行してくれたり。
サービスもめっちゃ充実してたりします。
図書館で働くようになって石平の環境も変化します。
やんちゃ仲間も段々とその姿に感化されていって…
素敵な図書館LIFEを！！
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