ぶちおの本棚

『口に関するアンケート』アンケートに回答することで気付く。人を呪うのは難しい…

ぶちおです。

今回は『口に関するアンケート』をご紹介しようと思います。
2026年映画化!
肝試しに心霊スポットに行っただけなのに、どうしてこんな結末になってしまったのか。

口は災いの元だけど、人の口に戸は立てられない。

話すも話さないも、聞くも聞かないも本人次第。

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こんな人にオススメ

☆短い時間でゾワッを体感してみたい
☆ギミックから色々と考察したい
☆誰が嘘つきか見抜きたい
☆アンケートに答えるのが好き

書籍概要

◆作品名 口に関するアンケート
◆著者  背筋
◆出版社 ポプラ社

口に関するアンケート 背筋(せすじ) 「近畿地方のある場所について」(KADOKAWA)で2023年にデビュー。同作が「このホラーがすごい! 2024年版」にて1位に。近著に「穢れた聖地巡礼について」 (KADOKAWA)など。

ぶちおの読書感想文

『口に関するアンケート』
ぶちおが本作を知ったのは、読書の趣味が似ている元上司から教えてもらいました。
「めっちゃ小さい本がある」という感想w
内容というよりも、装丁についての驚きを伝えたかった様子でw
実際、手のひらサイズなので書籍としては小さい。
話していた当時はラノベの豆本も異例のヒットをしているというのもあり、小さい本増えてるんかね~というしょうもない返答で終わった気がします。

そして2026年、映画化になるということで本作の存在を改めて思い出したぶちおは早速電子書籍にて読みました。
書籍は32ページなので、あっという間に読了できちゃいます。
そして音声再生のボタンもついていました。

流行りの音読してくれるタイプの本か?!と思いつつ、まずは普通に目で読みました。
本文にはところどころ赤字になっている部分が。
ということは、この描写が重要ということか。と思って読んだのですが、その赤字フォントの色も2種類はありました。
赤とえんじ色、というくらい近い色だけど違う色。
段々グラデになっているようなフォントカラーには、どういう意図があるのだろう…

本編の後は、アンケートがあります。
この本編を読んだ読者に向けてのアンケート。
そこでやっと、本編に隠されている事実の一端を掴めます。
ただ、ほんのちょっとのヒントなので、あれこれ自分で想像しつつ落としどころを見つけるという感じ。
ホラー要素がある作品は、バシッとした解答がないからこそ怖いですから。
人によって何種類も解釈が出来そうな幅があるのがうまみかもしれません。

一旦アンケートまでやりきってから、今度は音声での読み上げボタンを押して聞いてみました。
が、これは電子書籍の仕様によって違うのかな~

ぶちおが読んだ電子書籍版では、ただただ機械的な声で本文を読み上げるのみ。
しかも漢字の誤読も多かったので、これ耳だけで聞いていたら物語がこんがらがりそう…
目で読みつつ音声を聞いたとしても、やっぱり音との差分が気になって内容が頭に入らない…
そういうカオスさを体感するものなのか、どうなんだろう。
とくにSEみたいなものもないので、ドラマCDというものでもないですし。
ちょこっと再生しただけでやめてしまいましたが、最初から最後まで聞くと得る気付きがあるのかな。

と、色々とギミックについて書きましたが、本編もきっちりと恐怖心を煽ってくれます。

とある有名な心霊スポットに行った大学生たち。
若さだなぁ~
ちょっとした肝試しのつもりだったのに、そこに行った大学生のうちの一人が後に自殺をしてしまった。
他の大学生たちが、当時何があったのかを語っている内容が綴られていくのですが。
やっぱり矛盾がチラホラと。

そもそも肝試しをやりたいと言い出したのは誰か。
肝試しに向かう道中での、嫌な空気の原因は何か。
肝試しの順番はどうなっていたか。
各自の狙いはどこか他にあったのではないか。

読み進めていくことで、普通の関係、普通の肝試しとは言えないものだったことが分かってくる…

というか、そもそも生存した大学生たちは誰に、何の目的で語っているのか。

立ち戻って考えてみると、おかしい部分が気になってきてw
そして彼らの語りも不穏な部分が見え隠れして。
この肝試しの真相を考えることで、またゾワゾワッと。

簡単なアンケートほど、気をつけないと。

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