ぶちおです。
今回は『怖ガラセ屋サン』をご紹介しようと思います。
『ぼぎわんが、来る 比嘉姉妹シリーズ』などの著者、澤村伊智先生の作品です。
怖ガラセ屋サンは、新たな都市伝説のような存在なのか。
必要な人のところにやってくる、
伝わっている方法で呼べば来てくれる。
怖ガラセ屋サンに会ったら、身の保障はないかもしれません。
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こんな人にオススメ
☆ぞわっとホラーが好き
☆謎の存在に興味がある
☆生きている人間が一番コワイ~と言ったことがある
☆悪人は報いられても仕方ない
書籍概要
◆作品名 怖ガラセ屋サン
◆著者 澤村伊智
◆出版社 幻冬舎
怪談は作りものだと笑う者、他人の不安や怖気に付け込む者、いじめを隠す子供……。こんなヤツらに“一瞬の戦慄〞なんて生ぬるい! 「怖ガラセ屋サン」はナメたやつらが大好物。狙ったら最後、あの手この手で恐怖のどん底へ――。怖がらなかったことを後悔しても、後の祭り。先の見えない恐怖に「まさか」の連続!背筋の凍る連作短編集。
ぶちおの読書感想文
『怖ガラセ屋サン』
適当なこと言っちゃいがちなぶちおです。
本当に思っているとかでもなく、言いたいフレーズを言う癖があります。
一時は「付き合っちゃいなよ」と言いたくて仕方ない時期がありました。
語感が気に入ってしまって。
文脈気にしないで言う謎の癖。
そして、「結局、ヒトコワだからなぁ~」というのも何度言ってきたことか。
ヒトコワというワードが確立されてからは、怪異現象やら怪物やらを見ても、結局生きている人間が一番コワイのよ~としたり顔をしてきました。
が!
やばい、本作を読んだあとだと、この薄っぺらい発言が命とりになると気付きました。
安易に吐いていた言葉によって、取り返しのつかない事が起こることもある!
怖ガラセ屋サンはどこにでも現われるし、誰に対しても平等に力をふるってきますので。
本作には7編収録されています。
色々な角度から、怖ガラセ屋サンの存在を知っていく…
実体のない存在なのか、それとも実体がある人間なのかも不明。
人間だったとしても、普通ではない力を持っていることは間違いないですが。
1話目『人間が一番怖い人も』が一番パンチくらったかなぁ~
それこそ、ヒトコワについてどういうスタンスなのかを問われたかのような。
ぶちおはヒトコワも好きだし、ヒト以外の怪異も好き。
怪異を否定するスタンスではないので、まだ助かる道はあるのか…
会社の後輩を家に招いて食事をすることになった夫婦。
後輩は怪談を集めているらしい。
そう言われても、昔ながらの怪談くらいしか思いつかない。
息子に怖いものを聞くと、ストーカーという返事がくる。
これも時代っちゃ時代。
昔は夜は本当に闇だし、あちこちの隙間に恐怖を想起させるものがありましたもの。
動物の鳴き声すら怖いとか、トイレに行くのも怖いとか。
ぶちおの祖父母宅は以前、くみ取り式のトイレでしたから。
しかもトイレがある位置が部屋から遠い。
暗い廊下を進んだ突き当たりで、灯りを点けても暗い。
というか、くみ取り式だから便器の底は真っ暗ですから。
怖いのなんのってw
だからこそ、怪談がわんさかあって、トイレの花子さんが共通言語のように盛り上がって。
今は自分から見つけにいこうとしない限り、こういう怖さには出合いにくい。
昔の怪談を聞いても、実感がわきにくい。
そんなもやもやっとした怪異よりは、ストーカーの方がよっぽど怖い。
危害を加えられるかもしれないし、つきまとわれるのも嫌な気持ちしかしない。
作中の息子が言うことも納得。
ヒトコワ、わかる。
でも、そう言っておきながら、本当に生きている人間が怖いと思いながら生きてますか。
いい人だと思っていたら犯罪者だったとか。
友人だと思っていたのに、影では裏切っていたとか。
生きている人間を疑ったり、警戒を続けるのは難しい。
けれどヒトコワだというのなら、最低限の防衛策はするべき。
本編読んで、どういうことかわかって腑に落ちた感が凄かった。
他にも、新興宗教にハマった母親に苦しむ娘や、友人をいじめ抜いた少年たちの元に、怪談ライブで観客を恐怖させる怪談師の所へ、怖ガラセ屋サンがやってきます。
どんな手法で恐怖を与えてくれるのか。
相手によって、最大効果がでるようにやってくれますから。
見方によってはいい存在にもなるような。
呼び出す勇気があれば、いい関係を築けるかも?
今日もどこかで、怖ガラセ屋サン
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