ぶちおの本棚

『生贄家族』新しい家族になるには死んでもいい覚悟がいる。何者かの意思で縛られた家庭の秘密は何か。

ぶちおです。

今回は『生贄家族』をご紹介しようと思います。
生贄というパンチワード。
表紙からも絶対にほんわかしたファミリーストーリーでないことは分かります。

覆面かぶって、凶器振りかぶってくる狂人なんて、ヨダレがでちゃうぜ。

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こんな人にオススメ

☆ヤバイ家庭を覗きたい
☆主人公が痛みを越えていくのを応援したい
☆表情の豊かさを実感したい
☆誰が裏切るか、わくわくしたい

書籍概要

◆作品名 生贄家族
◆著者  杉野アキユキ
◆出版社 日本文芸社

【家族――それは絆にも、鎖にもなる人間達の最小集団。】
豪邸に住む美女・阿久津美波との結婚が決まり、阿久津家に婿入りすることとなった純平。
異様な家庭内ルール、不気味な地下室の存在、そしてその裏で起こる連続失踪事件――。
幸せな“家族”は、恐るべき狂気を孕んでいた。
「クイズ!正義の選択」「ディストピア~移住先は不貞の島でした~」で頭角を表しつつある新鋭・杉野アキユキがおくる戦慄の潜入捜査“家族”サスペンス、開幕!!

ぶちおの読書感想文

『生贄家族』
日本文芸社は、実はホラー系もしっかりしていますから。
ぶちおが店頭にいた時代は、おじさま向けのしぶい作品。
裏社会のドンの話とか、お酒の話などが多かったですが最近はホラーものも強いです。
映像化で話題になった『ガンニバル』もニチブン。

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逃げ場のない山で殺人猿に襲われる『モンキーピーク』もニチブン。

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ぶちおは定期的に、ニチブンのホラー作品をチェックしています。
今回は『生贄家族』!
どう考えてもホラーだし、何やら血の匂いもする…
とりあえず試読、とりあえず1巻買おう、次が気になる、次が気になる…
気付けば最新巻までいっき読みしていました。
展開も早いし、予想外の出来事が続くので飽きないんですもの。

主人公は純平。
警察官が本職ですが、弟の失踪に関与しているとみられる女性に近づくために身分を偽って潜入捜査をしています。
女性の名前は阿久津美波。
美人だし気立てもいいし、マイナスポイントが見つからない出来た人間。
でも弟の失踪は何か知っていそう。
純平は美波と結婚をすることで、さらに調査を進めようと決意します。

弟のために婿入りをする純平。
潜入捜査といえど、本部から命令されたものではなく純平の単独捜査です。
弟の失踪や、美波を調べるべきだと捜査一課に進言してもスルーされちゃったので。
こうなりゃ自分でやるしかねーと!
純平の真っ直ぐさが、ホラー作品の主人公らしくてよきです。
怪しいところと分かっているのに突っ込んでいく勇気が何よりも大事。

美波の実家に挨拶をしにいって、阿久津家のヤバイ実状を目の当たりにしていくことに。
たくさんのルールで縛られる生活。
ルールを破れば義兄からの鉄拳制裁。
家を出入りする際には荷物検査もされる。
家族、そして家政婦も何やら怪しい雰囲気しかない。

地下室まである豪邸のどこかに、弟の失踪に繋がる何かが必ずある。
しかし阿久津一家のガードは堅い。
どうやって純平は捜査をしていくのか…

ぶちおは奔放な家なので、ルールなんてなかったなぁ~
小学生の頃は、暗くなる前に帰りなさい、くらいだったような。
基本、各個人ノータッチな家族なので、阿久津家のような家ではやっていけないなw
ご飯を食べる順番、時間厳守、夫婦の営みの指定日まであるとか。
ルールを覚えるのも一苦労だし、覚えたところで守るのもしんどい。
過干渉すぎて息苦しいやろ!

でも、これらを守って一緒に1つ屋根の下で暮らしてこそ家族だと。
それが絆、みたいな洗脳を浴びていたら受け入れちゃうんかな。

純平の義兄の行動も、洗脳するための行動に見えますし。
肉体的にも精神的にもダメージを与えて、戦意喪失させる。
落ちきったところで、家族だけが味方だと甘言で取り込んでいく。
それが義兄の役割なのか…

『サイレントヒル』シリーズにあったようなドキドキ要素はやっぱり怖くていいです。
クローゼットの隙間越しに見える室内の様子、クローゼットの扉1枚隔てたところに見つかってはいけない敵の存在。
呼吸音すら抑えて、見つからないように必死に祈る。
緊張感MAXのかくれんぼは、ホラーの醍醐味じゃ。

阿久津家は、確実にヤバイことをやっている。
どこから切り崩していくべきか。
家族といえど、すべてが一枚岩なわけではない。
きっとどこかにつけ込む隙があるはず。
でも派手に動けば見つかってしまう。
この緊張感がたまらんかった。

仲間だと思っていても、裏切るかもしれない。
逆に敵だと思っていたら、協力してくれることもある。
誰も素直に信じられなくなる駆け引きも見所じゃ。

ホラー味がメインではありますが、ところどころ笑っちゃうポイントもあります。
この緩急が良きw
義兄夫婦の3人の子どもの名前はもう、なんかナナメから刺さってきました。

純平は弟と再会できるのか。
阿久津家を守る強大な力。

阿久津家とは、一体何なのか。

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