ぶちおの本棚

『N』不穏で不気味で説明がつかないことが頻発する。確実に誰かの意志によって惹起されている…

ぶちおです。

今回は『N』をご紹介しようと思います。
オカルト的な怖さ、ヒトコワもあいまって恐怖倍増です。
まだ霊的なものと断じられるものの方がよかったくらい。
おかしな事件の裏には、ある宗教団体の噂がつきまとうのですが。

目的がわからないので、まだまだ全体像も掴めない。

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こんな人にオススメ

☆深まりまくる怪奇が好き
☆ページをめくって驚きたい
☆連鎖していく謎について検討したい
☆どうしても逃げられない運命なら受け入れる派

書籍概要

◆作品名 N
◆著者  にことがめ/くるむあくむ
◆出版社 KADOKAWA

ぼくの視界も、心も、すべてNに奪われた。

・男子中学生5名行方不明事件
・■■小学校1クラス惨殺事件
・自動車暴走2名死亡事故
一連の現場に残された「N」の文字。

その主犯として都市伝説が世間を賑わせる、
2000年前に崩壊したはずの宗教団体「N」。

「N」とは一体何なのか?

ぶちおの読書感想文

『N』
最初からずっと不穏な空気感ただよう作品ですじゃ。
お話ごとに登場人物が変わり、それぞれ不可思議な体験をしている。
ホラーのオムニバスかと思いきや、実は裏側で繋がっている。
事件を繋ぐのは《N》の文字。
何を表わしているのか。
アルファベットの14番目の《N》

ある中学生達が霊園に肝試しへ。
あとからやってきた一台の車。
車から降りた4人は一斉に無心に地面に何かを刻んでいる。
何かがおかしいと思い、中学生達は立ち去るのだがたった1人を残してみんな失踪してしまう。

神様と同居していると言う少女。
他の人達にはなかなか神様の良さがわからない。
授業参観の日、家族をテーマにした作文を読むことに。
神様も家族だからと、少女は朗読を始めるのだけど…

失踪事件が起こった空き地。
ネット情報以外にも何かわかればと面白半分で訪れた男性。
何が祀られているかわからない祠にある、見てはいけないモノを見てしまう。

毎日、見知らぬ誰かの首に縄をくくり、殺す夢を見る少年。
窓から見知らぬ少女が手を振ってくれる。今日は振り方がおかしい、というより少女自体が揺れていないか。
ぬちゃあ~っと湿度と粘度を絡めて、不気味な手は這い寄ってくる。
一見ほっこりするような始まりでも、気付くともう戻れないところまで。

とにかくおかしいことが起こりすぎる!
段々とこのおかしい事件もネットで話題になり、背後には《N》という宗教団体の影があるという噂も。
《N》が事件を起こしているのか。
残されている文字や、関係者の証言をあわせると《N》が関係している可能性は高そうだけど。
なんでそんなことする必要があるねん、と。
無目的に誰でもいいから死なせる必要がある?
宗教ゆえ、何かの儀式的なものなのか。
それにしても事件の内容や、死因もバラバラで。む~ん。

おかしな事件は人の精神も蝕んで、笑顔の狂人とか生んじゃうから。
ミイラとりがミイラになっちゃうとか。
《N》に近づくだけで危険度MAX!!
と思いきや、《N》と無関係の善良な一般市民も犠牲になっているし。

早く真相を知りたいいいいい!!
1話目からA、B、C、と重ねていく。
これは最後の文字まで見届けないと!
1巻、2巻と年に1冊ペース、来年の夏がもう待てないいいいw

日常に潜む怪異。
《N》に無差別に狙われる可能性はあっても、やっぱり虎穴に裸で突入するのはよろしくないです。
何の能力もないのに、ほいほい怪しいところに行ってはダメ。
ノリで肝試しとか。
興味本位で調査をするとか。

触らぬ神に祟りなし。
怪しき団体からは、適切な距離を。

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