アフィリエイト広告を利用しています

ぶちおの本棚

『屍介護』こんな介護が許されますか?というよりも…コレは、生きている人間ですか?

Pocket

ぶちおです。

今回は『屍介護』をご紹介しようと思います。
タイトルと表紙のインパクト、電子書籍のセール中ということで即ポチしました!
いやぁ~そんな結末にいくんだなと予想を裏切られましたとも。

山奥で住み込みの介護、その介護内容も異様となると、恐怖は幕開けるものです。

屍介護 (角川ホラー文庫)

新品価格
¥518から
(2023/3/26 12:56時点)

こんな人にオススメ

☆ホラーが好き
☆最後は立ち向かいたい
☆グロ描写なんて気にしない
☆世俗から離れたい気持ちはわかりみ

書籍概要

◆作品名  屍介護
◆著者   三浦 晴海
◆出版社  KADOKAWA

看護師から介護業界に転職した栗谷茜は、山奥の屋敷で、寝たきりの婦人をヘルパーとして住み込みで介護することになった。しかし、妃倭子というその婦人は、なぜか頭に黒い袋を被せられ、肌は不気味に変色し、言葉を発することも動くこともなかった。新人がゆえ、全力で職務に向き合おうとするも、茜の胸にはじわじわ疑念が広がる――これは、もう死んでいるのでは? 先が読めない、ひたすら怖いとネットを戦慄させた、禁断の介護ホラーが登場!

石田衣良氏も推薦!
「介護×ホラーのミスマッチが生み出した異次元の邪悪なデビュー作。母の愛と母の愛が命がけで壊しあう!」 石田衣良

Amazon『屍介護』作品内容より

ぶちおの読書感想文

『屍介護』
介護士が主人公って、今まで出会ったことはないかなぁ~と。
さらに介護するのは、とても普通ではない人、介護内容も違和感だらけです。

主人公は栗谷茜、病院で看護師として働いていましたが、人間関係等に疲れて転職します。
目にとまったのは、介護施設『ひだまり』の求人でした。
面接では妊娠中の若き社長・楓と、元社長で現社長の母親でもある高砂と話します。業務内容に若干の違和感はありつつも、早速山奥の屋敷で住み込みの介護をすることになります。

屋敷には茜の他に、先輩ヘルパーが2名。引田と熊川がいます。
引田は明るくなんにでも前向き、ヘルパーの鑑とも言える働きっぷりをしています。
熊川は対照的に茜に対して冷たく、ヘルパーとしても少し問題があります。

山奥のため、スマホ、ネットは一切使えない。
週に数回、買い出しのために車で下山をする程度。
回線電話は生きているので、急ぎ必要な連絡は屋敷に設置されている固定電話を使う。
ネットが使えないというとんでもない条件、ほとんど屋敷に閉じ込められているような環境ですが、現世に色々と疲れている茜は、むしろ前向きに受け入れます。

屋敷には介護対象である妃倭子(きわこ)という30代女性がいます。
寝ている様子を観察しても、茜よりも背は高く体つきもしっかりしているように見えます。
ですが若いのに要介護という扱いです。
ほとんとが寝たきり、食事もお風呂も介助が必要です。
夜になると体調次第では1人で歩くことも可能だが、会話による意思疎通は難しい。

茜は引田に妃倭子の介護内容を教えてもらいます。
妃倭子の部屋に入る際のルールは3つ。

1、マスクとゴム手袋を着用すること
これは妃倭子に感染症などをうつさないための配慮。妃倭子の病気は決してヘルパーにうつらない。

2、妃倭子に光を当てないこと
妃倭子の寝室は常に闇に満ちています。
病気の影響なのか、太陽の光が当たると皮膚などに拒否反応が出てしまう。
蛍光灯など明りが強いものもNGなので、介護をする際の光源は蝋燭のみ。

3、妃倭子の顔を見てはいけない
???

茜は2つ目までのルールについては、看護師の観点からも納得できるものでした。
しかし、【顔を見てはいけない】というのはどういうことなのか。

寝台に寝かされている妃倭子の頭部には、シルクでできたような黒い袋がかぶされていました。
巾着を逆さにしたような形で、首元にあるリボンを絞り袋が外れないように施されています。
食事の介助時は、口元まで袋をまくることはいいがそれ以上はダメ。
妃倭子の食事はなんともいえな合い挽き肉を流動食のように加工したもので、漏斗のような器具を使って喉に直接流し込みます。

初日から、茜は衝撃の連続です。
とても最良の介護とはいえない内容でも、引田も熊川も会社の指示だからと黙々と仕事をしています。
言われたことをしていればいい、余計なことはしてはいけない。

茜は段々と屋敷に充満する異常さを感じていきます。
妃倭子に隠されている真実とは!

といった感じです。
ホラー映画さながら、ラストはパニック要素も加味されていっきに読了しました。
ミステリやホラーの玄人なら分かるでしょう。
山奥とか閉ざされた場所に行ったらあかん!

こんな漫画もおすすめ

『屍介護』は角川ホラー小説レーベルとして配信されています。なので角川ホラー小説レーベルから選書してみました。定期的に電子書籍では角川ホラー小説の特価が実施されています。

さえづちの眼 比嘉姉妹シリーズ (角川ホラー文庫)

新品価格
¥828から
(2023/3/26 13:33時点)

『比嘉姉妹シリーズ』
ぼぎわん、がぶちおの流行語大賞になったのは何年前でしょう。
遅いながらもぶちおも続シリーズを追っております。

バチカン奇跡調査官 秘密の花園 (角川ホラー文庫)

新品価格
¥549から
(2023/3/26 13:36時点)

『バチカン奇跡調査官』
天才神父コンビの事件簿、超人気シリーズです。
が、なかなか手を出せていないぶちお。ちょっとお金をためて一気に買って一気に読みたい。

妖奇庵夜話 ラスト・シーン (角川ホラー文庫)

新品価格
¥488から
(2023/3/26 13:37時点)

『妖奇庵夜話』
事件に巻き込まれがちな茶道家探偵。
妖怪とかに目がない方、いかがでしょう。

事故物件7日間監視リポート (角川ホラー文庫)

新品価格
¥554から
(2023/3/26 13:39時点)

『事故物件7日間監視リポート』
あなたの予想を裏切る、究極の超常(パラノーマル)ホラー。
ちょっと危険なお仕事、興味はあります。

まとめ

『屍介護』
ただただ言われるまま、妃倭子の介護を続けてはいけない気がする…
妃倭子の病気はなんなのか、
環境のいい施設での介護を拒むのは何故なのか。
意外なほど強くて芯のある茜の奮闘を見守りましょう!

余談ですが、最近頭に袋をかぶるキャラに遭遇しがちだったので、他にどんな作品があるかな~と思い検索しました。
【頭 袋をかぶる】
で検索したのですが、自死をしようとしている人に思われたのか、命の相談みたいなサイトがTopにでてきました。
あ、そういう意図と思われちゃったか~
検索の対応とかもちゃんとしているんだな、さすがグーグルじゃと感心しました。

屍介護 (角川ホラー文庫)

新品価格
¥518から
(2023/3/26 12:56時点)

~ぶちおのグッズはこちら
📚ぶちおの本棚記事一覧はこちら
🐥鳥記事一覧はこちら
🌞日常記事一覧はこちら
✨劇団四季一覧はこちら

-ぶちおの本棚
-, ,

© 2024 ぶちおの部屋 Powered by AFFINGER5

Verified by MonsterInsights