ぶちおの本棚

『わが母なるロージー』仕掛けられた爆弾は7つ。犯人の無謀な要求、真意を見抜けるか。

2023年4月28日

ぶちおです。
おすすめ小説のご紹介です!

今回は『わが母なるロージー』
このミスをはじめ、様々な賞を総なめた『その女、アレックス』のカミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズの番外編作品です。
お馴染みの登場人物に会えて胸アツでした。

ヴェルーヴェン警部のきれっきれの捜査、刮目です!

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こんな人にオススメ

☆カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズが好き
☆異国っぷりを感じたい
☆中編くらいが丁度いい
☆ラストの余韻はいっそなくてもいい

書籍概要

◆作品名  わが母なるロージー
◆著者   ピエール・ルメートル/橘 明美
◆出版社  文藝春秋

『その女アレックス』のカミーユ警部、再登場
パリのあちこちに仕掛けられた七つの爆弾。犯人だと出頭した青年の狙いは何か? カミーユ警部と富豪刑事ルイが奔走する番外編。

Amazon『わが母なるロージー』作品内容より

ぶちおの読書感想文

『わが母なるロージー』
カミーユ・ヴェルーヴェン警部、ミステリ好きであればご存じの方も多いでしょう。
なにせ、『その女、アレックス』で日本中が夢中になった警部です。

カミーユ警部シリーズは、3部作です。『悲しみのイレーヌ』『その女アレックス』『傷だらけのカミーユ』で本編シリーズが完結となっています。
『わが母なるロージー』は番外編という位置づけで、中編小説です。
時系列でいうと『その女アレックス』『傷だらけのカミーユ』の間の物語だそうです。

正直、たったの4作品じゃもったいないぜ!と思うほど強烈なカミーユ警部です。
十津川警部並みにシリーズが出てほしいと今でも願っています。
作者本人がもう書かないと言っていても、勝手に待ち続けるのがファンですw

本編の3部作の鮮烈な印象はいまでも覚えています。
キャラがね~とにかくいいのです。
日本には絶対にいないよね!っていう警察諸君が愛おしいです。

あ、『わが母なるロージー』はやっぱり時系列順に読むのがおすすめです。
キャラ説明もそこそこに事件がどんどん進んでいきます。
初見で読むよりは、キャラ達の相関図をつかんだ上で読んだ方が楽しめると思います。

ある日、通りで急に爆発が起こります。
日常は地獄と化し、懸命な救助活動が行われます。
こんな大事件を起こした犯人はするっと自首してきます。
そしてカミーユ警部と話したいと。

ページを開いて最初の方、人物紹介の欄に名前とともに犯人ですと書かれています。
本作は、犯人が誰かと推理するのではなく、犯人の目的を推理していきます。
本当に犯人はこいつか?本当は何を企んでいる??

犯人は、全部で7つの爆弾を仕掛けたと告げます。
1つは先ほど爆破されたもの。残りは6つ、1日に1つずつ爆破するようにタイマーが設置してあると。
勾留されている母親のロージーを釈放し、お金を用意して高飛びすることが犯人の要求です。
はい、タイトルの意味も回収されますね。

カミーユ警部は、ひとまずつなぎの捜査指揮官として犯人と対峙します。
犯人の無茶な要求を聞くことはできない、残りの爆弾の場所を教えてくれれば罪も軽くなる。
取調室で緊迫の時間が続きます。
とにかく時間がない!ぼさっとしていたら、またどこかで爆発してしまうのですから。

交渉材料とするために、カミーユ警部は右腕のルイとともにロージーの事件も調査していきます。
スマートイケメンのルイ、今回も素敵じゃ!

ルメートルの小説は、あまり見かけないような人物描写が面白いです。
たった一度しか登場しないような人物を印象づけるのがうまいです。
強烈に思い描けちゃいます。最後まで読んで、あの人結局ただの通りすがりだったんかい!と思うこともしばしばです。
表現も独特で、鮮烈に描けすぎちゃって気持ち悪くなっちゃうことすらあります。
意地悪というか、エスプリがきいている、というかw
エッジがね、きれっきれです。

犯人の目的をカミーユ警部とともに追いましょう。
あっという間に読了して、ポカーンとしてしまうかもしれません。
だが、それがいい!

ピエール・ルメートル作品

さぁ、魅惑のピエール・ルメートル作品をご紹介いたします。
ぶちおも知らない間に、たくさん翻訳されていましたwうれすぃ~

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はい、電子ではありがたい合本版が配信されています。
これがあればカミーユ警部シリーズの本編を網羅できます。
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女性の逃走劇というのが、珍しいシチュでした。
ただし、くらぁ~い気持ちになるので注意です。
そんなことまでしてかぁ~と、悶々した記憶があります。

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『監禁面接』
〈就職先企業の重役会議を襲撃し、重役たちを監禁、尋問せよ――〉
背水の陣状態だと、ありえない要求にも応じようとしてしまう。
これ、結末どうなるの?!

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『僕が死んだあの森』
少年による殺人、ゆれる村、どんどんと追い詰められていく。
隠した罪が、暴かれてしまうのではないかという恐怖。
心拍数に要注意です。

まとめ

『わが母なるロージー』
やっぱりナイスなキャラクターが登場する作品はいいですね~
すぐ脳内にあの時の警部たちが蘇ってくれて嬉しかったです。
癖ゴイスーな警察関係者もそうですが、犯人サイドもなかなか食わせ者です。

読了後には、表紙をもう一度じっくりと見てみましょう。

痺れるぜ!!

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