ぶちおです。おすすめ完結漫画のご紹介です！
今回は『君ノ声』全6巻
自分の成功のために政略結婚を目論む男と、虐げられ続けてきた令嬢のひたむきな気持ちが交錯します。
ここ最近で、一番応援したくなっちゃうヒロインが爆誕です。
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君ノ声 １【Kindle限定版】 (ジーンＬＩＮＥコミックス) 新品価格 |
こんな人にオススメ
☆身分違い、すれ違いの恋がたまらない
☆笑い要素もしっかり欲しい
☆大正の時代背景を堪能したい
☆普通の恋愛では、ちと物足りない
書籍概要
◆作品名 君ノ声
◆著者 森永ミク
◆出版社 KADOKAWA
【Kindle限定の描き下ろしマンガを収録！】時は大正。人の心の声が聞こえる京極一成は、その力を活かして商社を経営する敏腕社長だ。
Amazon『君ノ声 １【Kindle限定版】 』作品内容より
事業は順調だがその力のせいで人を信じることができず、彼はかなりひねくれた性格をしていた。
一成は資産と人脈を目当てに名家である諏訪部家の令嬢に縁談を申し込むが、縁談相手の諏訪部ななからは心の声が聞こえないうえ、彼女は声を出して話すことができなかった。
戸惑う一成だが、勢いで二人は夫婦になってしまい…？ 不器用で幸せなふたりの結婚生活が始まる。
登場人物
◆京極 一成(きょうごく かずなり)
…本作の主人公。社長として仕事をぶんぶん回しているやり手。
実は【他人の心の声が聞こえる】という能力がある。
その力のせいで他人を信用しきれず、ナナに対しても不信感を拭いきれない。
◆諏訪部 ナナ(すわべ なな)
…本作のヒロイン、名家諏訪部家の令嬢。ただし妾の子なので、家の中では疎まれいじめられている。
声が出せない、口がきけない。
実は【他人の心の声が視える】という能力がある。
だが、文字の読み書きが出来ないので、何を意味しているのかわかっていない。
ぶちおの読書感想文
『君ノ声』
一成とナナが縁談するところから物語は動きます。
一成は事業を大きくするために、諏訪部家との縁談に飛びつきます。
名家の後ろ盾があれば、事業をさらに大きくすることが出来る！という野望です。
幼少期に、過酷な経験をしているので、若干お金の亡者気味な一成。
ナナが口がきけないとはいえ、自分には【他人の心の声が聞こえる】から、障害ではない！と思っていたのですが、出会ってから一度もナナの心の声は聞こえず。
焦る一成！
自分の予定が大きく狂い、縁談を断ろうと諏訪部家を訪れた時に諏訪部家の奥様からナナがいじめられている現場に遭遇します。
言い返すことも出来ず、ただただ土下座して一成からもらった(安物の)かんざしを守ろうとしている健気な姿…
ぶちお、泣いちゃう…
一成はナナを助け出し、その場から連れ出します。
こんな家には置いておけない、自分の家で暮らさせます、と。
心の声が聞こえない相手は信用出来ないと思っていた一成ですが、ナナの姿を見て心が動かされたのでしょうか…。
聞くと【ナナ】という名前を漢字で書くと【名無】です。
この残酷な名前の意味すら分かっていないナナに、一成は新しい名前を与えます。
【七名】という新しい名前とともに、二人の不思議な婚前生活が始まります。
幼少期のトラウマで自分の心の声を抑圧してしまうナナに、一生懸命働きかける一成を応援しちゃう！！
一成の会社にはいい人達がたくさんいて、わいわい明るい生活が始まりますが、名家の令嬢には次から次に厄災が訪れます。
自分の言葉を持っていないナナは、ひたむきに一成の役にたちたいと思うのですが…
そうは、いかないのだ…
くうううぅ、もどかしいけど面白いです。
一成は、自分の事業拡大のための結婚だからナナを愛することはないと、何度も自分に言い聞かせています。
ナナは文字を一生懸命覚えていくうちに、自分が視えていたもの意味を知っていきます。
文字を知ることで分かってしまう残酷な真実もあるんだよぉぉぉ、
ナナ幸せになってぇぇと、思いながら続刊を心待ちにしています。
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『君ノ声』をよんで、こんな作品もどうかしらとぶちおなりに選書してみました。
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まとめ
『君ノ声』
大正時代、主人公たち２人がもつ異能の力。
思い合っているはずだけど、その異能が恋路をとんでもなく邪魔をしてくる！
さらに怪しい異国の紳士、諏訪部家当主の不穏な動きなど、物語は一時も目が離せない展開に。
ナナのひたむきさを見ているだけで、心が洗われるような気持ちになります。
本当、頑張りすぎたりしないで幸せになってー！
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