ぶちおです。
今回は『幻屍症 インビジブル』をご紹介しようと思います。
特殊能力を持つ少年は、島に隠された秘密の真相を見つけることに。
真相がわかれば脱出できる。
もし真相にたどり着けなければ死ぬらしい。
時折起こる不可解な死亡事故、黙々と処理する大人たち。
どこに逃げれば安全なのか。
![]() |
新品価格 |
こんな人にオススメ
☆ジュブナイルパッションをくすぐりたい
☆異能の持ち腐れにはなりたくない
☆大人が隠す秘密は暴きたい
☆少年たちの未来は明るくあれ
書籍概要
◆作品名 幻屍症 インビジブル
◆著者 周木 律
◆出版社 実業之日本社
孤島にそびえる閉鎖的孤児院「四水園」。猟奇×狂気の連続殺人と忌むべき謎を追え! 『不死症』著者による「症」シリーズ第二弾。絶海の孤島に建つ孤児院「四水園」で発生した、園生の不可解な転落死。他者の優れた部分が歪んで見える「幻視症」のユタカは、その事件をきっかけとして園内に伝わる「四忌」の噂を追い始めた。解けば願いが叶い、真実に辿り着けない者は死ぬという四つの謎…。相棒のミツルと共に解き明かすほどに、恐るべき悲劇が発生し!? この島を覆う闇の正体とは―?
ぶちおの読書感想文
『幻屍症 インビジブル』
孤島にある孤児院では、毎日厳しい訓練が行われている。
教師という存在は絶対、少しでも歯向かえば酷い仕打ちを受ける。
とんでもないスパルタ教育だけど、掲げている思想は《他人のために生きろ》というもの。
他人を思いやって生きるというのは大切だけど、どこか嘘くさい。
卒園を迎えると孤島を出て行くが、卒園生がどうなったか誰も知らない。
知りようがない。
みんな孤児で、この島だけが少年たちの世界。
与えられるものも限られているし、自由はない。
でもそれを受け入れないといけない…
主人公のユタカはある日から異能を身につけます。
それは優れている部分が歪んで見えるという能力。
足が速い人なら足の部分が、口がうまい人なら口が歪んで見える。
島で一番高い木が歪んで見えたりと、その能力は無機物にも適用されます。
ただ他人と関わっていく中で、歪んで見える相手とのコミュはかなり難しい。
顔とか体がぐにゃって見えるわけで。
もちろんユタカだけに見える世界だから、他人には信じがたい。
結果、ユタカは段々と孤立していくことに。
そんなユタカに声をかけて、一緒に島を脱出しようと持ちかけてきたのはミツル。
自信満々なミツルと、ちょっと後ろ向きなユタカのバディは島に伝わる四つの謎を解くことに。
もし四つの謎を解くことが出来たら、島から脱出する夢も叶う。
こうして教師や生徒たちの目をかいくぐりながらの謎解きツアーが開始です。
四忌と呼ばれる四つの謎。
灯台に棲まう亡霊、実習室を睨む闇の眼、運動棟に彷徨う人魂、消滅する園生。
謎を解いていくごとに、どんどん監視の目が厳しくなっている気がする。
そして不審死も…
もしかしたら殺されるかもしれない、とヒリつきながらも謎を解くことはやめられない!
気付けば青春でした。
なんかアツかったなぁ~ユタカとミツル。
お互いはみ出し者なところもあって、似ているようで真逆なようで。
ただこの孤児院の秘密に触れることで、島の外への憧れは強くなる。
四忌の謎解きもありますが、ユタカの異能もどう使うのがいいのか。
せっかくの能力ですから、有用に使いたいけれど。
優れている部分が歪んでみえる。
う~ん。
占い師とかだったらこの能力は役に立ちそうですが、ほぼ囚われの身の少年だとなぁ~
謎の答えを見抜けるというものでもない。
それにユタカ自身には歪んでいる部分が見えなくて、彼落ち込んでいるもの。
自分は凡人だから歪んでいないんだ。
卑屈になっても仕方ない。
もちろんこの能力がドブに捨てられるということはなく、ばっちり機能してくれるので安心を。
昭和の教育方針、絶対的な教師たちというのも、今はいないからこそ新鮮でした。
高圧的で、生徒たちが脱走したりしないように監視にも躍起な教師たち。
例え生徒の不審死が起こっても、粛々と片付けて日常に戻る教師たち。
いや、絶対なんかヤバイ秘密あるでしょ!となるのも当然。
ただ、この孤児院の秘密を知っても誰も得しないかもしれない。
自由を手にするには、相応の代償も必要…
ユタカとミツルはそれでも真相を見つけようとしますが、果たしてハピエンが待っているのか…
歪みの正体は。
![]() |
新品価格 |
~ぶちおのYouTubeはこちら~
~ぶちおのグッズはこちら~
📚ぶちおの本棚記事一覧はこちら
🐥鳥記事一覧はこちら
🌞日常記事一覧はこちら
✨劇団四季一覧はこちら


