ぶちおの本棚

『殺意の対談』笑顔の裏で、どんなに恐ろしい感情を隠しているか分からない。世の中は意外と狭いのかもしれない。

ぶちおです。

今回は『殺意の対談』をご紹介しようと思います。
エンタメに全振り!
対談形式でお届けされる本編、まさかこんなことを相手が思っているなんて…
他人の気持ちなんて、気付かない方がいいのかもしれない。

ラストは気持ち良く吹っ飛びます。

殺意の対談 (角川文庫)

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こんな人にオススメ

☆派手な展開が好き
☆ミッシングリングが繋がることに興奮する
☆誰が勝者か、わくわくしたい
☆対談記事はほのぼの読んできた

書籍概要

◆作品名 殺意の対談
◆著者  藤崎 翔
◆出版社 KADOKAWA

人気作家・怜子と若手女優・夏希の誌上対談は、和やかに行われた。……表向きは。実は怜子も夏希も、恐ろしい犯罪者としての裏の顔を持っていて……。対談と心の声で紡がれる、究極のエンタメミステリ。

※本書は二〇一五年六月に『私情対談』として小社より刊行された単行本を加筆・修正の上、改題し文庫化したものが底本です。

ぶちおの読書感想文

『殺意の対談』
雑誌などの対談記事、目にしたことはたくさんあると思います。
異業種同士の対談もあれば、近い関係同士の対談。
推しが誰かと対談をしているのをみてもほっこりします。
人との会話って、新たな表情を知ることができるもの…のはずなのですが。

本作では対談記事をベースにしつつ、対談者同士の感情も書かれています。
笑顔でよいしょしている裏では、悪口を言っている。
これくらいなら、日常の中で誰しもやったことがあるでしょうw
それが波風を立てない処世術ですから。

ただ、作中の登場人物たちはさらに物騒なことを腹に抱えています。
仇を討ちたい。
奪ってやりたい。
サプライズを仕掛けたい。
自分の人生を変えたい。
殺してやりたい。

どんなことを思っても自由ですが、誰かを傷付けるとなると。
しかも妄想程度ではなく、実行に移す決意をしていると。

原作小説の映像化にあたって、小説家と女優の対談。
代表の座を争うサッカーチームの仲間。
ドラマの最終回に向けて、メインメンバー達の意気込み。
まさかの角度から、事件の芽が成長していくます。

これだけ悪い感情が突き抜けていると、逆に気持ちいいw
対談記事が信じられなくなりそうなくらいです。
当たり障りのない会話をしつつ、文字数を何とか稼いでいるのかな。とかうがった見方を今後してしまうやも。
いや、そんな悪しき対談はほとんどないでしょうけども!

一見無関係な対談が、後半に向けてどんどん繋がっていくのも気持ち良かった。
あれ?あの対談で話していたことって、こっちの対談にも出ていたあの人と同一人物?
どこかで聞いたことある思い出話、そういえば過去の対談で言ってなかったっけ?
あ、あの対談の後、あの人はこうなったんだ…
ラストに向けて、謎だった部分が綺麗に収束していきます。

そんな犯罪簡単にできないだろ?!と思えちゃうくらい大胆な計画を考える対談者達。
利己のためには、何でもやったんぞ!という気概が成功者には必要なのか。

エンタメ要素抜群!!
スカっとしました。
途中で、こんなに性格悪い人達は幸せになって欲しくないと思っていましたが、やはりしかるべき報いはあるのだなぁ。
他責思考はよろしくない。
人を呪わば穴二つ。
こっちが殺意を持っている時、相手もまた同じことを考えているかもしれないぜ。

逆に対談記事を通して救われることもあります。
不特定多数の人が記事を読むことで、記事の異常に気付けることもある。

対談に隠された真相は…

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