ぶちおです。
今回は『清らかな煉獄 霊媒探偵アーネスト』をご紹介しようと思います。
霊媒探偵アーネストの第2作目のキーワードは炎、煉獄です。
探偵の看板を出していなくても、謎は向こうからやってきます。
仲良しだったのに、いつしか見えないヒビがあちこちに。
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こんな人にオススメ
☆アーネストシリーズが気になっている
☆連続する怪死の謎を追いたい
☆仲良しの仮面を剥いだ本性が知りたい
☆心霊写真が気になる
書籍概要
◆作品名 清らかな煉獄 霊媒探偵アーネスト
◆著者 風森章羽
◆出版社 講談社
「この電話番号の相手が、霊媒師の助けを必要としているのよ」 そう言って、霊感ゼロの喫茶店店主・佐貴に電話番号を手渡した黒髪の美女。この浜本理佳と名乗る女性は、佐貴の友人であり由緒正しき霊媒師・アーネストの助けが必要なのだという。電話をかけてみると、なんと理佳は1年前に自殺していた……。理佳の恋人も変死しており、アーネストと佐貴がその謎を解き明かすべく、動き出す!
ぶちおの読書感想文
『清らかな煉獄 霊媒探偵アーネスト』
由緒正しい霊媒の血筋、その身に霊を降ろして事件を解決に導くことも。
前作では遺恨がバチバチにありそうな、怪しき人形師が登場しました。
アーネストの血族にいた、風変わりな人形師の弟子と名乗る男でアーネストの周囲をちらちらと。
そんな人形師の動向も気になります。
閉店間近の喫茶店にやってきた女性客。
マスターの佐貴は店内に招き入れますが、その女性客は謎のメッセージを残して去って行きます。
調べていくとその女性客はもうすでに亡くなったという人物ということも発覚。
佐貴が相対していたのは死者だったのか…
霊感はないのに、霊的なものから好かれる佐貴。
難儀ですね。
佐貴とアーネストは、亡くなった女性の周囲で起こっている怪異を調べていくことになります。
死者が来店する、というスタートからゾッとしますが、その女性の他にも不審死が。
調査の途中、タイムカプセルの中から心霊写真がら発見されます。
他に入れていたはずの物は無くなっていて、1枚の心霊写真だけ。
しかも裏面には「ヒトゴロシ」の文字が。
現在起こっている不審死と何か関係があるのか。
心霊写真は何者かに見えるけれど、それは誰の顔なのか。
何年越しに見つかる告発も、ゾゾッ!!
タイムカプセルを埋めたメンバーで決められた日に掘り起こす。
心霊写真を見たメンバーの反応も様々。
驚くものもいれば、怒り始めるものもいるし、犯人捜しも始まる。
当時は仲が良かったんだよね?
でもあの時とそのままの関係性でもないし、秘密の1つや2つもあるだろうけども…
もしかしたら本当に死者からの告発なのか…
タイムカプセルとか、ちゃんと掘り出している人は偉いな~
ぶちおも中学校の時にクラスでやっていましたが、何を入れたかとか一切記憶がないです。
学校の校庭の木の根元を掘っている光景はギリギリ覚えていますが。
タイムカプセルはいつ、誰と何を埋めるかが難問すぎるものw
掘り起こした時に、スベっている自分を想像しちゃうと何も入れられないぜ。
掘り起こす日も、多分どこかで言われていたと思うのですが覚えていない…
学校はすでに取り壊されているので、もう今から掘り返すとかもできないですが。
クラスの誰かがちゃんと対応してくれたのでしょうか。
本作のように、ドラマが巻き起こるようなものが入れられていて名探偵が事件解決とかしている可能性もなくはない。
知らないところで名推理が披露されることを願いましたw
ラストの解決編、すっかりぶちおは騙されていました。
いや、確かにそうだったか。
あ!そうなってくると見え方が変わるやん!!
あと、あのちょっと変わった人、そういうことだったか。
何か違和感あったけど、答えが分かればスッキリ。
トリックにはまってご機嫌な脳汁がでました。
クライマックスではアーネストの力も発揮。
佐貴はアーネストの保護者として頑張るも、空回っちゃうところもあったり。
でもアーネストには佐貴が必要。
謎の人形師から贈られた人形も、今後の事件に繋がっていきそう…
友人だから甘えちゃう。
甘えが行きすぎて、友人を失ってしまうことも。
悪いこととわかっていても、死という選択肢を選んでしまう。
残されてしまった無力感から、後を追うことしか考えられなくなった人を引き留める手はあるのか。
『泣いた赤鬼』を読んだ時、同じ思いを共有できるか。
泣いた赤鬼の姿は、青鬼が望んでいたものだったのか。
煉獄に包まれる夢を見る。
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