ぶちおです。おすすめ完結漫画のご紹介です!
今回は『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』全4巻
原作は島田荘司先生!これはもうミステリーっこ垂涎ではないでしょうか。
さらに名探偵ホームズが活躍するとなれば、ヨダレの量はましましではないでしょうか!
コミカライズということで、原作の小説をなかなか読めないさんにもオススメです。
嶋星光壱先生の作画も、超絶綺麗です。
漱石と倫敦ミイラ殺人事件 1 (チャンピオンREDコミックス) 新品価格 |
こんな人にオススメ
☆島田荘司ミステリーが好き
☆ホームズ大好き
☆がっつり本格ものを堪能したい
☆ちょっとほっこりも味わいたい
書籍概要
◆作品名 漱石と倫敦ミイラ殺人事件
◆著者 嶋星光壱/島田荘司
◆出版社 秋田書店
ベイカー街の名士シャーロック・ホームズとはいかなる人物であったのか!? ロンドン留学中の夏目漱石を悩ませていたのはいったい何であったのか!? シャーロック・ホームズVS夏目漱石!! 霧のロンドンでミイラ事件に挑む!! 島田荘司「漱石と倫敦ミイラ殺人事件」(光文社文庫)より
Amazon『漱石と倫敦ミイラ殺人事件 1』作品内容より
ぶちおの読書感想文
『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』
ホームズ好きの皆様、要チェックですよぉー!
この作品に辿り着いたきっかけは、『大逆転裁判』というゲームです。
大逆転裁判1&2 -成歩堂龍ノ介の冒險と覺悟-|オンラインコード版 新品価格 |
『逆転裁判』シリーズを初代からずっと追っているぶちおです。
ぶちおは昔のゲームを不定期に掘り返しては、プレイをします。
そしてこの前、『大逆転裁判』の1と2をプレイしました。
もちろん大筋の話は覚えていますが、何度やっても奥深いシナリオです。
このゲームの中で、ホームズと夏目漱石が登場します。
漱石が異国の地、倫敦で被告人になります。
主人公はホームズの知恵を借りながら被告人を助けるという物語です。
そして改めて、ホームズと漱石のペアってなんかよく見るな…と。
調べると、ホームズが活躍していた時代に、漱石がイギリスに留学していたと!
同じ時代、同じ土地にいたってロマンやん!ということです。
そんなこんなで調べているうちに、この作品もホームズと漱石が活躍することを知り読破しました。
『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』では、漱石が下宿で味わった奇妙な事件をホームズに相談するところからはじまります。
繊細さんで、イギリス人に笑われていると思い、ちょっとジメジメしがちな漱石。
このキャラは『大逆転裁判』でも同じです。
震えて、挙動不審で可愛いですw
ホームズは元の小説通りのキャラクターです。
頭脳明晰だけど奇行も目立つ、ワトスンがうまくホームズを御しつつ成立しています。
ホームズとの出会いは最悪でしたが、新たに起こったミイラ事件を通して漱石と友情が芽生えていきます。
ホームズ、ワトスン、レストレイド警部、漱石といった中心人物の人間関係の機微が素敵すぎます。
本筋のミイラ事件について。
とある資産家と結婚したリンキイ夫人は未亡人となり、使用人夫婦と猫と暮らしています。
子どももいない夫人は、生き別れになった弟と暮らそうと思いつきます。
人捜しを使い、弟との再会を果たし、一緒に暮らせることになりました。
ある日、弟が昔買い集めていた東洋の品物の一つ、長行李を開けてしまった夫人。
弟は烈火のごとく怒り、この日を境に様子がおかしくなります。
食べ物もろくに食べず、着替えもしない、一日中長行李の前で呪文のようなものを唱えている…
このままでは死んでしまう、何が原因なのか理由を聞くと、
弟曰く、長行李の中に呪いを閉じ込めていたが、夫人が開けたことで効果を失ってしまった、と。
夫人はホームズにこの呪いについて解いて欲しいと依頼をします。
後日、ホームズに届いたのは、夫人の弟が一夜にしてミイラになって死んだという報せでした。
ここから、ホームズの調査がはじまります。
ミイラ化した弟の口の中には、『つね61』と書かれた紙片が見つかります。
日本語のメッセージということで、漱石も調査に巻き込まれて…!
わくわくが止まらないホームズの謎解きっぷりを堪能できます。
特徴として、ホームズサイドの視点と、漱石サイドの視点の切り替えがあります。
主体がどちらになるかで、事件の見え方も変わって楽しめます。
出会った時にホームズに茶化されたので、漱石のホームズの記述はなかなか悪意がつまってますw
作画の素敵さも残しておきます!
ホームズもレストレイド警部もかっこいいぞ!
ワトスンは小説通りの温和な紳士、漱石はお札や国語の教科書で見た感じでイメージ崩れず。
もう一度言いましょう。
ホームズとレストレイド警部がかっこよすぎるぞw
ホームズはまぁイケメンで納得ですが、あれ警部ってこんなにイケメンだったっけとw
ちょっとツンがある英国紳士好きならイチコロです。
文句なしのホームズ譚を是非!
漱石と倫敦ミイラ殺人事件 2 (チャンピオンREDコミックス) 新品価格 |
こんな作品もおすすめ
『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』を読んで、ぶちおなりに選書してみました。
新品価格 |
『漱石と倫敦(ロンドン)ミイラ殺人事件』
やっぱりまずは原作小説をば!
コミカライズでは収まりきらない魅力がつまっております。
ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(1) (モーニングコミックス) 新品価格 |
『ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録』
島田荘司先生といえば、名探偵御手洗潔!
コミカライズも出ています。
雨の日に、傘をもっているのにささない女がいる。どうして?
ちなみにぶちおは、傘を持たない派で雨が降ってもなるだけシカトします。
その為、ずぶ濡れになって歩いている姿をみて、パチンコ屋から出てきたおじさんに傘を譲られたことがあります。
雨の日に、傘をもっていないぶちおがいる、それだけの話ですw
新品価格 |
『シャーロック・ホームズの冒険』
どストレートに、ホームズの小説のコミカライズです。
なんだかんだで、ドイルの小説を読めないっこにおすすめです。
憂国のモリアーティ 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) 新品価格 |
『憂国のモリアーティ』
ホームズの永遠のライバル、モリアーティの物語です。
ホームズと滝壺ダイブした教授、名探偵には好敵手が必要です。
まとめ
『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』
全4巻、しっかりがっつりミステリーを楽しめます。
寒い冬の倫敦で、一夜にして生きていた人間がミイラ化するなんて…
嫌な出会い方ではあったけれど、事件を通してあったまっていくホームズと漱石。
風変わりな探偵と、異国からやってきた留学生。
事件の結末は、救いのあるものであれ!
漱石と倫敦ミイラ殺人事件 4 (チャンピオンREDコミックス) 新品価格 |
~ぶちおのグッズはこちら
~📚ぶちおの本棚記事一覧はこちら
🐥鳥記事一覧はこちら
🌞日常記事一覧はこちら
✨劇団四季一覧はこちら