劇団四季

2024/6 劇団四季『ゴースト&レディ』を初観劇。グレイの存在感が凄い!驚きの仕掛けと胸にくるラスト。

2024年6月29日

ぶちおです。

やっとこ劇団四季の新作ミュージカル『ゴースト&レディ』を観てきました!
魔術に視覚を惑わされたり、決闘シーンでは呼吸を忘れ、グレイの回しっぷりにウットリしました。
やっぱり四季クオリティは高いぞと!
パワーを感じました。

初観劇なので劇場限定のグッズもゲット、いつものランチもレポります。

いざ劇場へ

ゴースト&レディ

外は灼熱、サングラスをしないと目が開けられない光を浴びました。
本当に6月なのか…
開場よりちょっと早い時間に着きましたが、すでに開いていました。
さっそくゴーです。

ゴースト&レディ

2階席があるフロアには記念日ボードなどが展示されています。
当日の日にちが刻まれております。

ゴースト&レディ

さらに、講談社から寄贈された『黒博物館』シリーズのデカボードも展示されています。
左手には1作目のスプリンガルド、中央に2作目のゴースト&レディ、右手に3作目の三日月よ、怪物と踊れが描かれています。

パネルの左隣には、藤田先生からのアートが展示されています。
漫画『ゴースト&レディ』は2015年発行、約10年ぶりに描かれたグレイとフローです。
この独特な色味が、藤田先生なんよ!

1階席のフロアではなく、もう1階上がったフロアに展示されているので是非足を運んでくださいませ!
1階席だとそのまま座席行ってしまいがちなので><
知らないと上の階まで足を運ばないので!

観劇の感想

ゴースト&レディ

ぶちおの座席は2階席の中央ブロック前方です。
上から奥から、端から端まで舞台全体をがっつり観ることができました。

ゴースト&レディ

キャストがこちら!
初日のフロー&グレイコンビです。
新作ということもあり、どうだ!というパッションをびしびし感じました。

◆谷原フロー
慟哭、凄まじかったです。
毎日のように続けて演じられるのヤバすぎるじゃろうと。
どこにあんなパワーがあるのかと、フローの強い生き様も感じました。

◆萩原グレイ
この演目、グレイにすべてがかかっているのでは?と思うくらいの重要な役柄です。
ほぼでずっぱりで、宿敵とのバトルシーンも数回あるし、ゴーストとしての不思議な振る舞いもあるし、忙しい男!
ジーニーとファントムをかけあわせたような超難役を、すらすらと演じられていてカッコ良かったです。

◆野中ジョン
もっとジョンの出番を増やして欲しい!野中さんの悪役、好きです。
出世欲の塊、フローへの陰湿な嫌がらせ、他の兵士への愛情は一切ない、プライド高いだけ。
段々と正気を失っていくところが、素敵!

◆岡村デオン。
妖艶さと強さ。原作のイメージ通りの!美しいグレイの敵役でした。
ダンスで魅せる、剣技で魅せる、フライングしながらの立ち回りも完璧。

デオンはジョンとタッグを組んでいますが、ノートルダムのエスメラルダとフロローをやられていた役者さん達だな~と。
ノートルダムでは対立していたのに、ゴスレでは共闘しているんだなぁと、不思議な気持ちになりました。


ストーリーの大半はフローがクリミアへ赴いたあとの描写です。
原作をそのままは到底無理なので、要所要所をかいつまみつつ進んでいきます。
フローとグレイが劇場で出会い、フローの家族を説得してクリミアへ赴く、
戦地でのフローの奮闘、グレイの過去、デオン&ジョンとの対決、フローの最期。
ざっくりとですが、こんな感じです。

正直、原作を読んでしまっていると、ストーリーがすんなり入ってこないかもです。
ぶちおはちょっと、物足りなかった…
漫画表現をそのままが無理なのは理解していますが、どうしてもこのシーンが好きだった!とかこのキャラのこういうところがもっと見たかった!という期待をどうしても持ってしまって…
漫画と舞台は別物と思っても、なかなか心はわからずやでw
今さらですが、事前準備せずに観た方がよかったかなと。
原作は原作、うん。

全体的な感想としては、魔術をたくさんみたなと!
ゴーストの浮遊、消失、発生と驚きでした。
こんなことがパッパパッパ出来る時代なんだとw
役者さんたちは寸分違わぬ場所で動かないといけないしとても大変でしょう。
それを感じさせない展開の早さです。

人間の悪しき魂が背後にぐわわーっ、と現われるシーンもそのままに表現されていました。

動画の冒頭に出てくるゴースト達のダンスとか。
ディズニーのホーンテッドマンションのような印象といいますかw

史実をもとにしているので、衣装も当時のデザインや質感を再現しています。
つまり、かなり動きにくい衣装で歌って踊って、と!
まじで凄いです。
足さばきとか、衣装の先まで意識していないともつれちゃうでしょう。
グレイとデオンも、この重々しい衣装のまま剣をふるいます、舞台の端から端までふんだんに使って。
2階席だからこそ、どれくらい移動しているのかよくわかりました。
ぶちおなら即息切れ案件です。

グレイのぶん回しが最高です。
客席に向かって話しかけて、まず客席のハートをゲット(ジーニーの手法w)
ゴーストなので人間にはできないことをさらっとしちゃう。
フローが絶望したら殺してやると約束しても、なんだかんだでフローを助けて応援&見守っている(ファントムの手法w)

グレイが力不足だったら、もうこの演目は成り立たないです。
ストーリーテラーとして、フローを導く大事なポジションとして、グレイは絶対的完全なエースでないと。
だからこそ、見終えた後にはグレイがかっこよかった、素晴らしかったという感想が真っ先に出てきました。
ベテランの萩原さんなので、安心して見ていましたがw

フローの頑固さとピュアさ、強さも素晴らしき。
ともすれば、フローは面倒くさい系の女です。
作中でもワガママとか、聞く耳をもてとか言われています。
当時の価値観としてもかなりずれているお嬢様。
自分がやるべきことが見えているからこその猪突猛進!
志は気高いけれど、気付くと衝突しがちな危ない面もあります。
絶望するすると言いながら、なかなか絶望しないフロー。
谷原さんの真っ直ぐさと愛らしさで帳消し、グレイとの軽妙な会話にも笑いが起きていました。

全体的に重いテーマですが、フローとグレイの掛け合いのおかげでバランスがとれています。
グレイを見て、救われたなぁ~と。
あと、ボブの霊視能力開花で劇場全体が笑っていました。

演出は『ノートルダムの鐘』も手がけられたスコット・シュワルツさん。
なので、ノートルダムと通じる演出法がちらほらと。
ファントムっぽい人もいたぞ?
ウィキッドのような、アナ雪のような、壁抜け男のような、美女と野獣のような。
過去、ぶちおが観劇したことのある舞台の表現方法に近いものもふんだんにありました!

開幕してすぐの銃声には、お気を付けください。
とくに舞台下手の席に響きがちですw

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戦利品

劇場限定販売のグッズもあったので、開幕前に売店でゲットしました。

ゴースト&レディ

藤田和日郎先生描き下ろしのポストカード。
3枚セットです。
もったいなくて使わないです。というか、送る相手もいない!HAHAHA!

シークレット巾着も1枚ゲット。
ぶちおはラッセルがでました。記者のおじさんw
フローの味方で、ジョンを追い詰めますからね。うんうん…いい人です。
グレイが欲しかったよ!本音は!!
同行したHiGEはデオンを引きました。当たりじゃな。

ちなみに巾着が入っている袋ですが、この世の終わりくらい粘着が強いです。
爪が剥がれるかと思ったもの。
指の皮が剥けるかと思ったもの。
小さいハサミを持っていたので、それを使って開封しました。
この異様な粘着強度は何なのか…
皆様もゲットした際は、無理しないようにお気を付けください。

ランチ

毎度のパッパガッロに行きました。

パッパガッロ

四季劇場【春】がある3階にあるイタリアン。

そして今回もクワトロフォルマッジとリガトーニ。
チーズまみれで至福!
観劇の時しか食べられないんですもの。
うまうま。

開演前は混み合うので、時間は余裕をもったほうがいいです。
店員さんもプロです。
春と秋、どちらの舞台を見に来ているかを確認してくれて、開演に間に合いそうかどうか判定してくれましたw

テラス席もありますが、夏のソワレは地獄の日ざしと暑さに襲われる可能性もあります。
観劇前にぐったりする可能性もあるので、無理せず。

当日の観劇チケットがあると5%OFF!

まとめ

『ゴースト&レディ』
フローとグレイ、よかった。
次は10月に観に行く予定です。
その時にまた、新たな発見できると嬉しいなぁ。

この愛は、絶望を知らない。

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