ぶちおです。
2022年10月23日、舞浜アンフィシアターにて劇団四季『美女と野獣』舞浜公演が開幕しました!
駅をおりてすぐ、ディズニーの世界観でテンション爆上がりするでお馴染みの舞浜です。
今回から新演出版での公演です!
劇団四季idにログインすると、過去10年の観劇記録が見られるので、以前はいつだったかな~と調べました。
美女と野獣 東京公演 2013年1月
美女と野獣 名古屋公演 2014年11月公演
がHitしました。
最後に『美女と野獣』を観劇したのは8年前…
好きな演目なので日本各地追いかけて観劇した記憶はあります。
2022年の新演出と、2014年に観た旧演出の違いをナンバー順に覚えているだけ書いていこうと思います。
多少の記憶違いはご容赦くださいませ。
がっつり内容にふれているので、ネタバレNGの方は引き返してくださいませ。
最後までお付き合いいただけますと幸いです。
はじめに
2022年の新演出について、公式HPには下記のようにありました。
今回の公演では、舞台美術を一新し、台本・演出もリニューアルされます。
劇団四季HPより
『美女と野獣』初演のクリエイティブスタッフが自ら再構築を手掛け、
上海ディズニーリゾートで2018年から2020年にかけて上演されたバージョンを踏襲。
舞台も四季の常設劇場のような作りではなく、ディズニーパーク内にあるような劇場の構造をしています。
ステージが半円形に少し客席にせりだしていて、奥行きがとてつもなく広い。というか劇場がとにかく広いです。
すりばちのような形で後方の席にいくほど、舞台を見下ろす形になります。
衣装、振り付け、セット装置、音楽アレンジなどは一新されています。
セットも縦横無尽に動くゴンドラフル稼働という感じで、コンパクトなセットで表現されています。
衣装もカラフルで、村人たちもパッキリしたカラーの衣装を着ています。ベルのお父さんもおしゃれに。
ぶちお的には以前の素朴な衣装の方がしっくりきたりw
みんな洗練されているので、田舎感がねwあまりなくてw
魔法にかけられた野獣、家来たちですが以前よりも動きやすい服装に見えます。
見た目にも重量感がなくなっていて、コンパクトに。
舞台がとてつもない広さなので、ここは重要ポイントですね。
以前のどっしり感衣装だと移動だけで大変かと思います。(以前も大変だったと思いますが)
ただ以前の方が、どんどん物になっていく過程は分かりやすかったと思います。
時間経過とともにカツラも衣装も替わっていくので、野獣たちに残された時間がもうないというのが伝わりやすかったです。
照明については、舞台アーチの外側にストロボや効果の照明があります。
席が広くても隅々までパーン!とストロボが届きます。
アーチ横には稲妻が走ったりもします。
新演出では色んなコンプラに配慮したのか!?と勝手にびびっていました。
ガストンとか暴力、コンプラ違反の塊ですしw
冒頭、ガストンが猟銃でカモを撃つシーンは鳥獣保護法違反か?!とか、
ガストンの取り巻きは女性軽視か?!とかとか。
大丈夫でしたwガストンはやっぱりガストンでしたし、ガールズは相変わらず元気そうでした。
曲順やストーリー展開にはほぼ変更なし。
2幕にベルのソロが追加されています。
セリフや歌詞も、そこまで変更はなかったように思います。
前置きが長くなりましたが、曲順に変更点を追っていきます!
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第1幕
~目次~
プロローグ
劇場の照明が消えて、曲とともにナレーションではじまります。
お城の入り口が、獅子のタペストリーになっています。扉感はあまりないです。
王子は舞台を歩きながら、老婆にシッシッと手で追い払う仕草をします。
醜い老婆のトランスフォームは変わらず!
綺麗に変身してふわふわ宙を舞います。
野獣に変えられた王子が薔薇を見つめるシーン。
以前はガラスのドームを薔薇にかぶせていましたが、今回はなかったです。
これ以降、薔薇は剥き出しの状態で野獣の居室に置かれています。
変わりものベル
新演出でベルはメガネをかけて登場します。
読書する時はメガネっこになる、という感じです。
村の建物はパーテンション風になっていて、表裏で違った絵が描かれています。
それをくるくるしながら場面転換を現しています。キャストさんは大道具も兼ねている感じです。
先にも言いましたが、みんな服装はオシャレになっていますw
パン屋さんに本のことを聞かれたベルが、本について話すシーンに変更点。
以前は『ジャックと豆の木』を読んでいましたが、新演出では『ノートルダムの鐘つき男』になっています。
これはカジモドの世間認知が広まったからでしょうかw
今思うとですが、ベルにしては『ジャックと豆の木』は少しこどもっぽいですかね。
本屋さんから新しい本を借りて、ベルが読み耽るシーン。
以前は噴水のふちで読書をしていて、隣に座ったおばさんに語りかけていました。
新演出ではそっと置かれた樽にベルが座って、男性村人4人がのぞき込む形になっています。
これに伴って、ガストンが噴水でおばさんとベルを間違えちゃうシーンはなくなっています。
ルフウがちょろちょろして、結果ガストンがベルにうまく絡めないまま曲が終わるのは同じです。
二人で
村から戻ってきたベルがモリースと歌っていましたが、今回はセリフシーンに変更されています。
ベルとモリースのデュエットがなくなっていますが、BGMとして曲は流れています。
新演出では、ベル自身が孤独を感じているという台詞が追加されています。
村に行って、たくさんの人と出会っているのに、孤独を感じているんだと。
そしてモリースが奥さんとの馴れ初めについて教えてくれます。初耳!
運命の人と出会うと心でわかる、ベルにもそんな出会いがあるよと。
背後には洗濯物干しの発明が追加されています。
干された洗濯物がうごうごしています。
モリースが乗る発明した車も、進化しています。
以前はベルが手動で薪をセットしていましたが、新演出では薪もオートで出てくるようになっています。
本当に優勝が狙えそうです。
コンテストに向かう前、ベルがモリースに渡す手編みのマフラーもモデルチェンジされています。
ぱっきりとした深紅で、太め、シンボルもはいっています。
以前は薄いピンクで、ちょっとチープにも見えたような…まぁ時代背景的には以前の方がリアルかもしれません。
二人で(リプライズ)
狼のフォルムチェンジ!!!!衝撃!!!!
以前は人が狼スーツを着用して、ダイナミックダンスとともにモリースに襲いかかっていいました。
青がメインカラーで、群れでダンス。たしか四、五頭くらいいたような。
新演出では獅子舞方式になっています。狼のメインカラーは白になっています。
上半身に1人、下半身に1人、2人で一匹の狼を表現しています。
四足歩行がしっかり表現されているので、リアル狼ムーブになっています。
三頭、登場します。
野獣の城に迷い込んだモリース、なんだかんだで家来たちからもてなされます。
お城の壮大感は以前の豪華セットの方が好きでしたw
舞台いっぱいにお城が迫ってくる感じ、あれはなんともいえない感動が。
野獣にバレて家来が怯えるシーン。
以前はコッグスワースがタオルを頭からしっかりかぶって顔を隠していました。
新演出では顔の前にタオルを広げるようになっています。
暖炉が空気の送風によりユラユラする装置になっています。
野獣爆ギレで、火は消えるのは同じです。
以前のセットだと野獣が隠れられるところがあちこちにあったのですが、新演出ではなかなかないです。
モリースが座る椅子に気付くと野獣がのっているシーンでは、下手から走る野獣の姿がチラ見えしました。
野獣はいつでも体力勝負!!
ひとりよがり
ここは結構変更点が。
新演出ではベルの家の玄関に、ガストンが自分の写真を飾る部分がなくなっています。
さらにベルは洗濯かごを持って家に帰ってきます。以前は花の咲いた植木鉢だったような…その花をガストンが引っこ抜いて井戸に捨てていたような…
プロポーズのための花はベルの家の花壇から引っこ抜いて、ベルに渡すガストン。
その花を受け取って、ベルは花壇に花を植え直します。
歌いながらベルを担いで歩き回るシーンがなくなって、ガストンがベルの家事をちょっと手伝わされます。
ガストンのナルシス度がダウン、ベルの強気度がアップ、家事は男女平等(これは考え過ぎでしょうか)ということでしょうか。
歌のラスト、以前はベルが「プロポーズありがと」と言ってドアを閉めます。
新演出ではセリフはなし、そのままガストンをスルーしてベルは家に入ってしまいます。
新演出ではガストンがプロポーズ失敗したことを隠すために、拍手腕立て伏せをします。
腕立てのあいまに拍手するあれです。
10点だガストン!!
ベル
歌い終わったあとにルフウと話すベル。
なんとなく新演出ではルフウのおばかっぷりが少なめなような。
可愛いおどじなガストンの腰巾着っていう感じです。
マフラーが首にしまっちゃった時も、以前はダイナミックに尻餅をついていたような気がします。
単身、野獣の城に辿り着いたベル。
モリースの牢屋環境が改善されていました。
以前は膝下くらいの小さい牢屋の中に、身をかがめるように入れられていたモリース。
新演出では広めの牢屋にいます。
ベルを無理矢理追い出そうとするガーゴイルも、フォルムが一新されています。
ぶちおは以前の真緑の気持ち悪すぎるガーゴイル好きですw
腿とかも奇妙にパンパンでw
わが家
以前はタンス夫人と言われていましたが、新演出からはマダム・ブーシュという名前になっています。
タンスらしく胸元に引き出しがあったフォルムから、腰のパニエの両脇部分に隠しポケットがあるフォルムに変更されています。
タンス、、、らしさは減っているかもしれません。
腰の部分の蓋が開いて、中から衣装が出てきます。
以前のほうがTHEタンスですw
ミセス・ポットの助言
落ち込むベルを励ますこの曲。
新演出ではミセスポットとマダムブーシュがハモって歌います。
ガストン
圧巻の酒場ダンスナンバーです。
新演出では、ボクシングのような演出が追加されています。
ガストンの強さが際立っています。全戦全勝!
ダンサーの人数も増えているので、パワーアップ間違いなしです。
ビールジョッキを打ち鳴らして、素晴らしいダンス!
ガストンとルフウがぶちゅっと間違えてキスしちゃって吐き出すシーンはカット。
ルフウをガストンが投げてどんがらガッシャーンもカット。
ガストンの胸毛自慢もカット。
ガストンの粗暴さや、ルフウのおばかっぷりがここでも若干削減かなぁと。
以前のガールズのやたらムンムンしてたお色気もあまり感じませんでした。
ガストン(リプライズ)
以前は歌い終わったあとに高笑いして板付きのままだったと思います。
そして拍手とともに暗転みたいな。
新演出では歌って高笑いしながら下手に歩いていってしまいます。
拍手のタイミングは特にないですw
ガストンとルフウ、仲良く腰に手を回し合っての退場です。
絶望
あまり変更点はなく。
ただここで荒っぽい野獣の葛藤が伝わって切なくなります。
ビー・アワ・ゲスト
第1幕の高まるビッグナンバーー!
最初にピンク地にハートがどん!とプリントされたナプキンをベルが首元につける演出が追加されています。
新演出が上海モチーフということで、冒頭に出てくるスプーンやフォークの衣装がチャイナドレス風味になっています。
以前はステッキとかも使用していた記憶がありますが、新演出ではなし。
以前の演出はアラジンの『フレンドライクミー』に通じるものがあります。
以前は塩とこしょうが踊っていた部分は、中華っぽい黄色い衣装のダンサー5人に変更になっています。
そしてこの黄色い衣装の彼らが、今回の塩こしょうなのです!
初見では黄色さが印象すぎて分かりませんでししたが、【S】と【P】の文字がかかれていたので塩こしょうでしょう!
以前はポット夫人の「お砂糖もたっぷりと」の部分で、チップのカップにシュガーポットからゲットした角砂糖を入れていました。
今回はその部分ではポット夫人、バベッド、マダムブーシュが軽やかに踊っています。
お皿たちもフォルム自体が変更になっています。
以前はがっつりしたお皿そのものをダンサーが背負っていて、自身の手で回転を加えてくるくるさせていました。
新演出はレフ板のような薄い素材で、折りたたみ、開く動作が可能になっています。
ワンタッチで開くテントみたいな感じです。
ルミエールの衣装も動きやすさがUPしているので、新演出ではルミエールがベルをリフトしていました。
衣装が多少軽くなったとはいえ、大変なことに変わりはないですが、凄いぞルミエール!
ナンバーの途中途中で、コッグスワースがパーティーを中断させようとするシーン。
以前は虫取り網、かぎ状のさすまたで、ルミエールを捕獲しようとしていました。
新演出では前半に一度、モップで床を掃除している程度になっています。
「ルミエール、これはやりすぎだ!恥を知れ」といったセリフもなくなっているので、新演出ではそんなにやめさせようとしていないんだと思います。
ナプキン達とのラインダンス、今回はベルは見ているだけになっています。
以前は一緒にスカートをつまんで華麗な足さばきを見せてくれました。
家来たちを撒いて、野獣の居室にある薔薇に近づくベル。
以前はカーテンの裏から野獣登場でびっくり!
新演出はベルの背後から出てくる野獣にびっくり!となっています。
お城のセット自体が違うので、西の塔を現したゴンドラを活用する感じになっています。
愛せぬならば
以前は歌のラストで、ガクンっとくずおれる野獣。
新演出ではその動きはなく、盛大に歌い上げて終了となります。
が、ここでぶちおは泣いていたのでぼやけており、色々と見逃している可能性も大です。
まとめ
第1幕編は以上になります。
今後、観劇ごとに内容はアップデート出来ればと思います。
上演中であっても、ちょっとずつ進化していくことはありますので!
セリフやキャラクターがガラッと変わっているわけではありません。
かといって、昔のままというわけでもないです。
劇場のスタイルが違うので、以前と単純比較するものでもないと思います。
あくまで個人の備忘録のようなものですw
いっきに2幕まで!と思いましたが、1幕でもなかなかの文字量になったので第2幕編も長めのため別記事として公開しています。
第2幕もよろしくお願いいたします。
またプロモPVでの比較も面白いと思います。
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