ぶちおです。
横浜にて劇団四季『ノートルダムの鐘』を観劇してきました。
過去観劇記録見返したら、2019年12月の京都公演以来です。その時のカジモド&エスメラルダのコンビを再び見ることが出来るとは!
座席も結構前の方だったので、ご機嫌でした。
近距離だからビリビリ歌声を感じました~
そして4年前の記憶を呼び覚ましつつ、2022年のノートルダムを堪能しました。
多少本作の内容に触れますので、ネタバレはちょっとでもダメという方はお気をつけくださいませ。
観劇レポとともに、劇場から近いところでランチを堪能しましたのでそのあたりも記そうかと。
同行した友人HiGE撮影の写真とともにUPしていきます。
KAAT 神奈川芸術劇場へ
今回はみなとみらい線日本大通り駅から、KAAT 神奈川芸術劇場へむかいました。
湿気が凄すぎる梅雨入りの関東をなめてはいけません。
マスクとあいまって、息苦しいのなんの!
駅から劇場が徒歩5分くらいの場所で助かりました。
あと5分遠かったら、ぶちおは溶けている自信があります。
![横浜KAAT劇場](https://bu-chi-o.com/wp-content/uploads/2022/06/DSC_0352-660x1024.jpg)
![横浜KAAT劇場](https://bu-chi-o.com/wp-content/uploads/2022/06/2.jpg)
劇場が入っている建物の入り口に検温と消毒液が設置されていました。
その為、劇場入り口では検温、消毒はパスできます。
このあたりが四季常設の劇場と違ったところでしょうか。
開場時間に劇場内に入りました。
KAAT 神奈川芸術劇場内
今回の公演では、座席からの写真撮影OK!なので、何枚か撮りました。
が、ぶちおの腕が悪いからなんとも微妙な感じにw
![ノートルダムの鐘 舞台](https://bu-chi-o.com/wp-content/uploads/2022/06/6.jpg)
![ノートルダムの鐘 舞台](https://bu-chi-o.com/wp-content/uploads/2022/06/DSC_0355-1024x576.jpg)
![ノートルダムの鐘 舞台](https://bu-chi-o.com/wp-content/uploads/2022/06/DSC_0357-782x1024.jpg)
今回のKAAT劇場は、2階席より上は舞台をコの字型に囲むように客席が配置されています。
1階席は傾斜がかかっているので、後ろの方でも見やすいです。
四季の常設劇場と違って、1階席の上部が大きくあいています。
だからこそ、聖歌隊の歌や鐘の音の鳴り響きっぷりがたまらないのかもしれません。
KAAT劇場HPはこちら
観劇レポ
![キャスト表](https://bu-chi-o.com/wp-content/uploads/2022/06/キャスト.png)
思うがままに、観劇の感想をば!
4年前の京都公演で観た寺本カジモド。
1幕目より…2幕目のさらなる爆発力が素晴らしかった!
カジモドは大変ですよね。
曲がった体に、吃音、独特な動き、歌うのに難しい要素満載です。
だからこそ、歌いあげた時にうわーん!ブラボー!!となります。
2幕目は物語もクライマックス、カジモドも感情爆発です。
緩急がたまらんかった。
奇跡御殿で失恋した時の悲しい歌声で涙を誘われ、
石になろうで、怒りの慟哭で涙を誘われ、
エスメラルダを助け、戦うかっこよさに胸を打たれ、
フロロ-を罰し、ひとりぼっちになってしまった姿にまた揺さぶられ、
ラストで1人だけ、綺麗な顔をして語りかける姿に、もう、わーーー!です。
か細く歌っていたかと思っていたら、叫ぶように歌い音を外さない妙技!
叫べば音がずれそうなものですが、何なら外れたって構わないと思っていますが、歌いこなしております!
声量もあいまって、本当に震えましたとも。
寺元カジモドの素顔の綺麗さと、黒く汚された〝怪物〟の顔の対比に鷲掴まれました。
村フロローは、もうファントムのような歪んだ愛情っぷりに釘付けです。
恋なのか執着なのか、もはや自分でも分からなくなっているフロローの揺れっぷり。
歌声はもう音楽の天使時代を何度も観させていただいているので、安心しかありません。
直近では『オペラ座の怪人』のフィルマン、『リトルマーメイド』のトリトンの印象から、複雑こじらせフロローと幅が広いですね~
そして何より!アニメ版のフロローの歌声をあてているのは村さんです!
アニメ版も視聴済のぶちおは大興奮です。
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当時、劇団四季に在籍していた豪華メンバーによる吹き替えは伝説です。
カラオケにも数曲入ってるので、自信のある方はトライしましょう。
岡村エスメラルダは、ハマりっぷりがドンピシャです。
あの紫とエメラルドのドレスのマッチっぷりから、芯が通った優しく強い女性像!
1幕でフィーバスにキスされて、外の街灯でちょっとウフフっと反芻している表情が可愛かったです。
思えばこの時が一番女の子らしい瞬間だったように思います。
いつも迫害と戦って、ナイフ片手に自分よりも大きい敵とやりあうのですから。
2幕でフィーバスと歌う、いつか。
聞いた1人1人が、歌詞の意味を考えて熱くなります。
火刑にかけられても、下を向くことなく、汚い取引を持ちかけるフロローに毅然とツバを吐く!
かっけえええええええ!!
最期の時、カジモドと少しの時間話すシーン、全員が死なないでくれ!と願ったと思います。
神永フィーバスは、アナ雪のクリストフで数回観ていたので久しぶりの感じもなくw
イケメン色男、でも戦争のトラウマがあって、ハメ外しに来たよガールズ遊ぼうよ感が全身からあふれ出ていました。
観劇して思ったのは、フィーバスって結構大声で叫ぶシーン多いなと。
刺されてケガに喘ぎながら、カジモドとしばし協力して奇跡御殿へ。
そこで自らもすべてを捨てて、エスメラルダとともにジプシーの仲間になると決意します。
HiGEと話していたのですが、ここの男気というか、ケジメの付け方がフロロ-と決定的に違うところだなぁ~と。
ケガを負い、仕事も失い、住む場所すら無くしたとしてもエスメラルダと生きたいフィーバス。
フロローは大聖堂で一緒に住もう、おまえの魂を救いたい、おまえは頭がいいから分かるはずだ、
私と一緒にいてくれ、神の教えを学ばせようと。
地位も家も捨てずに、エスメラルダを懐柔しようとしている感がありますね。
高橋クロパン。
こんなにもクロパンらしい役者さんがいたとは驚きですw
ストーリーテラーとして、観客をパリの世界に引き込む重要な役割です。
そしてジプシーの王様として、仲間たちのことを大事にしています。
追われることなく、迎えてくれる世界を探して彷徨っています。
エスメラルダに厳しいことを言うクロパンですが、大事に思うからこそです。
フィーバスのことも助けに来たし、厳しいけどいい人なんやで!!
『ノートルダムの鐘』の真の主役とぶちおは思っている聖歌隊の歌声は、今回もよかったです。
中高生くらいしか四重合唱しないのが勿体ないなぁと。大人になっても、あんな風に歌いたい。
卒業式の時の大地讃頌を思い出しました…
ミサや教会に縁遠い人でも、あの歌声を聞いただけでノートルダム大聖堂の雰囲気を一瞬で把握できます。
完璧なハーモニーは、心地よさをもたらしてくれます。
劇中進行する物語にあわせて、時に激しく、こわく。または優しく、ささやく。
ノートルダムの鐘の音とシンクロします。
カーテンコールは7~8回あったかと!
もう速攻で両肩が壊れました。
ラストは寺元カジモドが大きく手を振って、ジャンプしながら扉が閉まりました。
キュンが過ぎるww
観劇後は規制退場に従って劇場を後にしました。
毎回、カジモドの幸せって何だったのかなぁ~
本当の悪人って誰だったのかなぁ~と、たくさんの刺激がギンギンでした。
![メモスタンド](https://bu-chi-o.com/wp-content/uploads/2022/06/1.jpg)
ランチ
劇場から徒歩1分くらいのビル、地下1階のお店でランチを食しました。
![肉の溶岩グリル&横浜地野菜 H.B's nes](https://bu-chi-o.com/wp-content/uploads/2022/06/3.jpg)
ランチプレートは1000円前後とリーズナブルです。
HPはこちら
![メニュー](https://bu-chi-o.com/wp-content/uploads/2022/06/4.jpg)
ぶちおたちは、がっつり手ごねハンバーグを!
切るだけで肉汁が~みっちりと素材の味を堪能しました。
![ハンバーグ](https://bu-chi-o.com/wp-content/uploads/2022/06/5.jpg)
まとめ
重いテーマだからこそ、何回観ても答えが出ないです。
人間と怪物の違いは?ムムム…
差別、偏見は、ユゴーが小説を書いた時代からなくなっていません。ムムム…
カジモドがフロローを殺す時、カジモドがエスメラルダの亡骸を運んだ時、
左手上のセットに、カジモドの両親がいます。
フロローの弟と、ジプシーの女。
どんな気持ちで息子であるカジモドの姿を見守っているのでしょうか。
語られるカジモドの最後の姿。
骨になっても、エスメラルダの亡骸を抱きしめ続け、1人で地下にいたかと思うと…
カジモドの大事な人達は、みんな横たわっている…
悲しい結末ですが、エスメラルダと2人で
世界の頂上にいた時は間違いなく幸せだったんだよね…
2022年12月からは京都公演が控えています。
行こうかなぁ~行きたいなぁ~冬の京都!
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