ぶちおです。
今回は『指切りパズル』をご紹介しようと思います。
綾鹿市(あやかし)シリーズの1冊ですが、シリーズ初読了が本作となりました。
なかなかぶっとんでいる雰囲気の綾鹿市という認識ですが、合っているかな。
なんせ刑事達よりも前に出て謎解きするのは、動物園の警備リーダーですから。
おじトリオの活躍、ちょっと癖になります。
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こんな人にオススメ
☆謎すぎる犯行内容から真相に迫りたい
☆動物園の動物はおさわりNGと分かっている
☆連続する事件を追いたい
☆3人のおじが右往左往するのが見たい
書籍概要
◆作品名 指切りパズル
◆著者 鳥飼否宇
◆出版社 南雲堂
人気の動物アイドルユニット・チタクロリンのミニコンサート中におきた指切り事件。
そこからさらに連鎖する指切断事件。嘘つきは誰だ!
綾鹿市動物園で行われるチタクロリンのコンサート。予想以上の集客で混乱する中メンバーの飯岡十羽が撫でようとしたレッサーパンダに指をかみ切られてしまう。チーフ警備員の古林新男は綾鹿署の刑事・谷村の聴取に応じるうちになし崩し的捜査に協力していく。
ぶちおの読書感想文
『指切りパズル』
次々に指が切られていくというトンデモ事件。
傷害事件だけれど、狙いは指。
そこから不審死やら他殺体も築かれてしまう。
なかなかの被害量です。
最初はアイドルの1人がイベントで訪れた動物園での事故。
レッサーパンダの檻に無理矢理指を入れて触ろうとしたら、興奮したレッサーパンダにガブリ!と。
指を噛みきられてしまいます。
そもそも小さきレッサーパンダでも、触ろうとしたらアカンやろと思いますが。
イベントもあったしで、ちょっと判断誤ったか…
どんなに可愛い動物でも、野生味を秘めてる動物に触ろうとしたらダメですが。
本当にこの件はただの事故だったのか。
飼育担当からしても、この時のレッサーパンダは異常とも言える様子だったらしい。
でも故意に興奮させることなんて、どうやったら出来るねんと。
やっぱり事故なのか、と思っていたらこの飼育担当も防寒に指切られたり、他のアイドルも指を切られたりと。
とにかく事件のオンパレード。
こうなってくると、最初の事故も事故じゃなかったと考えるべきか。
狙われる指に意味があるのか。
指と言っても片手に5本ありますから。
右手か左手かも分けるなら1人10本の指を持っています。
犯人は利き手を狙っているのか、指の種類にもこだわりがあるのか。
変なフェチを持った犯人説でいいのか。
いや~ただの指フェチエンドだったら、ちょっと…と思っていましたが、この指を狙う理由については納得!
そういうことだったか~と。
あの時の描写が理由を示していたんじゃなと思うと感動しました。
本作の探偵役は、動物園のおじさん警備スタッフです。
まさかの一般人!
ミステリ小説を読んではいますが、名探偵として常日頃活躍している人ではないw
ギリギリ、最初に起こった「レッサーパンダがアイドルの指噛んじゃった」件の警備をしていたという関係性。
動物園のために事件を解決したい気持ちはありますが、名乗りをあげて事件解決をしたいタイプでもない。
のに、刑事たちに巻き込まれて、結果犯人を暴くために奔走することになります。
そんな一般人の参加が許される綾鹿市とはw
米花町と同じくらいなのだろうか、とふと思ったり。
アイドル3人組も、一枚岩ではない。
それぞれの色があるから、ぶつかることもある。
でも人気も出てきているし、ユニットとして大きくなりたい気持ちは同じなはず。
アイドル達の本音もどこまで本当なのか。
ユニット内とはいえ、蹴落とし合うのも仕方ないのか。
若きアイドル達に翻弄される刑事2人と警備スタッフのおじ3人組が面白い。
若者の感覚に戸惑いながら、事件を止めるべくおじ頑張る!!
次々起こる事件にあわせて、登場人物も続々。
容疑者もどんどん増えては、何故か減っていきます。
だからこそ、動機が掴みにくい…
このパズルの絵が完成すれば、犯人の目的は明らかになるのに。
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