ぶちおです。
今回は『暗黒女子』をご紹介しようと思います。
清楚系な女学校にある文学サークル。
サークルメンバーは闇鍋を囲みながら、創作小説を発表する。
題材はついこの間亡くなった前会長について。
閉会する頃には、前会長の死の真相はわかるでしょうか。
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こんな人にオススメ
☆高校時代は特別楽しいと思う
☆女子校の人間関係が気になる
☆圧倒的カリスマの死の真相を推理したい
☆主観と客観の違いっぷりに惑いたい
書籍概要
◆作品名 暗黒女子
◆著者 秋吉理香子
◆出版社 双葉社
ある女子高で、最も美しくカリスマ性をもつ女生徒が死んだ。一週間後に集められたのは、女生徒と親しかったはずの文学サークルの仲間たち。ところが、彼女たちによる事件の証言は、思いがけない方向へ――。果たして女生徒の死の真相とは? 全ての予想を裏切る黒い結末まで、一気読み必至の衝撃作!
ぶちおの読書感想文
『暗黒女子』
舞台は女子校。
そこには選ばれし生徒だけが入ることが出来る文学サークルがある。
会長は白石いつみ。
いつみは理事長の娘ということもあり、文学サークルを自分の城のように大切に築いていました。
しかしいつみは、校舎から投身して亡くなってしまった。
定期的に行われているサークルのイベントは、いつみの死をメインテーマにした創作小説を発表することに。
伝統で行っていた闇鍋をつつきながら、サークルメンバーは一人ずつ、いつみの死について発表をしていく…
いつみは財力もあるし、頭もいいし美人だし、カリスマ性もある。
全生徒がその存在を知っているし、常に羨望のまと。
ここまでチートな能力がありながら、嫌な噂はひとつもない。
ちょっと性格が…という部分は人間なので多少ありますが、それすらもカリスマで押し通せちゃう。
そんないつみが、死んだ。
その時、右手にはすずらんを持っていた。
これはダイイングメッセージなのか。
サークル副会長の小百合は、いつみに代わってサークルイベントを主導します。
闇鍋の準備をして、給仕をしながら、メンバーの創作小説を簡単に評して進行する。
女子同士だから、高校生という時期だから、という訳ではないですが、JK特有の危うさあるよねと!
外面では仲良くしていても、どこかでは弱点見つけてやろうとしていたり。
あることないこと信じて、噂を作って影で暗躍したり。
カリスマへの憧れが、恋心に転化したり。
やっぱり、面従腹背は痺れるぜ!
二面性があるのが人間ですから。
文学サークルは、いつみ自らが声をかけたメンバーのみで構成されています。
学校のアイドルのいつみが認めた人、という箔がつきます。
学園トップの学力をもつもの、料理がとてつもなく上手なもの、ブルガリアからの留学生などなど。
もちろん、各人いつみに対しての感謝を語ります。
が、それがどこまで本心なのか。
小百合を除いた5人が順番に語っていくのですが、どんどん前の発表者との齟齬が出てくる。
いつみにとてもよくしてもらった、と語っている者が、他の人から告発される。
告発した人が、さらに別の人から秘密の暴露をされる。
いや、そもそも創作小説として発表を促しているから、どこまで本当のことかはわからない。
作中に出てくるいつみの行動や発言も食い違っている。
どこまでが本当のことか。
いつみが手に持っていたすずらんは、何を意味しているのか。
自殺か?
自殺に追い込まれた他殺か?
他殺だとして、犯人は誰か。
闇鍋を囲みながら、というのも肝じゃった。
真っ暗闇で、何が入っているかわからん鍋をつつきながら、いつみの死について考えを巡らせる。
闇鍋、今もやってる人いるかなw
本作が刊行されたのが2016年なので、10年後の今も闇鍋文化いきてるのか気になりましたw
一時期、めちゃくちゃ流行ってましたから、闇鍋。
闇鍋やろうと誘われたこともありますが、メリット感じずに参加したことはないです。
あまり、食に冒険しない派じゃから。
トリッキー狙いすぎる人が何持ってくるか信じられない、小心者じゃよ。
小百合も言っていましたが、ほぼ視界を奪われた真っ暗な状況だと感覚が研ぎ澄まされると。
聴覚も、味覚も、嗅覚も。
かすかな空気にゆらぎすら、鋭敏になる。
だからこそ、闇鍋を楽しめると。
オペラ座の怪人も『ザ・ミュージック・オブ・ザ・ナイト』で歌っています。
闇は想像力をかき立てると。
おっかなびっくりしながら、闇鍋をつつくサークルメンバーは張られた罠に気付けるか。
コミカライズもありますので、お好きな方でぜひ。
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