ぶちおの本棚

『7人の名探偵』新本格を記念したアンソロジー。あの名探偵たちの活躍も楽しめちゃう。

ぶちおです。

今回は『7人の名探偵』をご紹介しようと思います。
底本は2017年発売、新本格30周年記念として刊行されました。
え、ということはそれからもう9年も経っている!?
30周年の特集や企画、昨日のことのように記憶に新しいのですが。

講談社のミステリでお馴染みの作家陣をイッキに楽しめます!

7人の名探偵 (講談社文庫)

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こんな人にオススメ

☆新本格ミステリが好き
☆作家陣で興奮する
☆短編をちょこちょこ読みたい
☆名探偵になることは諦めていない

書籍概要

◆作品名 7人の名探偵
◆著者  綾辻行人, 歌野晶午, 法月綸太郎, 有栖川有栖, 我孫子武丸 , 山口雅也 , 麻耶雄嵩
◆出版社 講談社

綾辻行人「仮題・ぬえの密室」
歌野晶午「天才少年の見た夢は」
法月綸太郎「あべこべの遺書」
有栖川有栖「船長が死んだ夜」
我孫子武丸「プロジェクト:シャーロック 」
山口雅也「毒饅頭怖い 推理の一問題」
麻耶雄嵩「水曜日と金曜日が嫌い ──大鏡家殺人事件──」

ぶちおの読書感想文

『7人の名探偵』
なんやかんやでちょっと古い作品なので、他の作品に短編が収録されている可能性があります。
すべて調べたわけではないですが、あれ?読んだことあるぞ!という作品がありましたので。
各タイトルを見た上でゲットするのがオススメです。

新本格30周年記念ですが、短編なので。
あっという間に事件が解決しちゃうというw
やっぱり新本格楽しむなら、がっつりと長尺を楽しみたいなと欲張っちゃいます。
もちろん短編でも、謎は濃厚なのですが!
いや短編でも作家さん達の個性はビカビカに光っているので、作品としては間違いないです。

7編のうちいくつかをピックアップしてみます。

有栖川有栖「船長が死んだ夜」
船長と呼ばれていた男が死んだ。
何でも屋のようなことをして糊口をしのいでいた、かつての船乗りの男はどうして死んだのか。

船長はモテ男だったらしく、2人の女性の仲を疑われていた。
では、容疑者はこの2人でいいのか。

事件現場は船長宅ですが、そこにあった小さな違和感。
壁に貼られていたポスターが剥がされている。
事件の前後に剥がされた様子ではあるが、剥がす理由が見当たらない。

名探偵はどうでもいいような事から、核心に迫りますから!
ポスターが剥がれている、なんて事件に関係あるとは思いませんもの。
ポスターが汚れてしまったから処分した。
風でたまたま剥がれたのでは?
ポスターが剥がれることは、決して珍しいことではない。
でも、バシッと理由がわかると、おぉ~さすが名探偵と感心しちゃう。

法月綸太郎「あべこべの遺書」
AとB、2人の死体がある。
それぞれ遺書を持っている。
普通であれば、遺書に問題なければ自殺となりますが。
やっぱりこの遺書に問題があります。

AはBの遺書を、BはAの遺書を持っていたのですから。
遺書の取り違えなんて聞いたことがない。
AとBはお互いにいい感情は持っていないから、遺書を託し合うような関係ではない。
でも、実際に2人の遺体と2通の遺書がある。
あべこべの状態で。

なんで?しか出てこないのが凡人ぶちおの限界ですw
どう考えても、お互いが互いの遺書を持っている理由が思いつかないもの。
遺書なんてそもそも書かないし、書いたとしても信用していない他人に渡すかな~
む~ん。

はい、そんな謎も名探偵はいくつも案を出して、真相に辿り着いちゃうんだから!
結論だけ見ると不可思議でしかないけど、結論をしっちゃうとなるほど~としか思えない。
く、凄いぞ名探偵。

古今東西、多様な名探偵を。

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