ぶちおです。
今回は『司書正』をご紹介しようと思います。
ファンタジー要素もあり、宮廷を巡る陰謀もあり、複雑に絡んでいく物語にひきこまれますとも。
やってはいけない、を守れない。
自分のために他人を蹴落とそうと画策する。
香ばしい人物たちが織りなすのは、悲劇か。それとも。
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こんな人にオススメ
☆昔の中国風な雰囲気が好き
☆精霊や占いの結果を信じている
☆尽くす健気な少女を応援したい
☆陰謀とか策略が気になる
書籍概要
◆作品名 司書正
◆著者 丸山 薫
◆出版社 KADOKAWA
古代、とある王国。次期国王と目されていた青年が突如、謎の死を遂げた。
時を同じくして国の全ての書物を収めた「蔵書樓」が封鎖される。
だが誰も立ち入れないはずの蔵書樓の奥には、ひとり座する者――「司書正」がいた。
宮廷では噂が飛び交い、陰謀が渦巻き始める。青年の死と蔵書樓の関係、そして国家機密「司書正」なるものの驚くべき実態とは?
壮大且つ緻密に練り上げられた世界観。時代と権力に翻弄される人間たち。丸山薫が描き出す書物を巡るSF宮廷劇、ここに開幕!
ぶちおの読書感想文
『司書正』
ハルタで連載されている作品なので、密で確かな描写は確約されています。
手抜きされている部分を感じません。
背景も着物も小物を、どこをじっくり見ても綻びが見つからない。
ストーリーも大切ですが、やっぱり画力も捨て置けないですから。
国のすべての書物が納められている蔵書樓で暮らす司書正。
司書正は蔵書樓に一度でも納められた書物であれば、すべての内容を覚えている存在です。
国王はその司書正の知識を使い、国の政に利用をします。
国を導いていくのには、過去の知恵が役立ちますから。
国の智力の結晶ともいえる司書正は国宝とも言えます。
ただ司書正は、人として能動的な活動はほとんど出来なくなります。
膨大な知識量のせいなのか、司書正に成ってしまった瞬間から虚ろのような状態になるのが常。
そのため、食事や排泄の世話をする側女が必要になります。
現在の司書正の側女になったのはキビという少女。
滅ぼされてしまった一族の生き残りで、占いによって側女に選ばれました。
司書正に触れていいのは、選ばれた側女のみ。
キビの仕事は、司書正を死なせないようにお世話をすること。
赤ん坊を見るように、死んでしまわないように気配りを絶やさないこと。
それでも司書正は短命のため、数年おきに代替わりを繰り返します。
先代の司書正が亡くなったら新たな司書正と側女が選ばれる。
そうして国の知識を保持し続ける。
普通の会話すら出来ない司書正ですが、元はどんな立場の人だったのか。
キビがいた一族は、異能を扱えたらしいのですがキビ自体は力の使い方をあまり知らないまま。
その異能が重要になっていきます。
いわば国の機密である司書正。
新たな司書正の存在を隠したい王。
司書正の存在を改めて確認したい高官。
宮廷には必ずあるといえる権力争いも絡んできます。
先代の王は賢王として有名だったが、現王は先代と比較するとあまり評判が…
現王には正妃との息子と、寵姫との息子。
筋でいけば正妃との息子が跡取りですが、現王が愛でているのは寵姫とその息子。
こうなってくると正妃派閥は苛立ちますし!
政略結婚とか、うまくいったことあるのか!?
娘を他国に嫁ぎーのさせるのは、他国を自国にするための布石だったりもするし。
領土争い、派閥、跡継ぎ問題、ドロドロの宮廷ドラマにも目が離せません。
無邪気な人物だとしても、選んだ選択肢で最悪な結果になることもあります。
というか、悪人よりもタチが悪いことすらありますもの。
善人の厄介スイッチ、発動します。
それがまた司書正とキビを困らせる。
キビがいい子すぎて…推せる。
キビだけはそのまま真っ直ぐに生きて欲しい。
ある意味、囚われてしまっている司書正を救うことが出来るのはキビだけでしょう。
生きていられる時間は、あまり残されていないから。
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