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ぶちおの本棚

『ニュクスの角灯』その時代に思いを馳せて…女神が照らし出す浪漫!

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ぶちおです。

今回は時代モノの名作をオススメします!
時は明治。
当時の生活、風俗を感じつつ、主人公・美世(みよ)が生きた激動の人生が華やかに描かれています。

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こんな人にオススメ

☆明治時代が好き
☆等身大の物語が好き
☆実在の人物も登場するフィクションが好き
☆頑張る主人公を応援したい

書籍概要

◆作品名 ニュクスの角灯
◆著者 高浜寛
◆出版社 リイド社

1878年(明治11年)、動乱の幕末は遠ざかり、長崎では海外貿易で莫大な利益を得る商人が多く現れはじめていた。
西南戦争で親を亡くした少女・美世(みよ)は奉公先を求めて鍛冶屋町の道具屋「蛮」(ばん)の扉を叩くが、そこで彼女を待っていたのは、店主・小浦百年(こうら・ももとし)がパリ万博で仕入れてきた最先端の品々と、それらに宿るベルエポックの興奮と喧騒だった……
ジャック・ドゥーセのドレス、ダニエル・ペーターのミルクチョコレート、シンガー社のミシン、セーラー服、エジソンの蓄音機、革ブーツ、眼鏡、幻灯機(マジック・ランタン)……
先進と享楽の都・パリ渡来からやってきた“夢の品々”に導かれ、少女はまだ見ぬ世界へ歩み出す……

Amazon『ニュクスの角灯 (1)』作品内容より

それではこちらの作品を、オススメしていきたいと思います!

こちらの作品、全6巻で完結しています。数々の賞にノミネート、受賞しています。

お恥ずかしながら、ぶちおは受賞を機にこの作品を知りました。
そして1巻を読み始めたらもう止まりませんでした。

明治時代に生きる人たちの熱気を作品からビシビシ感じます!
舞台は長崎、登場人物たちの方言も気持ちいいです。
みんなが幸せな未来を描き、希望を抱いています。

主人公の美世(みよ)は、当時では普通の女の子です。
女性には不要とされていたから、文字の読み書きは出来ない。
戦争孤児で親戚の家に居候、食い扶持を稼ぐために使用人として奉公先を探している。
でもとくに取り柄もないので、なかなか働き口が見つからない。

当然ですが、現代とのギャップを痛感します。
たった150年前です。

やっと見つけた勤め先は、海外貿易で仕入れた商品を売っている『蛮』という一風変わったお店。
そのお店の店主は小浦百年(こうら・ももとし)、不思議な青年ですが先見の明があります。

百年と過ごしていくうちに、日本の外の世界に興味を持つ美世。
いつからか、淡い恋心を百年に寄せていて…

くうぅぅう!
この淡さが堪らない!
直情的ではない、憧れに近いけど確かな初恋!

作中で『ニュクス』という女神について語られます。
ギリシャ神話の、夜の女神ニュクス。
題名にもなっていますが、この女神のもつ力がキーになります。

ここまで作品に没入出来るのは、その作画力と膨大な知識量だと思います。
読者がその時代、歴史背景に精通していなくても、作品を読むだけでまるでその時代を見てきたかのように感じられるのが本当に凄いです!!

服装、建築、文明。
日本と巴里《パリ》が主に描かれますが、そのどちらの描写も手抜きなし!
明治を知る為の教材にもなると思うくらいです。

ラストまで読んだら、何度でも読み返したくなります。
画と文字で読者に押しつけてこないです。
読了した時は驚きと悲しさを感じましたが、たくさんの人物の生き様を読み返すとまた感じ方は変わりました。

美世が生きた時代に旅してみませんか٩( ᐛ )

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