ぶちおです。
今回は『怖い部屋の話 ゾッとする間取りと事故物件』をご紹介しようと思います。
実体験、人伝に聞いた体験談。
怪奇現象がおこった、どこかに実在していた部屋や建物。
一部の部屋には間取りもついえいるので、自分が知っている間取りではないかと気になります。
どう頑張っても安らげない、曰くつきの物件たち。
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こんな人にオススメ
☆実録、体験談が好き
☆ぞわっと怪談話がたまらん
☆顛末は、読者の想像次第でよい
☆事故物件が気になる
書籍概要
◆作品名 怖い部屋の話 ゾッとする間取りと事故物件
◆著者 田中俊行 (読み手)
◆出版社 宝島社
深夜3時、ドアのノックが止まらない部屋。
ドアを叩くのはいったい誰なのか?
怪談師・田中俊行が収集した最新・最恐の46編
マンション・アパートで本当にあった話――
あなたの怖い場所はどこですか?
幽霊が出るといわれている心霊スポット、報道された事故現場、暗い夜の自殺の名所……人が怖いと思う場所はたくさんあります。でも、それは本当に怖い場所ですか? 自分から望んで手に入れる恐怖は娯楽でしかないと私は考えます。
ぶちおの読書感想文
『怖い部屋の話 ゾッとする間取りと事故物件』
怖い部屋の話がみっちりと。
監修は田中俊之さん。
ホラー界隈好きっこであれば、あの人か!とすぐにわかると思います。
呪物コレクターとしても超有名な方です。
ぶちおも何度もテレビで、呪物でみっちみちなお部屋を見たことがあります。
明らかに年代もの、明らかに曰くありげな色々な呪物が飾られているのですが、このお部屋で普通に過ごされているというのもびびりました。
物置としての部屋ではなく、普通に暮らせちゃうと。
変な音がする、変な匂いがするという怪奇現象も日常茶飯事らしいです。
それはそうでしょう…
だって呪物なんだもの!
人の念が入りまくっているものは、不可解な出来事を起こす力もあるでしょう。
ぶちおはすぐに物を捨てる方なので、いわくありげなものがないですね~
部屋は汚いですが、古いものはあんまりない。
数十年来収集しているシルバニアファミリーとか、漫画本くらいでしょうか。古いもの。
どの角度から見ても、呪われ要素がありません。
趣味関係のものはありますが、それ以外の古いものは…
卒アルすら捨てようとする人間、それがぶちお。
でも呪物やら怪談は好きです。
安全安心な場所から情報を収集しております!
田中さんが収集した怪談話。
他の怪談師さんのとびきりの話もあれば、一般の人たちの体験談まで。
共通しているのは、部屋での出来事だということです。
心霊スポットで起きた話とか、通りすがった場所で起きた話であれば、もう二度と行かなければいいですが、居宅で起きた怪奇現象だった場合、逃げようがありません。
本書冒頭の前書きにもありますが、部屋は一番安心できる場所のはず。
仕事や学校から帰ってきて、休むための場所です。
生活の中心地ですもの。
そんな部屋に、よからぬものが現われたりなんかした日には…
本書は四章で構成されています。
一章 田中俊之の「怖い部屋と家」
二章 ゾッとする「怖い部屋」
三章 「事故物件」の怪異
四章 「家と建物」の恐怖
一見、機械の故障かな?とか気のせいかな?と思う出来事も、どんどん怪しさを増していって。
言い訳ができないくらいの怪異が起こって、はじめて人は動転します。
天井や壁のシミが人の顔に見えるなぁ~とか。
言い争う声が聞こえても、どこかでケンカしてるんだろうなぁと思って介入はしないし。
深夜にピンポンが鳴ったとしても、誰かが間違って押してるんだと思って気にしない。
これくらいの異変は誰だって感じたことがあるもの。
ただこういうちょっとした異変が続くと、神経がやられてきます。
いつしかいわく付き物件と呼ばれるようになっていたり…
人に限らず、動物も含めれば毎日どこかで死んでいます。
過去から考えれば、何も死んだことがない場所なんてないでしょう。
全国いわく付きといえば、いわくつき。
ただ悪い念が強く残っていると、住んでいる人間への悪影響も凄い。
ぶちおがお好みだったお話をいくつか。
一章「ミンチ部屋」
逃亡犯が逃げ込んだ部屋の隣人はいかれている。
深夜に声をかけてきて、壁にある穴からプレゼントをしてくれるのですが…
ヤバイ隣人も嫌だし、隣の部屋を貫通している穴の存在とかも嫌だなぁ~
とにもかくにも穴は塞がないと!
そんでもって、穴に気付いたとしても覗かないこと!
知ってしまったら後悔することの方が多いでしょう…
「バラバラ殺人の部屋」
犯行があった部屋の近くに住んだ後、精神に異常をきたしてしまった住人。
住人もその事件を再現したような形で発見されてしまう…
残留思念なのか、それとも不穏な気に当てられてしまったのか。
引っ越しからくるストレスだと思っていたら、人格言動まで怪しくなっちゃうことも…
二章はヒトコワ系が多かったかなと。
「窓を割る下の住人」「玄関の盛り塩」
ご近所トラブルといってしまえば簡単ですが、どんな住人とご近所になるかは選べません。
一見普通の人に見える、話してみていい人に思っても、その人が奇行に走らないとは限りません。
ぶちおの近所でも、ご近所騒音トラブルが継続中です。
もうね水かけ論だし、行政や警察は介入できないし。
でも当事者同士からすると、譲れない問題。
負けを認められないし、負けを認めさせるまで終わらない戦いです。
そういうストレスにさらされていると、行動もエスカレートするんだろうなぁと。
ピアノの騒音で殺人事件だって起きたんだから、行政ももうちょっと仕事してくれよと思うのですが。
ぶちおが幼少期、ピアノの練習をしていた時は、ぶちお母がご近所にピアノが下手ですまんと謝りにいっていましたw
そりゃ練習しないと上手くならないからさ!
最初から完璧に弾けるわけがないのですが、殺されたら困るといってぶちお母は近所に気遣っていました。
当時のピアノにもヘッドホン機能ありましたが、ヘッドホンするのも面倒だしがんがん音を出していました。
てか、音を出すものやろ、楽器なんやから!
下手だけど許してよ、子どものすることやん!!
そういうことも、近所との関係を築かないと難しいものやでと学びました。
三章「リビングにある黒ずんだシミ」
この話がいっちばん怖かった、ぶちおは!
もし同じ状況だったら、一目散に部屋を飛び出していたでしょう。
事故物件を気にしない男性のお話。
一定、事故物件でも気にならない方がいるのは分かります。
心の持ちようでもあるし、人が亡くなった部屋といっても死因によったりもします。
残虐な事件であれば住みたくないですが、病死や老衰であればそこまで気にならないという理屈も納得。
むしろちょっと安くいい物件に住めるメリットが大きいとも思えます。
そして気に入ったある部屋。
隣人から含みのあることw言われたりもしたけど、まぁまぁ。
友人と部屋について話していた時に、あるシミについての1つの見解が出る。
それを分かってしまった時、もうこの部屋には住めないと思うでしょう…
四章「歌舞伎町の自殺ビル」
磁場の影響なのか、もしくは霊魂が仲間を呼んでいるのか…
理由は明確ではないけど、自殺の名所といわれる場所はあります。
自然の中にもあれば、都心の雑居ビルにもある。
そういう怨念めいたものに吸い寄せられて、自殺の連鎖が起こってしまうのか…
不吉な場所は、霊感がない人でもなんとなく感じるものがあるとか…
霊がいる場所は他よりも温度が低いらしいです…
寒気がするのは、もしかしたら近くに霊がいるかもしれないから…
共感性が高い人だと、その場所に残っている感情みたいなものが伝わるらしい。
心霊番組で、唐突に涙が出るとか、怯えちゃうというのは被害者の思念を共感しているからだとか。
ツライ。サミシイ。タスケテ。シニタクナイ。
こういう感情を共有してしまうと、自分では感情を制御できなくなってしまうと。
霊感の有無をはかることは出来ないですが、もし違和感を感じたらそういうことかもしれないと。
一呼吸おいて落ち着くことも大事!
とにかく塩をふりまくりましょう。
迷信だと侮るなかれ。
信じるものは救われると言いますもの!
怖い出来事が起きた部屋の間取りを見て、自分の部屋の間取りじゃないことを確かめましょう。
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まとめ
『怖い部屋の話 ゾッとする間取りと事故物件』
せめて家ではまったりさせてくれい!
前の住居人と同じ悲劇を繰り返したくないし、ただ平穏に暮らしたいだけなのに。
気付いたら、あの隙間も、あの汚れも気になってきた。
開かずの間、聞き慣れない音、繰り返される異常。
耐えることが勝ちとは限りません。
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