ぶちおです。
おすすめ小説のご紹介です!
今回は『3分で殺す! 不連続な25の殺人』
3分決戦の殺人が25件か?!と思ったのですが、死人がチラつく短編集という感じです。
ミステリ寄りもあれば、ホラー寄りもあります。
こわい系もあれば、ほっこりしちゃう系もあります。
一気に読もうとしいたのですが、作品の味付けがあっちこっちに散っているので処理しきれなくなりますw
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こんな人にオススメ
☆短編をたくさん読みたい
☆たくさんの作風を一気に堪能したい
☆深くは追求しないスタンス
☆隙間時間用の作品を探している
書籍概要
◆作品名 3分で殺す! 不連続な25の殺人
◆著者
◆出版社 宝島社
宝島社のショートショートシリーズ累計125万部突破!
Amazon『3分で殺す! 不連続な25の殺人』作品内容より
幼い二人はなぜ殺されたのか。(中山七里「オシフィエンチム駅」)
一年前に夫が死んだ場所で、妻が望んだのは……。(安生正「白い記憶」)
この物語の意味に気づいた時、あなたはきっと戦慄する。(岡崎琢磨「三霊山拉致監禁強姦殺人事件」)
「父を殺した」と言う、祖父の言葉の真意とは。(海堂尊「赤い顔」)
宝島社の大人気ショートショートシリーズから、鮮やかで濃密な殺人事件の物語を25作品、厳選!
ぶちおの読書感想文
『3分で殺す! 不連続な25の殺人』
人の死が描かれる短編、25作品が掲載されています。
短編というか、超短編です。
平均して5分くらいで1作品読めました。
すいすい読めるのですが、作品ごとにインターバルを置くことをオススメします。
作風も文体も違うので、25人と一気に面接してるような気分になります。
ほら、一気に知らない人に会うと疲れちゃうアレです。
気になり過ぎて読み進めたい気持ちはあるので、結局1回の休憩を挟んでぶちおを一気読みしました。
お気に入りの作品を抜粋します。
・オシフィエンチム駅へ
2人の小さい子どもを殺害した犯人の動機が…
死なせてあげる方がよかったのかもしれないと思うとまた切ない。
犯人に同情してしまう部分もあります。
そして、動く列車の中で子どもを殺害した犯人を暴いた者の気持ち、暴かれた者の気持ちも何とも…
犯人を解明することは、必要だったのかを考えるとまた。
事件解決とともに到着した駅の名は。
・三霊山拉致監禁強殺事件
どんな風に、痛ましい事件が起きたのか。犯人は誰かとわくわくしているうちに終了します。
ん?なんかただ幸せで、ほこほこしていたままで終わった気がする。
気になるのは、トイレに書かれていた張り紙の内容とすれ違ったご機嫌の若者集団。
もう一度、タイトルを見ます。
ここからは読者が物語の続きを予想します。
不思議な面白さがありました。
・全裸刑事チャーリー股間カフェ
とんでもないというか、おバカというかw
ヌーディストが全面解禁された世の中の事件捜査は、こんなにも全裸刑事が活躍するなんて。
全裸で堂々と闊歩する自信がない刑事の悲愴にもついつい笑ってしまうw
逆に50ページくらい加えていただいて、股間のなんたるやをしっかり描写して欲しいくらいです。
警察手帳の収納場所、全裸ゆえの流行ファッション、目がチカチカしました。
ギンギンの世界線!
・隣の男
テレ朝の刑事ドラマのようなお話だなぁ~と思ったら、まさかの『相棒』『9係』の脚本を手がけてらっしゃる作者さんでした。
綺麗にしてやられた時の、ちょっと間抜けな犯人の悔しさたるや!
事件に巻き込まれて、正常な判断を出来る人間なんていないのです。
掲載されている作品は、他の作品からの再掲が多いです。
そのため、過去の宝島社短編集を読了している場合は、作品がだぶっちゃうことがあるかもしれません。
アンソロ系にはこういう罠はつきものです。
人情話系もあれば、お先真っ暗系もあり、
浮世離れしている系もあれば、会話劇のようなものもあり。
お気に入りの作品が見つかりますように!
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こんな作品もおすすめ
『3分で殺す! 不連続な25の殺人』を読んで、短編集作品を選書してみました。
こんな切り口の短編集もあるんだなぁ~
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『3分で読める! 誰にも言えない○○の物語』
ミステリーからホラー、恋愛話までバラエティに富んだ25話。
人気作家も多数参加しております。
血なまぐさい話以外も楽しめますw
3分で読める! ティータイムに読むおやつの物語 (宝島社文庫) 新品価格 |
『3分で読める! ティータイムに読むおやつの物語』
感動のストーリーからユーモア、ミステリ―まで、読むと笑顔になる美味しい超ショート・ストーリー。
ほこほこ作品を楽しみたい、甘い雰囲気が好きならばぜひ!
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『黒のショートショート 地球人が微笑む時』
ハッとさせられる意外な視点と、ユーモア、ホラー、童話の味わいが詰まっています。
おもいがけないところで終わるのも醍醐味です。
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『こどものころにみた夢』
文章と絵で綴る「こどものころにみた夢」のアンソロジー。
いまだに夢を見ると、何の暗示か調べてしまうぶちおです。
男性はモノクロ、女性はカラーの夢をみがちって本当なのでしょうか。
まとめ
『3分で殺す! 不連続な25の殺人』
アンソロ作品のいいところは、新たな作家さんと出会えるところです。
この雰囲気好きだ~とか、もっと他の作品を読んでみたいとか。
そして、どんどん積ん読を増やしてしまうw
積ん読を減らそうと思っているのに、増えていくという謎です。
ゾゾゾもウフフも、入り乱れております。
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