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ぶちおの本棚

『謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー』館好きっこ集まれー!素直な気持ちが大事。

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ぶちおです。

今回は『謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー』をご紹介しようと思います。
新本格と言えば館、館と言えば新本格、ミステリ好きならば垂涎のワードです。
まだ対の「黒」を読んでいないのですが、「白」は結構胸アツな展開作品が多かった印象です。
人のやることって、こういうパッションあるよね、うん。とグッときたり、トリックが大胆すぎて気絶しかけたりw

人気作家達のアンソロという時点でゲットや!

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こんな人にオススメ

☆ミステリ系のアンソロが好き
☆人気作家の短編をつまみたい
☆ドロッドロしすぎてないのがいい
☆館は一種の犯罪ホイホイだと思っている

書籍概要

◆作品名  謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー
◆著者   東川篤哉/一肇/古野まほろ/青崎有吾/周木律/澤村伊智/文芸第三出版部 (編集)
◆出版社  講談社

テーマは「館」、ただひとつ。今をときめくミステリ作家たちが提示する「新本格の精神」がここにある。奇怪な館、発生する殺人、生まれいづる謎、変幻自在のロジック――! 収録作品:東川篤哉『陽奇館(仮)の密室』、一肇『銀とクスノキ ~青髭館殺人事件~』、古野まほろ『文化会館の殺人 ――Dのディスパリシオン』、青崎有吾『噤ヶ森の硝子屋敷』、周木 律『煙突館の実験的殺人』、澤村伊智『わたしのミステリーパレス』

Amazon『謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー』作品内容より

ぶちおの読書感想文

『謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー』
6作品すべて、「館」がテーマです。
館といっても多種多様、当然ですが作風もまったく違います。

書店のミステリコーナーに行けば、溢れまくる「館」モノ。
短編から長編まで、「館」ミステリの魅力は強すぎます!
本作の短編もとことん味わいましょう。

・東川篤哉『陽奇館(仮)の密室』
ありえない密室殺人、どうやって犯人はこの密室を作り出したのか?!
偶然事件に出くわす能力も探偵と助手の運命です。
が、驚きの結末でしっかり想像を裏切ってくれるのが嬉しい!

・一肇『銀とクスノキ ~青髭館殺人事件~』
友人を殺害してしまった時、後悔とともに自分を必死で納得させる心理。
やらなきゃやられていた。自分だって傷つけられたんだから、一種の正当防衛だ。
仲良しの友人でも、急に裏切ったりとか若い時はありますものね~

・古野まほろ『文化会館の殺人 ――Dのディスパリシオン』
一番、青春の香りがしました。
中高の部活にかける熱量って、凄いですよね。
みんなの思いを背負ったコンクール、初っぱなでミスをしてしまった女子生徒は自ら死を選んでしまったのか…

・青崎有吾『噤ヶ森の硝子屋敷』
大胆すぎるトリック、何回か文章を往復しましたw
全面硝子張りの屋敷が舞台です。
犯行現場の出入り口も常に見える状態なのに、犯人はどこにも存在していないとは。

・周木律『煙突館の実験的殺人』
ぶちおは、このお話が一番好きでした。
知らないうちに煙突館に隔離された主人公たち、AIからの課題は「これから起こる事件を推理して解決すること」
どんどん起きる事件、最後の返しに天晴れ踊りしました。

・澤村伊智『わたしのミステリーパレス』
町にいる奇人と呼ばれる人にも、人生があって物語がある。
取材と過去の出来事を行き来しながら、不可解な噂が絶えない館の謎の解明に挑みます。
執念も行きすぎるとただの狂気ですよね。

無防備で館に近寄ると危ないことに巻き込まれるなぁ~
でも美術館、体育館、公民館、館とつく建造物は身近にもたくさんあります。
油断していると、知らないうちにやばい館に迷い込むこともあるので要注意です。

殺人が起こる理由も、自己的なものから、予想外の出来事後の連鎖だったり、
人生ってどう転ぶかわからないものです。
バタフライエフェクトがどこまで作用するか、想像もつかないところがよい!

1つ1つの物語は短めなので、隙間時間にもおすすめのアンソロジーです。

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こんな作品もおすすめ

『謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー』に掲載されている6名の作家さんの著書を選書してみました。
こうしてぶちおは、積ん読地獄に陥っていきます。

新 謎解きはディナーのあとで

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『新 謎解きはディナーのあとで』
執事探偵×令嬢刑事のミステリ、新章始動!
東川先生といえば、やはりこちらのシリーズが出てきます。
毒舌というかもはや暴言執事によって、事件は即解決です。

フェノメノ 美鶴木夜石は怖がらない (星海社 e-FICTIONS)

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『フェノメノ』
夜石に出逢ったやつは七日後に死ぬ。夜石は生きた人間じゃない。
一先生が紡ぐ青春怪談小説!
若い頃の感性って繊細で独特で、いいですよね~

セーラー服と黙示録 (角川文庫)

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『セーラー服と黙示録』
ふたりは鐘楼尖端の十字架に磔となって発見された!
古野先生は、女生徒同士の機微をすくい取るのが激うま。
ぶちおにとっては遠き過去というか、記憶にもないあの頃w

アンデッドガール・マーダーファルス 1 (講談社タイガ)

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『アンデッドガール・マーダーファルス』
人が忌避する“怪物事件”専門の探偵・輪堂鴉夜と、奇妙な鳥籠を持つ男・真打津軽。
アニメ化もされた人気作品の原作を書かれているのが青崎先生です。
強烈インパクトな見た目のキャラは見たら忘れられません。

眼球堂の殺人 ~The Book~ 堂シリーズ (講談社文庫)

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『眼球堂の殺人 ~The Book~ 堂シリーズ』
密室、館、メフィスト賞受賞作にして「堂」シリーズ第一作となった傑作本格ミステリ!
周木先生は堂シリーズを書かれています。
堂も館とは違う魅惑ある舞台です。

ぼぎわんが、来る 比嘉姉妹シリーズ (角川ホラー文庫)

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『ぼぎわんが、来る 比嘉姉妹シリーズ』
怪談・都市伝説・民俗学――さまざまな要素を孕んだ空前絶後のノンストップ・ホラー!!
澤村先生といえば、ぼぎわん!
毎作、気になるワードがタイトルに。言いたくなるんですよね~ぼぎわん。ずうのめ。などらき。

まとめ

『謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー』
色んな館の事件を満喫です。
館だから事件が起きるのか、館には人をいつもとは違う精神状態にする効果があるのか。
こんな館は嫌だ大喜利を1人で永遠にやろうかと企んでいます。

ちょっくらほっこりもしちゃうかもしれない、白をどうぞ。

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