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ぶちおの本棚

『黒博物館 ゴーストアンドレディ』劇団四季で舞台化!本当の絶望を知った時、彼女は亡霊に殺してもらえる。

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ぶちおです。

今回は2024年劇団四季で舞台化決定『黒博物館 ゴーストアンドレディ』をご紹介しようと思います。

四季っこのぶちおとしては、新作公開は楽しみです。
しかも、リアル書店員時代に思い出のある作品のシリーズ!
さらに好きな『ノートルダムの鐘』の演出家さんです。

ミュージカル ゴースト&レディHP
またまたグッとくるんだろうな~
原作コミックを読んだ感想をあげていきます!

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こんな人にオススメ

☆史実とフィクションのMIXものが好き
☆時代を超えたい
☆頑張る人を応援したい
☆バトルもロマンスも謀略も堪能したい

書籍概要

◆作品名  黒博物館 ゴーストアンドレディ
◆著者   藤田和日郎
◆出版社  講談社

ロンドン警視庁の犯罪資料館「黒博物館」に展示された“かち合い弾”と呼ばれる謎の銃弾。ある日、それを見せてほしいという老人が訪れたとき、黒衣の学芸員は知ることになる。超有名な「お嬢様」と、「もうひとり」が歴史的大事件の裏で繰り広げた、不思議な冒険と戦いを…! 藤田和日郎の19世紀英国伝奇アクション超待望の第2弾、ここに開幕!!

Amazon『黒博物館 ゴーストアンドレディ(上)』作品内容より

ぶちおの読書感想文

『黒博物館 ゴーストアンドレディ』
ぶちおのリアル書店員時代、シリーズ1作目にあたる『黒博物館 スプリンガルド』を店頭で販売していました。
作中にも記載されている編集さんが店舗巡りをしていらして、担当だったぶちおもご挨拶させていただきました。
編集さんは普通の優しい雰囲気のおじさんで、売れ行きを気にされていました。

ぶ「藤田先生、まさか御社から作品だされるとは」
編「やっぱり小学館のイメージ強いですよね。だから、気付いていただけているか」
ぶ「藤田先生のファンは、どこに置いてもしっかり見つけてくれますよ。売れ行きも順調です」
編「ありがとうございます」

こんな、一般的な書店でのやりとりを思い出しました。
懐かしいなぁ~

さて、『黒博物館 ゴーストアンドレディ』ですが、黒博物館シリーズの2作目で上下巻で完結します。
黒博物館シリーズではありますが、前のシリーズを読まないとわけわからん!ってことにはなりません。
『黒博物館 ゴーストアンドレディ』上下巻のみで十分楽しめます。

大英帝国で捜査されたすべての証拠品が展示されている、黒博物館。
1856年、劇場に幽霊が遺したと言われている「〈灰色の服の男〉のかち合い弾」を見に、ある老紳士が来館するところから始まります。
キュレーターが対応していると、老紳士の中から〈灰色の服の男〉グレイと呼ばれる幽霊が現われます。
劇場の幽霊、かち合い弾についての成り行きを知っているグレイが過去について語る、という感じです。

ゴースト、がこの〈灰色の服の男〉グレイです。
絶対に舞台で映える、カッコイイしか残らないようなキャラです。
生きていた時は、孤児でしたがとある貴族に引き取られるも罪を犯して逃走。
剣の腕があったため、決闘の代理人として生計をたてます。
劇場の舞台に感動し、看板女優と恋に落ちるも裏切られて殺されます。
幽霊になっても劇場への執着からか、いつからか地縛霊状態という感じです。

グレイの元に現われたのは、自分を殺して欲しいと懇願するフロレンス・ナイチンゲール。作中ではフローと呼ばれます。
そう、あの有名なナイチンゲールです。
グレイはフローと約束をします。
最高に悲劇的な時に殺してやると。
2人の奇妙な物語が始まります。

グレイは劇場好きっこなので、シェークスピアの劇中の台詞をよく多用します。
何万回も舞台を観たからこその特技です。

フローはたくさんの困難に直面します。
看護師になることを拒否する家族たち、劣悪な環境でただ死んでいく傷病者たち、やる気のない病院関係者、
クリミア戦争では赴いた土地での屈辱的な扱いなどなど。
フローのやりたいことをことごとく潰してくる軍医が大敵です。
そしてその軍医には、綺麗な騎士がついています。
フローにとってのグレイのような、その騎士は生前のグレイのことも知っているようで。

ぶちおは偉人の伝記とか読んでこなかったので、ナイチンゲールのことも深くは知らずw
この作品で、こんなやべー病院を建て直したとか、当時の半沢直樹か!とわけわからん例えを繰り出しました。
女性軽視、貴賤の差、戦時中の混乱など
とにかく生きづらい中で奮闘するフローを、グレイはにやにやして見ています。
フローが最高に絶望するのを待っているわけですから。

しかし、フローは絶望するどころか、
どんどん仲間が増えていき、国すら動かすという偉業を成し遂げます。
内心複雑でありながら、応援しているグレイ。

ゴーストと生きた人間の表現、
藤田先生のかっこいい造形美、舞台化されたらこのあたりがわくてかポイントですね。
ゴースト同士のバトルもどうなるんでしょう。
ミュージカルですから、歌も気になります。
物語も重厚なテーマなので、どのくらい舞台で体現できるのか。わくわくり。

グレイとグローのなんともいえない関係とか!
やっぱりなんだかんだでグレイが男前確定です。

開幕まで、原作を読んで妄想を膨らませます。

『黒博物館』シリーズ

『黒博物館 ゴーストアンドレディ』の他シリーズもご紹介いたします。

黒博物館 スプリンガルド (モーニングコミックス)

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『黒博物館 スプリンガルド』
バネ足ジャックによって、女性が殺害される事件が連続して起こる。
黒博物館に、バネ足を見に来た警部は当時の真相について語り始めます。
異形の怪物が闊歩する夜、やばし。

黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ(1) (モーニングコミックス)

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『黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ』
フランケンシュタインを書いた小説家、メアリー・シェリー。
小説で生み出したモンスターと同様に、頭部は村娘、首から下は暗殺集団の女傑の人造人間が現われます。
メアリーは金策のため、人造人間のしつけを任されるのですが…

藤田和日郎 黒博物館 館報 ヴィクトリア朝・闇のアーカイヴ

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『藤田和日郎 黒博物館 館報 ヴィクトリア朝・闇のアーカイヴ』
『黒博物館』の世界をより深く楽しめる!
シリーズ一番人気のキュレーターが表紙を飾っています。
シリーズファンは必携の1冊です。

まとめ

『黒博物館 ゴーストアンドレディ』
ナースコールとか、病院の設備やら配置やら、看護の基礎を作り上げたフローの功績たるや。
負傷兵たちを看護する姿、他の看護師にも的確な指示をだして、経営を回すのは本当に凄い。
ただ手当をする、ではなく、備品の管理、病院食のサポート、支払い対応に業務効率化、
とんでもないバリキャリです。

フローをよく思わない人も多かったですが、
グレイの助言や仲間の手助けもあり、赴任先で追い出されないように振る舞いつつ、反撃のチャンスをうかがう。

『ノートルダムの鐘』も人間の不平等、偏見、差別にグッときました。
『ゴーストアンドレディ』は、いかに!

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