『鬼獄の夜』男は処分、女は生贄。鬼に追いかけられて、朝を迎えられる人間はいないんだよ。

ぶちおです。

今回は『鬼獄の夜』をご紹介しようと思います。
タイトルからしてコワイ系だろうというのはビンビコ感じますね。
古くからの因習、夜の間にだけ現われる鬼は容赦なく暴虐の限りを尽くす！

人間の業の深さも垣間見る、底なしの絶望へようこそ…

鬼獄の夜単行本版 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

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こんな人にオススメ

☆パニックホラー系が好き
☆グロい描写に耐性がある
☆エロス描写もばっちこい
☆やべー神主を倒したい

書籍概要

◆作品名　鬼獄の夜
◆著者　　加藤キャシー
◆出版社　集英社

極限状態でのエロティックホラー！　その閉ざされた村には、人を喰い、女を死ぬまで犯す鬼がいた…！　楽しかったはずの幼馴染たちの小旅行は呪われた廃村に迷い込んだことによって地獄絵図と化す。　【同時収録】描きおろしマンガ『目隠しでイケナイこと』
Amazon『鬼獄の夜単行本版 1』作品内容より

『鬼獄の夜』ぶちおの読書感想文

『鬼獄の夜』
もうタイトルだけで惹かれて、いっき読みしました。

エロ、グロの混ざりっぷりがいいです。
ぶちおは、このエログロの配合に厳しめですｗ
エロばっかりでも、グロばっかりでもだれちゃうので、いい感じで交互に波がくる作品なので飽きないです。

物語は現在の8巻までで、3部構成で展開されています。

1部では、山に入った学生たちのお話です。
男女4人で車で帰る途中で道に迷い、鬼が出るという因習の残る山あいの土地に辿り着きます。
そして…鬼に襲われます。
THE恐怖を堪能できます。

2部では、行方不明になった1部の登場人物の姉、美空が主人公となります。
弟の安否を心配し、知人男性2人を従えて山に向かいます。
美空曰く、体力担当と知力担当のメンズです。
彼らが自分に好意を寄せていることを分かった上で、利用します。
万全で臨んだものの、またも鬼が現われて襲われます。

3部では、2部のラストから約1年半が経過しています。
新たな仲間とともに、鬼を利用している黒幕の団体に潜入します。
鬼を使って、何やら怪しいことを企んでいるようなのですが…
この黒幕を倒さない限り、不幸の連鎖は終わらない！

といった感じです。
希望と絶望のミルフィーユ状態です。
パニックホラーのお約束ですねｗ
助かる⇒捕まる⇒逃げる⇒死にかける⇒再会する⇒捕まるのエンドレスナイトです。

謎に包まれている鬼の正体も気になりますが、本作の醍醐味はマッド神主、柴の存在だと思います。
表の姿はイケメン神主、裏では鬼を保護し、鬼の研究をしています。
鬼の秘密を知っているようなのですが…
とにかく美空との会話が成立しないやばい人物です。

まぁ鬼をやたら崇拝しているのはまだいいのですが、性に豪快といいますか。
妹とよからぬ関係だったり、やたらとそっち方面を持ち込んでくる男です。
エロ担当と言ってもいいかもしれません。
神職としてダメだろｗでもいいキャラなんやｗ
美空に執着してからは、もうなんかただのエロおやじにしか見えない！だが突き進んでくれ！

エログロコースターにご乗車ください。