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『紅蓮館の殺人』 孤立した館と、名探偵が2人。集まったのは怪しい人々。山火事と殺人犯から逃げられるのか!?

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ぶちおです。

今回は講談社タイガ文庫『紅蓮館の殺人』について、ご紹介していこうと思います。

ぶちおの好きな、イカれた殺人犯、名探偵による王道の謎解き、閉ざされた館からの脱出がつまっています!

この『紅蓮館の殺人』には名探偵が2人登場します。
金田一少年と、名探偵コナンが一緒に登場する的なことです。

余談ですが、昔この2作品がコラボしたゲームを買いました。
小説になってもいいくらい、しっかりしたミステリー作品だったことを覚えています。

1作品に複数の名探偵が集うということは、それだけで楽しさが2倍になるような気がします!

それでは『紅蓮館の殺人』の基本情報と、読了したぶちおによる感想をUPしていきます!

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『紅蓮館の殺人』オススメしていきたいと思います!

こんな人にオススメ

☆名探偵らしい推理を楽しみたい
☆次々に困難な状況が起こってほしい
☆極限状態を楽しみたい
☆過去から現在、伏線びっしりが好き

書籍概要

◆作品名 紅蓮館の殺人
◆著者 阿津川辰海
◆出版社 講談社

山中に隠棲した文豪に会うため、高校の合宿を抜け出した僕と友人の葛城は、落雷による山火事に遭遇。救助を待つうち、館に住むつばさと仲良くなる。だが翌朝、吊り天井で圧死した彼女が発見された。これは事故か、殺人か。葛城は真相を推理しようとするが、住人や他の避難者は脱出を優先するべきだと語り――。タイムリミットは35時間。生存と真実、選ぶべきはどっちだ。

Amazon『 紅蓮館の殺人 』作品内容より

著者の阿津川辰海先生は、色々な出版社からミステリー作品を出していらっしゃいます。
どの作品も、概要読むだけでそそられるというかw
『紅蓮館の殺人』を読んだら、他もやっぱり気になっちゃうくらい魅力的だと思います!

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透明人間による不可能犯罪計画って!透明人間はいるんだ?!そして何を企んでいるの?!
気になります。

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本邦初の探偵弾劾裁判!これもかなり気になるワードです。

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真犯人と殺人現場は、予知映像としてあらかじめ残されていた…
占いとか、予知といった材料はミステリーで見ますが、やはり惹かれるオカルト風味です。

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名だたる有名作家陣に名を連ねています!
実力があるからこそ!こういう作品にも参加されているんだなぁ~と感嘆します。

阿津川辰海先生の名前は、ぶちおの胸に刻み込もうと思います。

ぶちおの感想文

それでは、ここからは本編を読んだぶちおの感想を連ねていこうと思います。
ちょっとしたネタバレ部分もあります。
何も知りたくない!という場合はスキップしてくださいませ。

山火事と、意味のない殺人

主人公の僕と、友人の葛城は高校の合宿を抜け出して、憧れの作家【財田雄山】の別荘に向かいます。
山中の別荘に向かっている途中で落雷が起き、山火事が発生します。

火の手は下から迫ってきており、別荘に逃げ込む僕と葛城は別荘で助けを待つことになります。
財田家の人々と、同じく山火事に追われて集った人々。

1泊して明けた朝、吊り天井の下敷きになった財田家の住人つばさの姿が…

『紅蓮館の殺人』では、そのまま待機していたら山火事に巻き込まれて全員死ぬ可能性があるという状況が大事です。
各章にも、残り何時間で館が焼失するかのカウントダウンが書かれています。

救助ヘリも、強風でなかなか近づけない。
下からは焦げた匂いと火の粉が熱とともにあがってきます。



自然の脅威からのサバイバルが1つ目のポイントです。

そして、そんな極限状態の中で起こったつばさの不審死。
僕と葛城が調べていくと、この館に隠されている仕掛けがどんどん暴かれていきます。
この不審死は事故ではなく、他殺と判明します。

殺人犯によって引き起こされた事件。
殺人犯からのサバイバルが2つ目のポイントになります。

先にも書きましたが逃れられない山火事が起きています。
何もしなくても時間が経てば、全員死にます。

つばさを殺す理由があったとしても、吊り天井ではなく、山火事を利用した方がいいですし。
わざわざ殺人を犯す理由は何なのでしょうか。

加えて、館にいる人間は密室状態で館に閉じ込められています。
そう、殺人犯はこの館にいる人間なのは確定しているのです。

事故死ではない、犯人はこの中にいる。
犯人にとっては不利な条件が確定してしまうのです。

つばさの死は、完全犯罪をしようという意味はないということです。
何故つばさはこの状況下で、このような死に方をしなければならなかったのか。

その意味がわかれば真相に近づけるかもしれません!

2人の名探偵

僕の友人、葛城が1人目の探偵です。
嘘が極端に嫌いで、強すぎる信念を持っている現役男子高校生です。
僕の目の前でも、何度も事件を解決したこともあります。

そしてもう1人は、館で合流する飛鳥井という女性です。
実は僕が以前に巻き込まれた事件を解決したのが飛鳥井でした。
当時、彼女は高校生でした。
久しぶりに再会した彼女は、当時の輝きが無くなり、どこか世捨て人のようになっています。

この現役男子高校生探偵と、元・女子高校生探偵の2人が僕を挟んで推理を展開していきます。
対比がととても面白いです!

高校生と社会人でキラキラっぷりが違うのは当然です。
ぶちおももはや高校生は、光りすぎてて直視出来ないことがあります。

飛鳥井にどこか翳りがあるのも当然です。
逆に高校生時代の輝き、瑞々しさを持ち続けた社会人ってどうなんでしょうかw
若さこそ、若さゆえという部分があると思います。

経験を積むからこそ出る落ち着きと、自分は正しいことをしていくんだという勢いがぶつかりあいます。

推理力は2人とも変わらないですが、事件に対するスタンスが明らかに違います。
読み手も立ち位置によって、2人の名探偵はまったく違った捉え方になると思います。

ぶちおはなんだかんだで、葛城頑張れ!と思いました。

最後の最後、葛城のセリフはグサっっと刺さりましたもの…

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飛鳥井の過去と、連続殺人事件

中盤以降の内容にふれているので、本当にネタバレしたくない人はスキップしてください!

いきますよ!
書いても大丈夫ですか?

書きます!!!!!!!!!!!!!!



そもそも飛鳥井が、翳ってしまった理由は過去の事件にあります。
飛鳥井が解決に導いた連続殺人事件がありました。

多数の被害者を出ましたが、飛鳥井はその持ち前の推理力をもって犯人を特定したのです。

しかし、そのせいで新たな悲劇が生まれてしまいました。
失意のどん底に落とされた飛鳥井は、探偵をやめます。

過去の連続殺人事件は、現在起こった館の殺人にも繋がります。

飛鳥井は衰えていない推理力で、つばさの不審死が何者かによる殺人だったとすぐに見破っていたと思います。
しかし、山火事から生きて脱出することを、何よりも最優先するように振る舞うのです。

【これは殺人だ!犯人はここにいる】と推理をしても、山火事から逃げられる訳ではないのです。
それであれば、事故死として逃げ道を探す方が先です。
大人として、的確な判断だと思います。

一方、不審死を推理していく葛城の行動が無駄な訳ではありません。

頭のおかしい殺人犯が、理由もなく全員を殺害していく可能性だってあります。
殺人犯が館にいることは間違いないのですから、特定して拘束することも大事です。

逃げ道を探している途中でグサリ。新たな殺人が次々に起こる可能性だって十分ありえます。

読みながら、どちらの探偵につくべきか、を試されている気持ちになりました。

ぶちおは、うーーーん。
どう行動しているだろう…
みんなが見えるところに陣取って、決して1人にならないようにする。くらいが精々出来ることかもですw

まとめ

『紅蓮館の殺人』をご紹介しました!

ミステリー好きは、『館』という文字を見ただけで吸い寄せられます。
今回の館の特徴はもちろん吊り天井です。
バイオハザードでも、吊り天井落ちてくるーという恐怖があるように、ホラー要素をたっぷり与えてくれます。

2人の名探偵による推理バトル、山火事による生存リミット、イカれてると思われる犯人の目的。

僕と一緒に館を探検しながら、生存方法を探りながら、推理をしながら楽しめる作品です⸜(*˙꒳˙*  )⸝

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