ぶちおです。
手術や治療の時、必要になる血液。
血液型は4種あり、輸血の際は基本は同じ型同士でないといけません。
血液は長期保存が難しい。
もし、万能な血液を作り出すことに成功していたら。
見たこともない、金色の輸液の正体は。
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こんな人にオススメ
☆医療ミステリに目がない
☆血液型占いをちょこっと信じている
☆医療の進歩にびびる
☆下町人情に触れたい
書籍概要
◆作品名 ゴールデン・ブラッド
◆著者 内藤 了
◆出版社 KADOKAWA
東京五輪プレマラソンで大規模な自爆テロが発生。
救急救命士の向井圭吾は地獄絵図と化した現場で救助活動にあたる。
新開発の万能血液<ゴールデン・ブラッド>により多くの命が救われるが、
その矢先、開発に関わった病院で圭吾の妹・恵利が急死。
輸血を受けた患者もその後次々と変死を遂げていく。
圭吾は刑事の東海林とともに一連の事件を探り始めるが――。
ぶちおの読書感想文
『ゴールデン・ブラッド』
O型、A型、B型、AB型。
さらに細かく分類されますが、人の血液型は大きくわけて4種。
もし輸血する時に、O型はO型の血液を。A型はA型の血液を。
ドラマの手術シーンとかで、血液型の確認や、手術されている人と同じ血液の人を探している描写あります。
自己申告の血液型ではなく、輸血前にはきちんと血液型の確認がされます。
何故か。
異なる血液型を体にいれてしまうと、ショック症状が出て命に関わることも。
体が異物とみなしてしまうんですよね。
実際、どんな感じになるか実験している動画もあります。
一刻を争う事態でも、血液型のチェックがいる。
血液は長期保存も出来ないので、常に献血などで確保するしかない。
献血も1人あたりからとれる量や年齢に制限があったり、血液の状態によっては献血できなかったり。
常に街角で献血のお願いをしているのも、こういう事情があります。
こんな悩みをすべて解決できる、ゴールデンブラッドという存在。
ゴールデンブラッドと呼ばれる超希少な血液型の人は世界に50人もいないそうですが、いるんです!
どのRh型の患者にも提供できる奇跡の血液型。
ただ、本人が献血される場合は同じゴールデンブラッドではないといけないのが難しいところ。
さらに、このゴールデンブラッドを基に、人工的に生み出して医療に活用できるとしたら。
医療界が変わるぞ!と。
血液不足も解消される、緊急輸血の際の検査もスキップできる。
素晴らしい!!
でも、こういうものに群がるのは利権にまみれた人もいたり。
もちろん医療の発展、命を救うために全力を尽くそうとする人もいますが…
向井圭吾は爆破テロの現場に居合わせて、たくさんの死を近くに感じます。
災害や事故ではなく、テロという悪意。
無関係な人々が巻き込まれ、まさに地獄絵図。
助けられる人から助ける。
懸命に処置をしている中ではじめて目にした、金色の輸液。
テロによって傷ついた人達もある程度回復してきた頃、突如謎の発作による突然死が頻発します。
痙攣に黄疸。
さっきまで普通に暮らしていたのに。
しかもテロ被害者たちが同様の症状で亡くなる。
向井圭吾は、テロの日に感じた違和感を少しずつ追っていくことに。
テロと同日、向井圭吾の妹も急死しているのですが、何か関係があるのか。
段々と怪しさを感じる病院や関係者、治療法、治験の代償。
向井圭吾の妹が隠していたこと。
向井圭吾が隠していたこと。
段々と情報が揃っていく程、こんがらがる。
画期的な新薬も、たくさんの研究から生まれるし。
一般の人が手にするまでには、長い時間もかかる。
海外では使用されていても、日本では認可が下りていなかったり。
ぶちお自身は病院にあまり縁がないですが、愛鳥わさびが寄生虫で命を落とした時悔しかったものな~
治療法があれば、
完治させられる薬があれば、
お金はどうにでもするから、わさびを助けてあげたいと。
命が助かるなら。
命を助けられるなら。
何が出来るか。
何をしてあげるべきか。
どんどん事件の核心に迫る中、向井圭吾の家の周辺にも怪しい出来事が起こるのですが。
向井圭吾の家がある下町感のあるご近所さん達の雰囲気、とても好きw
近しい人の死で重い空気の中、ご近所さんの明るさが沁みました。
こういう商店街、もう近くにないからな~
シャッター街になっちゃったので。
そうなる前は、みんな顔見知りみたいな感じで活気があったぜ。
だからかな、ちょっと懐かしさも感じてほっこりしたのは。
人を救うのも、綺麗ごとばかりではない。
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