ぶちおです。
今回は『慾のたてまえ』をご紹介しようと思います。
建前も使いよう。
本音剥き出しで生きている大人はほとんどいないわけです。
となると意識せずとも建前を上手に使いこなせるのが大人ということか。
それでも逃れられない感情がある…
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こんな人にオススメ
☆狡さの縮図を覗きたい
☆本音は隠したいタイプ
☆ギブアンドテイクでやっていきたい
☆正当化の理由をいつでも探しちゃう
書籍概要
◆作品名 慾のたてまえ
◆著者 山本中学
◆出版社 日本文芸社
人はみな、ホンネとタテマエを使い分ける。
彼氏とのセックスに不満はあるものの、彼氏のことは好き。それでも、脳裏によぎるのは、“一生気持ちいいセックスをしないまま死ぬのか”という疑問…。
OL・穂香は、ふいに過ぎったヨコシマな想いを実現させてしまう。体だけの、ワリきった関係――。「これは恋じゃないし、しょうがないよね」しかし、穂香の彼氏も、別の女とタテマエがある関係を持っていて…。
愛と性と打算が入り乱れる、本性コーティング・現代人間劇。
ぶちおの読書感想文
『慾のたてまえ』
タイトルに使われている【慾】という漢字。
調べると【欲】の古い字、または心(したごころ)を強調した字らしい。
気持ちや執着を強調した字。
生理的な欲望ではなく、下心からくる欲望…
この【慾】という字がキーポイント。
穂香は結婚を意識する彼氏がいる。
カッコイイし優しいけど、セックスが下手。あわない。
このまま結婚して年老いるまで、気持ちのいいセックスを知らないままかと思うとやるせない。
友人達の会話の中には、既婚者でも浮気をされている。それなら浮気をしたっていいじゃないと、不倫を肯定するような会話も。
夫と別れたいわけではない。
妻も楽しんだってバチは当たらない。
そういう考え方もあるか。
世間を見渡せば、不倫なんてみんなやってる。
ということは、結婚前の段階で他の人とセックスしたって特別不思議なことではない。
と、自分なりの方程式で自分が決して間違っているわけではないと建前を作り出す。
そして穂香は同僚とベッドイン。
割り切った関係にハマっちゃって、彼氏とのお勤めセックスも納得できるようになるのだが…
彼氏は彼氏で会社に来ている派遣女子に猛アプローチされて、言われるがままにベッドイン。
もちろん派遣女子には、穂香の彼氏を射止めて結婚するというプランが。
それぞれの欲望と建前が、シノギを削りますw
ぶちおはな~
みんなやってるから自分もやる、が出来ない人間じゃった。
というか、小さい頃は自分がやってもいいだろうと思っていましたが、ぶちおだけ悪事が見つかるんですよね~
教科書を学校に置いていく置き勉が禁止されていました。
でもみんな置き勉している。
家に帰っても教科書使わないし、ランドセル軽くなるならやってみようとした初日に限って先生に見つかったり。
中学校になってみんなスカート詰めるのが普通になっていて、自分が詰めた途端にバレたり。
なんだろう、ついていないのか、悪目立ちするのかw
その頃には天網恢々システムって本当にあるんだ、と思って他人がやっているからいいや論は捨てましたが。
穂香の言いたいことや、行動原理も理解はできるのですが、やっぱり罪悪感はどこかに残っているのでは。
やましいことがないなら、彼氏にも言える。
「あなたのセックスでは満足できないので、セックスだけは外部で補給します」と。
でもそれは出来ない。
してはいけない。
だから自分の中で、あれこれ建前を作って納得をする。
彼氏だって浮気している。
穂香は気付いているけど指摘はしない。
愛はある。
でも怒りや悲しみがないわけではない。
このドロ味が人間じゃな~
まぁ彼氏の流されっぷりには笑ってしまうけどw
心は浮気をしていないなら、いいのか?
言い寄られたら不可抗力なのか?
可愛くて戦略的な派遣女子の方が何枚も上手じゃから、足元すくわれるで。
気をつけなはれや!!
いつまで【たてまえ】でこの関係を保てるのか。
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