ぶちおです。
今回は『珈琲怪談』をご紹介しようと思います。
塚崎多聞が登場する、恐い話の短編集。
恐怖の真相を暴くことが目的ではない。
ただ美味しい珈琲を飲みながら、怪談を披露していくのみ。
そういえば、あれってなんだったっけ。と思うことの中に、本当の怪奇があるやも。
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こんな人にオススメ
☆友達うちにだけ通じるノリが好き
☆喫茶店、珈琲の香りが好き
☆いい大人が怪談でわいわいするのを見たい
☆最近、見てはいけないものを見てしまった気がする
書籍概要
◆作品名 珈琲怪談
◆著者 恩田陸
◆出版社 幻冬舎
なんか、怖い話ない?
異界が覗き、怪異の似合う古い街。
男たちが喫茶店に集ってすること、とは――。
男子会で、ホラーをダベる。京都、横浜、東京、神戸、大阪、再びの京都――。なぜ多忙な四人の男たち(外科医、検事、作曲家、音楽プロデューサー)は、わざわざ遠出して喫茶店を何軒もハシゴしながら、怪談を披露し合うのか――。そして、いつも茫洋としているが、気づくとなにか肝心なことをぼそっと呟く塚崎多聞とは誰なのか?
ぶちおの読書感想文
『珈琲怪談』
塚崎多聞シリーズがあると知ったのは、本作読了後でしたw
『月の裏側』『不連続の世界』が塚崎多聞シリーズの1作目、2作目です。
そして本作の『珈琲怪談』が刊行されています。
あとがきを見ると、『不連続の世界』の系列ではあるが、あまり厳密には続いていない。とのことです。
ぶちおは前作をすっとばして『珈琲怪談』を読んでしまったのでw
前作までの出来事を匂わすような描写はありましたが、読んでいなくても十分に作品は楽しめたかなと思います。
塚崎多聞が不思議な人、変わっている人というのが第一印象でした。
話す内容だったり行動だけを見ると青年のよう。
でもアラフィフくらいなんです。
一緒に集まっている友人も同年代。
この年代の仲良し男性陣が集まると、若さがあるんだなと。
まぁ、仲間内でも多聞は不思議ボーイの扱いはされていましたw
多聞本人の中ではちゃんと考えた上で発言しているんだけど、他の人が聞くと唐突な話の展開で驚くということも。
そんな不思議ボーイということもわかった上で付き合いが続いているので、友情は確かなものなのだと。
多聞たちは全国の喫茶店を巡ります。
一都市で数店舗はしごすることも。
店舗ごとに怪談を披露していく、というルールもうまれて、なんだかんだ続いている珈琲怪談という儀式。
ちなみに喫茶店の名前などは出ていないですが、実在している。またはしていたお店が登場しているらしいです。
そのお店を知っている人だったら、描写でピンとくるらしいw
リアルが混ざっているというのもアツい。
6編収録されています。
都市ごとに1編ずつ、季節も巡っていきます。
語られるのは、何とも言えない不思議な話。
怪談、と言う言葉が当てはまるかも曖昧な。
その時は何とも思わなかったけど、後から思うとおかしいなと思ったことはないでしょうか。
深夜のドライブ中、ふと人影を見た気がした。
こんな時間に珍しいな~と思って通り過ぎて、翌朝、その人影があったところを通りかかるとフェンスで囲まれた用水池だったとか。
ん?池の上には立てないから、昨日の人影は見間違いか。
それにしてはリアルな人影だったような。
でもまぁ、気のせいか。
みたいな!
ちなみにこれはぶちおの体験談です。
かなり昔のことだし、ハクナ・マタタ精神で深く考えていないですが、ちょっとでも真剣に捉えていたらゾッとする話です。
誰も解決できない。
怪奇とも言い切れないけど、じゃあ何かと言われたら説明が難しい。
本作で語られる怪談はこういうタイプのこわい、不思議な話です。
語り部の話を聞いて、他の男性陣がわーわー騒いだりw
おじさん達とは思えない愛らしさもあります。
結果、多聞たち仲いいなぁ~という感想にw
やらなくてもいいイベントだけど、仕事の都合を合わせて参加する。
時折、多聞が漏らす一言である意味怪談の答えのようなものが導かれることもあります。
謎解きのような、閃きのような。
とかく多聞の不思議パワーにくるまれた怪談でした。
今日もどこかで珈琲怪談は開かれている。
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