ぶちおの本棚

『リストランテ・ヴァンピーリ』吸血鬼の呪いにかけられ、奔走する男。苦労だらけの解体師は何を語る。

ぶちおです。

今回は『リストランテ・ヴァンピーリ』をご紹介しようと思います。
人を食材として提供するヤバいお店に現われた吸血鬼の青年。
噛みつかれた男は死を回避するため、青年の要求をのむことに。

本物の吸血鬼?
それとも自認吸血鬼?

陽光に体を灼かれ、人血を必要としている不老不死なら、やっぱり吸血鬼か。

リストランテ・ヴァンピーリ

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こんな人にオススメ

☆吸血鬼に興味津々
☆ワイルド、ハードボイルド味も好き
☆アングラ社会が気になる
☆冷笑より熱血で生きたい

書籍概要

◆作品名 リストランテ・ヴァンピーリ
◆著者  二礼樹
◆出版社 新潮社

おれは吸血鬼に会ったんだぜ、本当さ。
食材として冷凍されていた男が生き返り、おれは咬まれ、殺されかけたわけだけど、冷静に考えるに最初から仕組まれていたんだ――。銀翼戦争後の北の街を、解体師のオズヴァルドと美少年ルカ、白髪の殺し屋エヴェリスたちが駆ける!
驚異の筆力と世界観で、選考会をぶっちぎりで勝ち上がった圧倒的ヴァンパイアミステリー! 新潮ミステリー大賞受賞作。

ぶちおの読書感想文

『リストランテ・ヴァンピーリ』
吸血鬼ってロマンじゃよね。
やっぱり見た目は美男美女。
不老不死で魅惑の存在。
どこかにいるとしたら、ちょっと覗いてみたい吸血鬼の世界。

オンブレッロという名のリストランテでは、人の肉を提供しています。
もちろんヤバイ稼業ですね。
美食家気取りの権力者たちの社交場として、裏社会のシノギとして営業されています。

そこで働くのは食材の処理をする解体師・オズヴァルド。
生真面目な料理長、赤毛のお菓子担当、嫌味ったらしい支配人。
とんでもリストランテで働く人達も、人には言えない秘密があります。
なんでこんな場所でこんな仕事に就いているのか。
段々とそのバックボーンも分かっていくと納得です。

逃げ出したいけど、逃げ出せない。
嫌な仕事でもやらないといけない。
鬱屈とした空気が充満していますが、そこに現われたのは食材として搬入されたルカ。

誤発注で届いた食材。
いつもとは違って下処理もされていないまま保管庫に運ばれたルカ。
オズヴァルドが作業に入ろうとした時、ルカは目覚め、オズヴァルドに噛みつきます。

《このままだとオズヴァルドは死ぬ。
死にたくなければルカの双子の妹を探し出さないといけない》

オズヴァルドは、ルカの妹捜しを始めます。

ルカもルカの妹も吸血鬼とのこと。
近くでは血が抜かれた死体が連日見つかっている…これは吸血鬼の仕業ではないのか。
そこに、吸血鬼の不老不死の力を欲しがる権力者も登場。
わっちゃわちゃな状況で、オズヴァルドは奮闘します。
口も態度も悪いけど、カッコイイぞ!
ルカもふてった態度をとるけど、かわいいところあるぞ!!

独自の吸血鬼設定がいいスパイスでした。
吸血鬼は1日1ガロンの生き血がないといけない。
1ガロンは約4リットル。
体重50kgの人で約4リットルの血液らしいので、1日まるっと1人分の生き血が必要。
なので保護や援助もない野良の吸血鬼は、望まずとも連続殺人鬼になるしかない。

不老不死もしんどいですね。
不老不死で最強なはずなのに、食事事情には困るという。

つい最近『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』をプレイしたのですが、人魚にも吸血鬼に近い能力ありますよね。
人魚の肉を食べると不老不死になれる。
八百比丘尼の話は有名です。
でも知り合いは先に死んでしまう。
同じ土地にずっといると不老というのがバレてしまうので転居を繰り返すことになる。
とてつもない孤独…
それが辛くてお寺に入るというのも分かる気がします。
ちなみに『パラノマサイト』はギミックやストーリーにも超こだわりがあるのでオススメです。
パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語サイト

生きるため、ルカに協力するオズヴァルド。
ルカ達の母親について、オズヴァルドの体の変化について、権力者が狙っている本当の目的について。
あ、そこがそう繋がっているんだ!とわかると脳汁がでました。
吸血鬼も人間も、どちらも応援したい。
ラストバトルはかっこよくて痺れたぜ。

吸血鬼の存在が最高のスパイスじゃった!

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