『神様ですげェむ』八百万の神様たちも、生き残りをかけている！神様と人、勝ち抜くのは？！

ぶちおです。

今回は『神様ですげェむ』をご紹介しようと思います。

日本には、神様がめっちゃいるなぁとは思っていましたよ。
日本を作ったのも神様、海や山にも神様がいる。
付喪神のように、長く使った道具には神が宿るとか。

まだ謎はすべて解明されていませんが、『神様ですげェむ』はそんな数多の神様同士の戦いです！
そして巻き込まれた人間たちはいい迷惑ですｗ
毎話、ドキドキが止まりません！

神様ですげェむ(1) (GANMA!)

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こんな人にオススメ

☆不条理デスゲームが好き
☆グロ描写もOK
☆壊れていく人間模様も好き
☆壮大な謎に挑みたい

書籍概要

◆作品名　神様ですげェむ
◆著者　　町田ジョウ
◆出版社　ＧＡＮＭＡ！

目が覚めると、そこは見知らぬ森だった……。掲載ギリギリの“最恐デスゲーム”が今、始まる。（著者名：町田ジョウ / 初出：GANMA!1～11話掲載分）
Amazon『神様ですげェむ(1) 』作品内容より

ぶちおの読書感想文

『神様ですげェむ』
子どもの頃遊んだお遊戯が、命をかけたデスゲームに変わって登場します。
缶蹴り、押しくらまんじゅう、増やし鬼、石集め、などなど。
地方で呼び名はかわれど、あ、懐かしいなぁ～と思う遊びの数々です。
その懐かしい気持ちとは裏腹に、負けたら即サヨウナラのデスゲームなので油断はできません。

知らない土地で起きたらデスゲームのはじまりという作品は多くあります。
マンガやドラマの中でも、もう定番のジャンルですよね。デスゲーム。

そんな成熟したジャンルなのに、ぶちおが射貫かれた点はズバリ！
【神様たちも、自分の存在をかけてこのデスゲームに参加している】ということ！
この設定に痺れました。

先にも書きましたが、日本はとかく神様が多いです。
神様も仏様も、無宗教ゆえになんにでもすがるという清々しさがあります。
しかし、時が経てば神様の存在もないがしろに…
すなわち忘れ去られた神様が、めっちゃいるということ…

神様だって、存在は忘れないで欲しい！生き残りたい！もっと祀って欲しい！
じゃあ、いらない神様はデスゲームで決めようぜ！ということです。

主人公はジンゴという名の、ちょいワルなメンズです。
ジンゴのパートナーは謎多き天才少年、ムロです。
デスゲームはペアとなった相手と離れることは許されず、協力して攻略していくことになります。
体力自慢のジンゴと、頭脳担当のムロはいいコンビっぷりです。

次から次に送り込まれる神様との戦い。
癖のある、うさんくさい人達とも協力しながら頑張るのみです。
グロ描写もほとんど毎話出てくるので、メンタルが好調な時に読みましょう。
ページをめくるたびに、さくっと衝撃シーン！

デスゲームを取り仕切っているのは、一羽の雄鶏。
｢東天紅～東天紅～｣
と鳴いたら、デスゲームが始まります。
ぶちおは鳥類が好きなので、この鶏ポイントもヒットしました。
どんな神様よりも力を持っている謎の鶏！
イケメンにすら見えました。

デスゲームは長期間、広範囲で行われているようです。
馴染み過ぎちゃったヤバイ人間も出てきます。
情報屋、交換屋、人を殺すことに快感を覚えて殺人鬼になってしまった人…

神様にもなにやら目的があり、ゲーム以外でも人間を襲います。
人間は神様の手を逃れながら、倒すチャンスを狙います。
すべてのゲームを見ながら、真の目的が謎の鶏。
ひりつくぜ！

神様サイド、人間サイド、どんどんカオスに入り乱れます。
ゲームの真実にたどり着けるのか…！？