ぶちおです。
今回は『しおかぜ市一家殺害事件あるいは迷宮牢の殺人』をご紹介しようと思います。
タイトル読んで〝あるいは〟ってどういう事だろうと。
読み終えて、納得。
あるいは、だわ。
迷宮の番人は、たくさんの生贄をご所望。
![]() |
新品価格 |
こんな人にオススメ
☆犯人を徹底的に論破したい
☆恥ずかしい推理を見てみたい
☆迷路と迷宮の違いを知っている
☆調子に乗って足をすくわれたことがある
書籍概要
◆作品名 しおかぜ市一家殺害事件あるいは迷宮牢の殺人
◆著者 早坂 吝
◆出版社 光文社
名探偵、死宮遊歩は窓のない部屋で目覚めた。部屋の外は迷宮である。探索しながら、同様に囚らわれていた男女と次々に合流すると、声が流れてきた。「迷宮入りした六つの事件の犯人を集めた。七人で殺し合い、生き残った一人のみがこの迷宮牢から解放される」。そして、言葉通り、一人ずつ囚らわれ人が殺されていく――。鬼才の超絶技巧ミステリ!
ぶちおの読書感想文
『しおかぜ市一家殺害事件あるいは迷宮牢の殺人』
まずは、しおかぜ市一家殺害事件については、犯人視点で書かれています。
この犯人が本当に考え方から行動から、全部クズで許せん。
世の中に鬱屈した感情抱くのは勝手ですが、無関係な人に危害加えるとか。
しかも一家殺害ですから、早く捕まってくれ!
と思っていたら視点は変わり、名探偵を自負している死宮遊歩が巻き込まれた迷宮牢での殺人についてが書かれます。
喪服のような黒スーツを着こなす名探偵。
気持ちいいほど、自分を名探偵だと言い放ちます。
なかなかの自信家、これで謎が解けないなんてことは許されません。
迷宮牢では他にも男女が幽閉されています。
どの人物も名前から癖強め、そして共通点が分からない。
脱出を考えているとゲームマスターからのルール説明があります。
7人の中に、6つの迷宮入り事件の犯人がいる。
犯人にはその事件にまつわる凶器を渡してある。
生き残った1人をこの迷宮牢から出してやる。というもの。
これが本当なら無実の人が紛れているわけで、その人からしたらとんでもないとばっちり。
しかも、他のメンバーは凶悪犯な可能性があります。
うかうかしていたら、殺される!
殺されずに、そしてゲームマスター自身も捕まえないと。
自認名探偵の名推理に期待するしかない!!
まぁ名探偵自身が過去の体験を話しているので、死宮遊歩は生き残れたというのは分かりますが。
しかし名推理を披露する前に、事件は立て続けに起こります。
名探偵の目の前で、どんどん犠牲者は出る。
容疑者も絞り込まれていきますが、凶器を隠し持っているかもしれない犯人とどう挑むのか。
ヒリヒリ感もある迷宮牢での事件ですが、まるっとラストになると見え方が変わります。
迷宮牢での話のところどころにある違和感、もちろんそれが真相へのヒントのはずなのですがどうにも。
事件の経過とともに、巻頭にある迷宮牢の見取り図もしっかり活用するのがオススメです。
今どこにいて、どう動いているのか。
ちょこっとページの行き来が必要ですが、指で道を辿ると活路が!
迷宮ということで、ミノタウロスが引き合いに。
クレタ島の迷宮に棲んでいる牛と人間のハーフの怪物。
ミノタウロスの出生はなかなかにハードです。
ポセイドンを怒らせるとこわいなこわいな~
ミノタウロスに捧げられていた生贄たち。
死宮遊歩たちは生贄ということなのか。
迷宮を用意して、大人を7人も誘拐してきて、犯人は財力と時間の使い方間違ってる!
キャラクター達がぶっとんでいるので、読んでいるとこちらのツッコミも止まりませんw
起きていることは深刻なのに、迷宮牢での事件はなぜか空気が軽い。
犯人はしっかり捕まります。
結構、はずかしいことも暴かれます。
本人はこんなところから捕まるとは思っていなかったでしょうに。
適当に、とか
調子にのって、とか。
見られたくないところほど見られているもの。
一家殺害事件と、迷宮牢の事件。
どういう関係値なのかが肝じゃ。
![]() |
新品価格 |
~ぶちおのYouTubeはこちら~
~ぶちおのグッズはこちら~
📚ぶちおの本棚記事一覧はこちら
🐥鳥記事一覧はこちら
🌞日常記事一覧はこちら
✨劇団四季一覧はこちら


